サスケの敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:24 UTC 版)
服部半蔵 声 - 納谷悟朗、原田一夫(無念) 公儀隠密首領。豊臣方の残党狩りに暗躍し、サスケ親子をつけ狙う。 配下の伊賀忍者の反乱により首領の座を追われた後は「無念」と名乗り隠れ里に潜入、幕府軍を呼び込んで隠れ里を殲滅させる。その後、里を離れていたため難を逃れたサスケの追跡を受け、サスケの一計により部下たちを互いの疑心暗鬼で失い、自分の仕掛けた罠によっていったいの水源が毒水と化したことにより飲み水を得られず消耗したところを突かれ、サスケとの一騎討ちに敗れて死亡する。(アニメでは無念の正体は明かされず、サスケ親子と協力しキリシタンを幕府の手から脱出させて去る。) 「おぼろ影の術」「炎しばりの術」が得意技。 柳生但馬守 声 - 加藤精三 柳生忍群の首領。柳生一門の安全と発展のために作られた忍者集団・柳生忍群を使ってサスケたちを追う。柳生忍群は諸国の大名だけでなく、公儀隠密団も恐れる存在。 柳生十兵衛 声 - 市川治 但馬守の息子であり、隻眼ながら優れた少年忍者。偶然遭遇したサスケを陰流忍術「くぐつ剣」「くもしばりの術」「分身八つ身の術」で圧倒するが、サスケと石猿の子供達の連係プレーに翻弄され敗退。サスケを自分のライバルと見定め、第2部では再びサスケをつけ狙う。 多くの作品で眼帯をつけた剣豪として描かれるが、本作では忍者然としたいでたちで描かれており、眼帯はつけていない。 徳川家康 声 - 根本嘉也 江戸城に忍び込んできた猿飛佐助の影におびえ、半蔵と柳生但馬守に猿飛抹殺を命じる。 楓 声 - 来宮良子 半蔵の娘。犬よりも優れた嗅覚を持つ女忍者。サスケの母を殺し、山猫の群れを使ってサスケをも亡き者にしようと謀る。サスケの微塵がくれによって右足を失う。 死巻兵馬(しまき ひょうま) 第2部に登場する柳生配下の隠密。十兵衛の命令で謎の浪人や下男・小六に扮してサスケを監視する。サスケとの戦いで左腕を失う。 糸瓜狂之助(へちま きょうのすけ) 声 - 森山周一郎 瓜のように長い顔を持つ異貌の剣客。大猿とは剣の腕は互角で、通常の手裏剣では通用しない凄腕。魔壁弾正が主催した御前試合に飛び入りで参加し、大猿と真剣勝負を繰り広げるが、引き分けとなったことで二人同時に家来として召抱えられた。 その後、椿カスミの仇討に手を貸そうとする大猿の目論見に気づいてサスケたちを人質に取り一騎討ちを挑むも大猿の使う巨大手裏剣・風車に敗れる。 糸瓜斬死郎(へちま ざんしろう) 声 - 森山周一郎 狂之助の弟。剣客の兄とは違い忍者。兄を殺した大猿とサスケに復讐を企む。3本の鎖と鉄球を組み合わせた「微塵」という特殊な武器を使う。 大猿の留守中にカスミを人質にとってサスケを待ち構えるが、サスケの虚をついた奇襲と円月剣に敗れる。 九鬼一族(くきいちぞく) 猟師に変装した忍びの五つ子。父・九鬼炎海(えんかい)が大猿に挑戦して倒されたのを恨み、猿飛一族を根絶やしにしようとサスケ達をつけ狙う。火術を得意とする。 鬼姫 声 - 杉山佳寿子 九鬼一族の生き残り。まだ幼い少女だが優れた知識と能力を持つくノ一であり、一族を滅ぼしたサスケ親子に復讐すべく執拗にその命を狙う。 狼や毒蛇などの動物を操る「闇笛の法」などを用いるほか、爆弾の扱いにも長ける。母親を探す少女キクを名乗って近づき、サスケを亡き者にしようと図った。サスケと忍術合戦を繰り広げ一度は殺されかけるもサスケが躊躇したことで命を救われる。以後も復讐を諦めきれずにいたものの、赤猿に絵の才能を認められ、弟子入りして復讐を忘れる。 母と死に別れたサスケは本性を隠して近づいてきたキクに対して同情と好意の念を持ってしまい、同い年の子供であることもあって、殺すことができなかった。 なお、九鬼一族の男たちの娘なのか、年の離れた兄弟なのかは不明。 鬼童丸 人買いの一味を率いる髭面の巨漢。八重垣の里の子供達をさらって身代金を要求する。 人買いの首領 声 - 大宮悌二 こじきの姿で鬼童丸の手下としてふるまっているが、実は真のボスであり、鬼童丸を影から操っている。 百鬼示現斎(ひゃっき じげんさい) 声 - 高塔正康 領主に雇われて領民の不満をそらすために働いている幻術師。水上を歩き、空中に縄をかけ、死んだ人間を生き返らすなど、様々な幻術を使って人々を惑わしている。武器として「血潮ゴマ」を使う。 謎の伊賀忍者 微塵がくれの秘密を知るために大猿に戦いを挑んできた忍者。実力が伯仲していたために数週間戦い続け、大猿が猿彦のもとに駆けつけるのが大幅に遅れる原因となった。切断された自分の左腕を囮にして大猿をおびき出そうとするも、止血をしなかったために失血死する。 不知火陣内(しらぬい じんない) 声 - 森山周一郎 伊那にある岩魚ヶ原の水争いで上の村に雇われた用心棒。長髪の浪人。下の村に味方する岩見平次を決闘で倒す。忍者・半助を相棒にしている。 単身敵討ちにやってきた岩見の息子である正吉を切り捨てたうえで利用し、彼に付き添ってきた大猿を罠にかけて追い詰めるものの、竜巻に巻き込まれた末、五体をバラバラにされて死亡する。 半助 陣内の相棒でサルのような風貌の小柄な忍者。マムシを操る。巧妙な計略「身虫(みのむし)の術」で大猿の視力を奪うが、竜巻に巻き込まれて生死不明となる。 根来乱雲斎(ねごろ らんうんさい) 根来衆を率いる頭領。公儀隠密に根来衆を売り込むが、柳生但馬守に「大猿の首をとってこれたら採用してもよい」とそそのかされて大猿の命を狙う。 鬼コブ 服部半蔵の部下達を襲撃した根来三人衆の一人。磁力刺股を持ち、「鉄壁」という薄型の鎧で身体を覆っているので手裏剣が効かない。 トバリの半助 領主に雇われて白根のトネを狙う伊賀忍者。催眠術の使い手であり、千本と催眠術を利用した「影ヌイの術」を得意とする。 四貫目(しかんめ) 同作者の複数の作品に同名の同じ姿をした忍者が登場している他、司馬遼太郎の小説にも登場する等、猿飛佐助と同様の有名無実の架空の忍者の一人。 同作者の『ワタリ』では主人公を助ける爺やであるが、本作ではサスケのライバルとして登場する。利害関係で対立はするものの、サスケと戦う時に手加減を加えたり陽炎の術を教えたりする心優しい一面もある。「カブト割り」という特殊なつぶてを使う。 尾根のユガヨ 声 - 原田一夫 「乱(みだれ)」「三ツ角」「山影」「風穴」など手裏剣の秘術を操る達人。領主に雇われ一族を率いて四貫目の命を狙うが、カブト割りの前に敗れる。 シコロ 声 - 大塚周夫 全身の皮膚が角質化しており、刀や手裏剣を受けつけない特異体質の忍者。雷発手裏剣を使う。赤間正宗に雇われて赤間一門を暗殺するが、サスケが誘い込んだ洞窟に溜まっていたガスにより記憶喪失となる。 由比正雪 本作品で描かれる正雪は幕府転覆を狙う陰謀家であり忍者でもある。天領となった元・竹間藩の百姓一揆を扇動する。当初はサスケを公儀隠密と疑って戦いを挑むが、次第にサスケに興味を持つようになり自分の一味に加わることを勧める。 金井半兵衛 正雪の相棒で百法筒を使う凄腕の忍者として描かれる。
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