公儀隠密
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幻也斎 影法師に挑戦に応じる旨を伝えに行く。夜霧丸に公儀隠密7人の名前を書いた巻物を渡した際、巻物の紐に仕込んであった毒針で夜霧丸を倒す。野火との戦いの際、水中に潜んでいた魔風に槍で突かれ、さらに手裏剣を受けて絶命。しかし、死の間際に忍法・血染め蜘蛛で返り血を野火に浴びせたことで、野火が幻也斎に変装した姿であることを天鬼に看破させて斬らせた。影丸曰く、「我々の中でも腕利き」の忍者だった。 式部 仲間と共に紫右近を追い詰めるが、忍法・天しぶきで逃げられる。毒を川に流し、川の水で顔を洗った右近の視力を奪い、止めを刺す。しかし、その際に右近に毒針を打ち込まれ、動けなくなったところを助太刀に来た幽鬼によって仕留められる。 片目 左目を眼帯で覆った熟年の忍者。先が幾多に分かれた縄を使う。一息付こうと地面に寝転がったところを、近くに潜んでいた幽鬼に羽交い絞めにされ、ふくみ針を受けて倒される。 雷天 鉄鎧を着込んでいる。片足は義足で刀を仕込んでいるため、刀の付いた足で積極的に飛び蹴りをしかける。これにより雪風に重傷を負わせるが、雪風の幻術の前に体の自由を奪われ、止めを刺される。 天鬼 幻也斎に変装した野火の正体を幻也斎の血染め蜘蛛で見破り、これを倒す。近くに潜んでいた魔風に戦いを挑むが、火術で思わぬ反撃を受けたため忍法・布分身を無効化される。負けじと魔風を追い詰めるも、刀を折られ、更に片腕を骨折する。一時撤退する為に火中に飛び込んだ。このため顔に火傷を負い、一時行方不明になる。復活後は服装も変わり、顔中に包帯を巻くようになった。幽鬼によって重傷を負った影丸を密かに半蔵の屋敷に密かに運び込み、その後幽鬼と戦う。顔に撒いた包帯を一面にぶちまける忍法・布砦によって幽鬼を倒すが、死の直前幽鬼が布に塗った毒によって絶命する。仲間には魔風との戦いで死んだと思われていたようであり、影丸を半蔵屋敷に運んだ時も半蔵に気付かれないようにしていた。 夢麿 催眠術を得意とする。催眠術で具体的に特定の行動をさせるよう操り、「自らの喉をかき斬れ」と命令して絶命させることもできる。死神と催眠術合戦を繰り広げ、これを破る。雷天によって重傷を負った雪風に止めを刺す。重傷を負った影丸の代わりに魔風に決戦を挑むが、火術に翻弄され、炎の中で敵の姿を視認したことに安心して催眠術をかけようとするが、それは鏡に映った自身の姿であった。このため自分自身に催眠術をかけたことになり、自分の喉を突き刺してしまった。
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公儀隠密
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当初は江戸にいた伊賀忍者のみで巻物を守っていたが、凄腕揃いの飛騨忍群相手には歯が立たず、ことごとくやられてしまう。半蔵は大坂から影丸を呼び戻し対抗するが、影丸の調査で飛騨忍群がさらなる援軍を呼ぼうとしていることを知ると、それに対抗するために全国に散っていた伊賀地ごく谷の忍者たちを呼び戻す。 鈴吉 町人の死体に化け、最初に半蔵屋敷に忍び込んだ飛騨忍者を背後から奇襲する。相討ちとなり死亡。 半助 巻物を取り戻す命を受けた隠密。クロという忍犬を連れている。刑部と戦い死亡するが、最後の力で巻物を半分だけ守ることに成功する。 烏丸 半蔵から残り半分の巻物を取り戻す命を受けた隠密。刑部を追うが、返り討ちに遭う。半蔵に影丸を呼び戻すことを進言し息絶える。 兵助 大坂にいる影丸の元に手紙を届けた隠密。大坂に向かう際、休憩の間に大三郎に薬で眠らされ、手紙を読まれてしまう(影丸を初め伊賀者を甘く見ていた大三郎は、そのまま放置した)。そのことに気付き、おとりとして影丸に変装し、江戸へと戻る。そして表街道を移動していたところを久米丸と刑部に襲われて殺された。しかし彼の犠牲のおかげで、裏街道を通った影丸は手の内を見せることなく、無傷で江戸にたどり着くことができた。 甚内 飛騨忍群の援軍に対抗するため、全国から呼び戻された伊賀地ごく谷の忍者。梟の群れを操る術の使い手で、梟の甚内と呼ばれる。攻撃だけではなく、偵察、索敵、見張りなど様々な場面で応用がきく。しかし梟の狩猟本能を利用し、多数のネズミを放って梟を無力化させるという飛騨忍群が用意した対抗策に動揺し、生じた隙を冬心に突かれ倒される。 伊三次(いそうじ) 伊賀地ごく谷の忍者。霞にまぎれて姿を隠す伊賀忍法「霞変化」の使い手で、霞の伊三次と呼ばれる。兵馬との戦いで術を用いるが、兵馬が張り巡らせた髪の毛で位置を探られ、網で動きを封じられて倒される。 天真(てんしん) 伊賀地ごく谷の忍者。長髪の容貌。火を利用した催眠術の使い手で、凄腕の飛騨忍者ですらその催眠術からは逃れられなかった。最後まで生き残った。 十六夜幻之丞 伊賀地ごく谷の忍者。闇夜でも昼間と変わらず目が効き、敵の位置を正確に把握できる。黒夜叉を追い詰め、捕える。最後まで生き残った。 杢兵衛(もくべえ) 伊賀地ごく谷の忍者。活躍の機会は少なく能力は未知数。とはいえ闇の中で黒夜叉の攻撃を迎撃したり、天真と二人がかりとはいえ卍丸を難なく倒しているなど、並の伊賀忍者よりは遥かに高い実力を持っている。敵の本拠地に真っ先に偵察に行こうとしたり、伊三次の死に憤り冷静さを欠くなど、メンバーの中ではやや直情的な性格。最後まで生き残った。 村雨兄弟 影丸のセリフに名前のみ登場。影丸に毒術を教えたらしい。
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兵衛 公儀隠密の一人。4人の浪人をまったく相手にしない程度の腕前はあるが、その後戦いの描写もないまま敵に倒される。若葉城の巻にも同名の公儀隠密の忍者が登場したが別人である。 土蜘蛛 公儀隠密の一人。大量の蜘蛛の糸を相手に巻きつけ動きを封じ、絞め殺す術の使い手。飛騨忍群の隠れ家を一人で急襲し大打撃を与えるが、油断していた所を桔梗の短筒で倒される。なお、後に登場する土蜘蛛党とは当然無関係。 早耳頑十郎 公儀隠密の一人。円月斎に戦いを挑むが、鞭に気を取られすぎて本命の毒蛇に気がつかず倒される。円月斎との戦いでは鞭の間合いに入らぬよう手裏剣を主に使っていたが、得意な忍術等は不明。影丸の救出作戦で活躍した。 嵐月之助 公儀隠密の一人。別名火術の月之助とも呼ばれるほどの火術の使い手。影丸に匹敵する縦横無尽の活躍を見せる。しかし度重なる連戦で体力も火薬も消耗しきってしまい、最後は影丸と頑十郎を逃がすために最後の忍法「火走り」を使い、大勢の飛騨忍者を道連れにして爆死した。火薬の持ち運び方は作中でははっきり言及されなかったが、描写を見る限り体内に仕込んでいた様子。
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藤次 通称・韋駄天の藤次。藩には藩士として潜入している。辻斬りを目撃するものの、邪鬼に見つかって捕らえられた挙げ句惨殺される。 弥兵衛 影丸と共に秋月藩に赴いた隠密。比翼の術を使う。城内に忍び込むものの、土蜘蛛党の勘助のうずしおによって命を落とす。 与兵衛 秋月藩の領内に樵として住まう隠密。若君を匿うが、土蜘蛛党の追手と戦い命を落とす。
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頑鉄 土蜘蛛五人衆の襲来から影丸を守る精鋭として選ばれる。胴体に鎧を着込む。鋼の糸を使った攻撃を得意とし、竜三郎を源太郎らとの連携で倒す。後に金目の空蝉の術に惑わされて殺される。 弓彦 土蜘蛛五人衆の襲来から影丸を守る精鋭として選ばれる。序盤にて竜三郎の憑依術の餌食となり、仲間たちによって斬られる羽目に。 善鬼 土蜘蛛五人衆の襲来から影丸を守る精鋭として選ばれる。特徴的な術の持ち主ではないが経験豊富な忍者。投げ太刀で凧に乗った左京に落雷を浴びせて倒す。その後金目と戦いその技を見抜こうとしたものの敵わず殺される。 村雨源太郎 「闇一族の編」より再登場。土蜘蛛五人衆の襲来から影丸を守る精鋭として選ばれる。毒物や縄術を駆使して戦いに貢献。 村雨十郎太 同じく「闇一族の編」より再登場。屋敷を訪れた影丸にアドバイスをしたり、金目と戦って引き分けに持ち込むなど活躍。 太兵衛 左手居合いを得意とする公儀隠密の不寝番。中高年。序盤にて左京に殺されて摩り替わられる。
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栗林伝蔵 公儀隠密。鳥を操って敵を襲わせる鳥寄せの術を得意とする。葉山藩士として潜伏していたが、敵に察知されて阿片中毒にされ、薬欲しさに公儀を裏切ることに。影丸に倒されたとき、藩の秘密である御神楽山(おかぐらやま)のお花畑(つまりケシの畑)と、気をつけるべき相手として夢之丞と銀之丞のことを伝えて息絶える。 十郎 公儀隠密。援軍として葉山に向かうが、目だった活躍のできないまま幻術によって足を踏み外し、殺される。 大三郎(半助) 公儀隠密。援軍として葉山に向かうが、夢之丞の術にかかった源五郎に殺される。 源五郎 公儀隠密。援軍として葉山に向かう。影丸とともに唯一生き残る。
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