藤あや子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 03:02 UTC 版)
藤 あや子 | |
---|---|
出生名 | 藤村 真奈美 |
別名 |
村勢 真奈美(旧芸名) 小野 彩(ペンネーム) |
生誕 | 1961年5月10日(62歳) |
出身地 | 日本 秋田県仙北郡角館町(現・仙北市) |
学歴 | 秋田県立角館南高等学校卒業 |
ジャンル | 演歌 |
職業 |
歌手 シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル |
活動期間 | 1987年(昭和62年) - |
レーベル | ソニー・ミュージックダイレクト |
事務所 | バーニングプロダクション |
公式サイト |
あや子日記 藤あや子|Sony Music |
略歴
生い立ち
1961年(昭和36年)、秋田県仙北郡角館町(現在の仙北市)に生まれた。小学4年生の時から民謡を習い、高校卒業後には就職したものの、職を変えながら民謡歌手として地元で活動していた。また、秋田県が主催したミスコンテスト 『ミス花嫁コンテスト』に19歳で出場し優勝した。
1985年(昭和60年)には、テレビ番組 『勝ち抜き歌謡天国』(NHK)[1]に出演して優勝している。
演歌歌手デビュー
1987年(昭和62年)6月21日、CBS・ソニーから村勢真奈美の芸名で、「ふたり川」(作詞: 石本美由起、作曲:船村徹)でテビューした。
再デビューから人気歌手に
1989年(平成元年)9月21日、藤あや子に芸名を変え、「おんな」(作詞: 荒川利夫、作曲: 叶弦大)で再デビュー。
1992年(平成4年)、「こころ酒」が大ヒットし、第25回日本有線大賞を受賞。また同年の第43回NHK紅白歌合戦に初出場を果たす。同曲から1994年(平成6年)発売の「女泣川(おなきがわ)」まで3作連続オリコンシングルチャートTOP10入りを記録した(女性演歌歌手として平成初の記録。その後、水森かおりが記録更新)。
1994年(平成6年)、「花のワルツ」で2度目の日本有線大賞を受賞。
2010年(平成22年)5月11日、秋田県から「食彩あきた応援大使」を委嘱された[2]。同年6月から、突発性難聴のため4ヶ月の休養[3]を経て、同年10月5日放送の[4]「NHK歌謡コンサート」で復帰を果たした。
私生活
20歳であった1981年(昭和56年)、2歳年上の男性と結婚。同年に女児を出産。翌1982年に離婚。
娘は2007年(平成19年)1月15日に結婚したが、その際に提出した婚姻届の証人欄には王貞治と野田秀樹に署名をもらった。王とは行きつけの寿司店でよく顔を合わせる飲み仲間であり、その縁から証人となったという[5]。
交友関係では、同じく女性演歌歌手の伍代夏子・坂本冬美と公私共に仲が良く、坂本と過ごす時間が長いと述べていた。また、同じ二葉百合子門下生の坂本、原田悠里、島津亜矢、石原詢子とは「二葉組」を結成し、互いをあだ名で呼び合う仲であるという。ゴルフ仲間でもあり、坂本、石原、藤の3人でペンションを借りて合宿をしたこともある。先輩の美川憲一とは藤の手作り弁当やおかずを差し入れするなど大の仲良しで親友でもある。
山梨県北杜市に自身の趣味である絵画や陶芸を展示する「ギャラリー彩」を運営している(営業時期はゴールデンウィークからクリスマスまで[6])。そこでは自身が製作している料理(コロッケカレーなど)が食べられる[6]。
2017年4月9日、一部スポーツ紙に再婚を報じられる[7]。同日、自身の公式ブログを通じ、2017年3月末に結婚したことを報告した[8]。
人物
女性演歌歌手としては珍しく、自ら作詞・作曲も行う。その際は、小野彩(このさい)というペンネームを使っており、自身の作詞・作曲の作品も多い。
かなりのロック好きで、ボン・ジョヴィやエアロスミスの日本公演では度々藤あや子の目撃情報が音楽雑誌等に寄せられることもあり、音楽評論家で元BURRN!誌編集長の酒井康との対談で「自分の葬式には是非スティーヴン・タイラーに『アヴェ・マリア』を歌ってほしい!」と発言したこともある。
また意外にも抜けている性格だという。仕事の移動で飛行機に乗った際に着陸した後、ベルトを外した時に誤って私服のズボンのベルトも外し、そのまま歩いて降りようとした事がある。その時に一緒に搭乗していた坂本冬美が慌てて、バッグで隠したというが、本人は全く気づかなかった[9]。
着物メーカーのキャラクターを務めることも多いが、プライベートでは専らジャージ姿で過ごしている事が多く、家用のジャージとお出かけ用のジャージがあるとのこと。
2019年に義母から引き取った2匹の猫「マル」と「オレオ」との生活をユーモラスに綴ったTwitterやInstagramが評判となっている[10]。2020年12月16日、2匹の猫の写真集『マルとオレオと藤あや子』を刊行した[11]。
小学生5年生からの野口五郎の大ファンで今現在も五郎さまと呼んで慕っている。
- ^ 番組エピソード 勝ち抜き歌謡天国-NHKアーカイブス
- ^ 食彩あきた応援大使の委嘱(秋田県 2010年6月4日)
- ^ 歌手生命の危機…藤あや子“突発性難聴”仕事すべてキャンセル 夕刊フジ 2010年6月15日
- ^ NHK歌謡コンサート(NHKホール生放送)
- ^ 2007年9月21日放送、『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ)
- ^ a b 2013年2月13日放送の『ミュージックナビ〜昨日と今日との交差点〜』より
- ^ “藤あや子が再婚 娘より若い30代前半一般男性と、交際数カ月で 先月末に届” (2017年4月9日). 2017年4月9日閲覧。
- ^ “ご報告♪”. 藤あや子オフィシャルブログ「あや子日記」2017年4月9日付 (2017年4月9日). 2017年4月9日閲覧。
- ^ 2008年12月9日放送、『ぴったんこカン・カン』で坂本冬美が発言。
- ^ “藤あや子が語る、2匹の保護猫との自粛暮らし”. 現代ビジネス. 講談社 (2020年6月21日). 2020年8月17日閲覧。
- ^ a b “「私の肩書は2匹の広報です」演歌歌手・藤あや子 引き取った保護猫が大人気に”. BookBang (2020年12月25日). 2020年12月26日閲覧。
- ^ “嬉しい♪”. 藤あや子オフィシャルブログ「あや子日記」 (2020年7月29日). 2021年3月11日閲覧。。
- ^ “藤あや子、工藤静香と再会2ショット公開「今年デビュー35周年コンビです」歌番組で久々共演”. 日刊スポーツ (2022年7月27日). 2022年7月27日閲覧。
- ^ デュエット:五木ひろし。
- ^ デュエット:北島三郎。
- 1 藤あや子とは
- 2 藤あや子の概要
- 3 ディスコグラフィ
- 4 楽曲提供
- 5 脚注
固有名詞の分類
- 藤あや子のページへのリンク