樟葉駅
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樟葉駅 | |
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![]() 駅舎(2020年8月) | |
くずは Kuzuha | |
◄KH23 牧野 (2.2 km) (2.4 km) 橋本 KH25► | |
所在地 | 大阪府枚方市楠葉花園町14-1 |
駅番号 | KH 24 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 27.7 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 樟(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
52,842人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)4月15日 |
概要
京阪では大阪府最北端の駅であり、男山団地の住民をはじめ隣接する京都府八幡市内からの利用者も多い。
2003年以降特急停車駅となり[注 1]、現在は快速特急「洛楽」以外の全種別が停車する。
当駅周辺は京阪線を挟んで東側は京阪電鉄によって開発された住宅地や商業施設が密集するが、西側はゴルフ場や淀川河川敷が広がり、ホーム上から見える景色に大きな差異が存在する。
2003年までは車内放送の際に駅名の後に「ローズタウン・ゴルフ場前」と呼称していた。現在は「くずはモールへお越しのお客様はこの駅でお降りください」とアナウンスされる。
歴史
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京都・大阪両府境付近にあり、1960年代までは田畑で囲まれた閑散とした駅であったが、京阪が長年にわたって大規模な住宅地や商業施設などの開発を行い、それに伴って周辺部にも男山団地をはじめとする住宅地が建設された。その結果、1日あたりの乗降客数は1961年時点では京阪本線中最少の1560人であったのが1972年に22,000人、1977年に46,000人にまで増加し、1983年11月には63,400人に達した[1]。京阪は「中期経営計画 ATTACK 2011」においても、中之島・京都地域とともに、くずはを最重点エリアに位置づけている。
なお、本駅の表記は「樟葉」だが、駅所在地の住所表記は「楠葉」と異なっている。これは、「楠葉村」と「船橋村」が合併して「樟葉村」が成立した経緯に由来しており、駅名に採用された「樟葉」は開業当時の自治体名、住所表記(大字)は樟葉村・枚方町・枚方市時代を通じて「楠葉」である。近年は「くずは」と平仮名で表記されるケースが増えている[注 2]。
年表
- 1910年(明治43年)4月15日:京阪本線開通と同時に開業。
- 1917年(大正6年)10月1日:大正大洪水で築堤崩壊・浸水で運休、同月14日駅再開[2]。
- 1934年 (昭和9年) 9月21日:室戸台風が関西を来襲。牧野付近の浸水、路盤の流失などの大きな被害を受けて駅休止。同月24日運転再開[3]。
- 1935年 (昭和10年) 8月11日:水害(宇治川氾濫)で中書島 - 枚方東口(現・枚方市)間で運転停止のため駅休止、同月13日復旧再開[3]。
- 1939年(昭和14年)3月1日:枚方の陸軍弾薬庫の爆発事故で当駅より大阪側が運転不能、同月4日20時より当駅を通過で運転再開、3月6日午前11時より平常ダイヤで運転再開[4]。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1953年(昭和28年)9月26日:台風13号により、宇治川 - 木津川間の築堤崩壊、それに伴う京阪伏見変電所から橋本変電所への送電線の切断で停電で運休。10月1日、駅再開[5]。
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)
- 1961年 (昭和36年) 9月16日:第2室戸台風により16時30分より全線運転停止で駅休止。翌17日午後3時より駅再開[7]。
- 1967年(昭和42年)6月15日:「くずはローズタウン」造成工事起工式。
- 1968年(昭和43年)11月10日:「くずはローズタウン」第1次分譲開始(日本初の官民一体型ニュータウン)。
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)4月1日:「くずはモール街」開業(日本初の広域型ショッピングセンター)。
- 1980年(昭和55年)2月20日:枚方市駅~御殿山駅間で京阪電車置石脱線事故が発生。枚方市駅~当駅で振り替え輸送を実施[8]。
- 1985年(昭和60年)3月:8連化に対応してホーム延長、4月22日のダイヤ改正より使用開始。
- 1990年(平成2年)7月:各ホームの待合室冷房化[9]。
- 1991年(平成3年)4月15日:案内所設置[6]。
- 1994年(平成6年)3月21日:駅事務所にて、ファクシミリサービス開始。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)4月21日:コンビニエンスストアー1号店「アンスリーくずは店」営業開始[12]。
- 2003年(平成15年)9月6日:特急停車駅となる。
- 2005年(平成17年)2月24日:ホームに異常通報装置を設置。
- 2007年(平成19年)12月20日:機械式駐輪場「エコステーション21」新設[13]。
- 2008年(平成20年)10月19日:平日朝夕ラッシュ時にも特急が停車。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)10月:駅ビル南館竣工[16]。併せて駐輪場「エコステーション21樟葉駅ビル」が10月26日より供用開始[17]。
- 2016年(平成28年)
駅構造
-
改札口
-
1・2番線(京都方面)ホーム
-
3・4番線(大阪方面)ホーム
待避設備を備えた島式2面4線のホームを持つ高架駅。改札・コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1か所あり、淀川の反対側に駅舎入口がある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[20] |
3・4 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[20] |
外側2線(1番線と4番線)が主本線、内側2線(2番線と3番線)が待避線であり、いずれのホームも8両編成の停車が可能。3番線は大阪方からも進入可能。折り返し列車用の引上線もある(淀屋橋寄りに1本、出町柳寄りに2本。2番線、3番線から出入り可能)。なお淀屋橋寄りの引上線は元々は土木専用線として保線作業車の留置線であったが、1989年9月改正で京都方からの折返し列車を設定する際に8両編成対応に線路を延長して折返し可能とした。
待避設備をもつため発車メロディが導入されている。
配線図
← 牧野 |
![]() |
→ 橋本 |
凡例 出典:川島令三、『全国鉄道事情大研究 - 京都・滋賀篇』、91p、草思社、1992 |
注釈
出典
- ^ 枚方市史編纂委員会「枚方市別巻」639頁,1995年3月31日
- ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)84頁「淀川の決壊」
- ^ a b 出典・京阪電気鉄道100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)165-166頁「台風禍と水害禍」
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)171頁「枚方陸軍火薬庫の爆発」
- ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)231頁「台風13号の被害」
- ^ a b c d e 出典・京阪電気鉄道100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)資料編140頁
- ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)、資料編の222頁の巻末年表より
- ^ 出典・1980年2月21日の京都新聞朝刊
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1990年9月号より
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1995年12月号より
- ^ 『開業90周年記念 街をつなぐ、心をむすぶ』京阪電気鉄道株式会社、2000年10月1日、222頁。
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業80周年記念誌『過去が咲いている今』巻末年表
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2008年1月号16面の広報コーナー「くらしのなかの京阪」383号より。
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2010年9月号16面の広報コーナー「くらしのなかの京阪」415号より
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2010年12月号16面の広報コーナー「くらしのなかの京阪」418号より
- ^ “樟葉駅ビル大改装へ 京阪、14年春に全面開業”. 京都新聞 (2012年11月14日). 2012年11月16日閲覧。
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2012年11月号16面の広報コーナー「くらしのなかの京阪」441号より
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2016年3月号16面の広報コーナー「くらしのなかの京阪」481号より
- ^ 「オープン型宅配ロッカー」を新たに2駅設置します
- ^ a b “樟葉駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000035/35091/09-4.pdf
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
固有名詞の分類
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