ハタ・ヨーガ 脚注

ハタ・ヨーガ

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脚注

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参考文献

  • ミルチャ・エリアーデ 『エリアーデ著作集 第十巻 ヨーガ2』立川武蔵訳、せりか書房、1987年。ISBN 4-7967-0087-0 
  • 2005、『ヒンドゥー教の事典』、東京堂出版
    • 橋本泰元 執筆「第3章 ヒンドゥー教の諸宗派と宗教思想家」。 
  • 立川武蔵 『ヨーガの哲学』講談社〈講談社学術文庫〉、2013年 (原著1988年)。ISBN 978-4-06-292185-5 
  • 立川武蔵 『ヨーガと浄土』講談社〈講談社選書メチエ〉、2008年。ISBN 978-4-06-258429-6 
  • 山下博司 『ヨーガの思想』講談社〈講談社選書メチエ〉、2009年。ISBN 978-4-06-258432-6 
  • 伊藤武 『図説 ヨーガ大全』佼成出版社、2011年。ISBN 978-4-333-02471-1 
  • 伊藤雅之「現代ヨーガの系譜 : スピリチュアリティ文化との融合に着目して」『宗教研究』84(4)、日本宗教学会、2011年3月30日、417-418頁、NAID 110008514008 
  • マーク・シングルトン 『ヨガ・ボディ - ポーズ練習の起源』喜多千草訳、大隅書店、2014年。ISBN 978-4-905328-06-3 
  • ウィリアム・J・ブロード 『ヨガを科学する - その効用と危険に迫る科学的アプローチ』坂本律、晶文社、2013年。ISBN 978-4-7949-6797-8 
  • Mayo, DeBarra, Runner's World Yoga Book II, (1983) Chapter 1, The Origin and Nature of Yoga, pages 13-16 ISBN 0-89037-274-8
  • Feuerstein, Georg (1991). 'Holy Madness'. In Yoga Journal May/June 1991. With calligraphy by Robin Spaan. Source: [3] (accessed: February 29, 2011)
  • Swami Sivananda Radha, Hatha Yoga: The Hidden Language, Secrets and Metaphors, Timeless Books (May 1, 2006), ISBN 1932018131.

関連項目


出典

  1. ^ 歴史上の年代については諸説あり、9世紀から12世紀の間とする説(エリアーデ, pp. 45, 163)、10-12世紀とする説(山下 2009, p. 140)、13世紀とする説(立川 2008 p. 101)がある。
  2. ^ 年代については諸説あり、14世紀とする説[3]から16-17世紀頃とする説[4]まである。
  3. ^ 山下博司によると、これは語源俗解的なこじつけである[5]
  4. ^ ゲオルグ・フォイアスティン、ゲオルグ・フォイヤーシュタインとも表記されるが、ここでは山下 2009にならいドイツ語読みで表記する。
  5. ^ 例えば、近代インドを代表する聖者であるラマナ・マハルシ[13]は、修練方法としてジュニャーナ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ラージャ・ヨーガを勧めている。ラマナは、霊性の向上は「心」そのものを扱うことで解決ができるという基本的前提から、ハタ・ヨーガには否定的であった。また、クンダリニー・ヨーガは、潜在的に危険であり必要もないものであり、クンダリニーがサハスラーラに到達したとしても真我の実現は起こらないと発言している[14]
  6. ^ シングルトン 2014によれば、これらの行者のなかには、実際にかなり暴力的な方法で物乞いをする者達もいて、一般の人々から恐れられていたらしい。武装したハタ・ヨーガ行者たちは略奪行為を働くこともあった。略奪行為が統治者から禁止されるようになると、行者らはヨーガを見世物とするようになり、正統的なヒンドゥー教徒たちからは社会の寄生虫として蔑視されていた[15]
  7. ^ ただし、インド研究家の伊藤武によれば、『ハタ・プラディーピカー』が「ラージャ・ヨーガ」の章でラージャ・ヨーガの同義語として列挙している言葉の多くは、『ヨーガ・スートラ』よりも後の時代のタントラ用語である。伊藤は、同書の述べるラージャ・ヨーガの技法とは実のところハタ・ヨーガの最終段階に位置づけられるラヤ・ヨーガ(クンダリニー・ヨーガ)のことであると指摘し、『ヨーガ・スートラ』の古典ヨーガをラージャ・ヨーガとするのは20世紀に入ってから確立した解釈でないかと推察している[20]
  8. ^ プネー近くのアーランディー (Alandi) 出身のジュニャーネーシュヴァラ (en:Jñāneśvar) の弟であるソーパーナの系統を引く人物。
  9. ^ スヴァートマーラーマは、サハジャーナンダの弟子であるチンターマニの弟子とも[22]、チンターマニ自身の号とも[23]
  10. ^ クリシュナマチャーリヤがマイソールの宮殿でヨーガ教師の職を得たのは1933年頃のことであるが[36]、クヴァラヤーナンダの1931年の著作『アーサナ』には肩立ちのポーズの図版が掲載されており[37]、この体位そのものはクリシュナマチャーリヤの創案ではない。
  11. ^ 日本ではアイアンガーと呼ばれることが多いが、正しくはアイヤンガールであると山下博司は指摘している[40]
  12. ^ 山下 2009は、ビクラム・ヨーガの展開するスタジオは1,500箇所以上と記しているが、典拠は不明。科学ジャーナリストのウィリアム・J・ブロードによると、2010年にビクラム・ヨーガの国際総本部の広報担当は、全世界のスタジオ数は500箇所ほどで、その他多数は正規フランチャイジーではない違法なスタジオだと述べており、チョードリーの2007年の著書が主張する1,700というスタジオ数と大きく食い違っている[47]
  1. ^ 山下 2009, p. 137.
  2. ^ a b c d 橋本 2005, pp. 155–159.
  3. ^ M・L・ガロテの研究[1]
  4. ^ 山下 2009 p. 141; 立川 2008, p. 102.
  5. ^ 山下 2009, pp. 137-138.
  6. ^ ljpasion. “Hatha Yoga - The Yoga of Postures”. 2022年1月3日閲覧。
  7. ^ 宮本 2005, pp. 155–159.
  8. ^ a b c d e f 伊藤雅之 2011.
  9. ^ a b c シングルトン, 喜多訳 2014
  10. ^ Feuerstein 1991.
  11. ^ 伊藤武 2011, p. 263.
  12. ^ a b シングルトン 2014, p. 99.
  13. ^ ポール・ブラントン 著、日本ヴェーダーンタ協会 訳 『秘められたインド 改訂版』日本ヴェーダーンタ協会、2016年 (原著1982年)。ISBN 978-4-931148-58-1 
  14. ^ デーヴィッド・ゴッドマン編 著、福間巖 訳 『あるがままに - ラマナ・マハルシの教え』ナチュラルスピリット、2005年、249-267頁。ISBN 4-931449-77-8 
  15. ^ a b シングルトン 2014, pp. 45–52.
  16. ^ 立川 2013, p. 62.
  17. ^ 立川 2013, pp. 96-97.
  18. ^ 伊藤武 2011, p. 258.
  19. ^ 立川 2013, p. 100.
  20. ^ 伊藤武 2011, p. 91-92.
  21. ^ Mayo 1983.
  22. ^ [2]
  23. ^ 伊藤武 2011, p. 268.
  24. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 39-40.
  25. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, p. 148.
  26. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 105-111
  27. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 150-151; 山下 2009, pp. 183-184.
  28. ^ 山下 2009, p. 183.
  29. ^ 山下 2009, p. 198.
  30. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 231-233.
  31. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 22-23, 260-261.
  32. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 266-267.
  33. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 261, 271.
  34. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 89-94.
  35. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 241-242.
  36. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, p. 234.
  37. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, p. 215.
  38. ^ Ruiz, Fernando Pagés. "Krishnamacharya's Legacy." YogaJournal.com and Yoga Journal, May/June 2001.
  39. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, p. 228.
  40. ^ 山下 2009, pp. 198-199.
  41. ^ シングルトン, 喜多訳 2014, pp. 27-28, 174-176.
  42. ^ a b c ヨガ アメリカ国立衛生研究所 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業
  43. ^ Yoga Journal “Yoga Journal Releases 2008 ‘Yoga in America’ Market Study.” Archived 2011年8月9日, at the Wayback Machine. February 2008.
  44. ^ ヒクソン・グレイシーとヨガ ヨガの光の行く先・ヨガの森 2009年7月9日
  45. ^ ヒクソン・グレイシーとヨガ③ RESPECT RG 2003年09月09日
  46. ^ 山下 2009, p. 202.
  47. ^ ブロード, 坂本訳 2013, p. 316.
  48. ^ 山下 2009, pp. 203-204, 213.





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