ひのくに号
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沿革
- 1950年(昭和25年)9月15日 - 西鉄と産交が相互乗り入れ協定を結び、福岡~二日市~久留米~山鹿~熊本~日奈久間の直行バスを運行開始。
- 1962年(昭和37年)8月8日 - 熊本(辛島町)~福岡間ビジネス特急「ひのくに」号運行開始。国道3号線経由。所要時間3時間10分。
- 1973年(昭和48年)11月17日 - 国道3号線経由で運行していた熊本~福岡間の特急「ひのくに」号が九州自動車道熊本IC~鳥栖IC間開通に伴い、高速道に載せ替えられ、九州初の高速バスとして登場。
- ブルーのストライプの入った両者共通の塗色は当時の西鉄(銀、白)と産交(青、白)のカラーを使ったものと思われる。
- 当初6往復(西鉄4往復/産交2往復)、運賃片道800円(当時)、所要時間2時間30分
- 当初停留所は天神BC - ○中洲 - ○呉服町 - 博多駅交通センター - 雑餉隈南本町 - 二日市温泉入口 - 鳥栖公園入口 - 久留米IC - 八女IC - 菊水IC - 熊本県庁 - ○水前寺公園 - ○通町筋 - 熊本交通センター
- ※○印は降客扱い
- 1975年(昭和50年)4月 - 10往復に増回(西鉄6/産交4)
- 太宰府ICまで高速区間延長、停留所増加ほぼ現在の各停便並みの停車に
- 1977年(昭和52年)12月 - 20往復に増回(西鉄12/産交8)
- 30分おきの運行となる
- この当時の運賃片道1,300円
- 1981年(昭和56年)4月15日 - 27往復に増回(西鉄16/産交11)
- ノンストップ便(以下NS)新設。NS12/各停15
- 1982年(昭和57年)2月 - 36往復に増回(西鉄21/産交15、NS12/各停15)
- ハイデッカータイプの車両増備始まる
- 1983年(昭和58年)6月 - 40往復に増回(西鉄23/産交17、NS20/各停20)
- 1987年(昭和62年)11月 - 46往復に増回(西鉄26/産交20)
- このころ久留米急行廃止
- 1988年(昭和63年)8月 - 58往復に増回(西鉄32/産交26、NS27/各停31)
- 福岡空港(以下「空港」)経由各停便新設
- この時期にトイレ付き車両が登場。当初はノンストップ便全便および各停便の早朝始発便と夜間最終便にて運用。
- 1989年(平成元年)5月 - 福岡都市高速乗り入れ、天神始発終着が博多駅発着に。本数は変わらず。
- 1991年(平成3年)8月 - 60往復に増回(西鉄33/産交27、NS40/各停20)
- 下り早朝と上り夜間を除いて各停便は全て空港経由に
- 1992年(平成4年) - 全車を「デラックスひのくに号」(ビデオ映画、マルチステレオ、おしぼり・飲み物サービス付)として大幅リニューアル。(現在は廃止<後述>)
- 1997年(平成9年) - 増備車より共通カラー廃止
- 1999年(平成11年)
- 3月28日 - 福岡都市高速太宰府IC直結に伴うダイヤ改正。68往復に増回(西鉄37/産交31、NS46/各停22)
- 11月 - 土日祝日のみ4往復増回し72往復(西鉄39/産交33、NS50/各停22)となる。
- 2000年(平成12年)7月1日 - 80往復に増回(西鉄43/産交37)
- 福岡行きも通町筋に停車となる
- 方向幕、カラー表示に
- スーパーノンストップ(以下SN、益城IC経由)新設
- 各停便(益城IC経由)新設
- 空港経由便を廃止し、空港発着便はすべて空港折り返しとする
- 産交便でTO熊カード取扱いを開始。
- SN20/NS31/各停12/各停空港17
- 2001年(平成13年)
- 3月1日 - ダイヤ改正
- 運賃値下げ。片道2,400円/往復4,100円から片道2,000円/往復3,600円に
- 益城IC経由各停便廃止。各停便はすべて空港折り返しとする
- ノンストップ便に植木IC経由10往復設定
- 空港発着便国際線ターミナルまで延長
- SN26/NS24/植木IC経由NS10/各停空港20
- 8月 - 88往復に増回(西鉄47/産交41、SN29/NS29/植木IC経由NS10/各停空港20)
- 空港線熊本行きは経路を国内線→国際線→筑紫野に変更
- 3月1日 - ダイヤ改正
- 2002年(平成14年)4月 - 100往復に増回(西鉄53/産交47、SN45/NS35/各停空港20)
- ノンストップ便全便植木IC経由に
- 2005年(平成17年)8月1日 - SN停車地に益城インター口を追加
- 2007年(平成19年)7月1日 - 「高速バスロケを活用した基山PAにおける乗り継ぎ社会実験」実施に伴い、ノンストップ便の停車地に高速基山を追加(スーパー便は不停車)。
- 2009年(平成21年)
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)4月15日 - SNの熊本側発着場所を熊本駅前まで延長(他の2系統は従来通り熊本交通センター発着)。植木IC経由便については鹿央には停車しなくなる(福岡空港発着便のみ停車)。また、休日の下り1本を福岡空港発から天神発のSNに変更[1]。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 4月1日 - 産交便でくまモンのIC CARD(熊本地域振興ICカード)の取扱いを開始。
- 6月28日 - この日(運行は翌29日未明)を以って週末深夜便の運行を終了[10]。
- 10月1日 - 熊本市桜町一帯再開発事業におけるバスターミナル建て替えに伴い、熊本交通センター乗降場所を変更[11]。
- 2016年(平成28年)
- 2月1日 - ダイヤ改正により、平日の運行本数をそれぞれ1往復ずつ減便(福岡発6時台と熊本発10時台のスーパーノンストップ便ならびに福岡発16時台と熊本発20時台の植木IC経由便・各停空港線)。また、この日から福岡発夜間最終2便の予約がこれまでの土・祝祭日前日のみから「毎日予約制」となる(熊本発早朝2便の予約は従来のまま平日のみ)。
- 3月23日 - 産交便でも全国相互利用ICカードの利用が可能となり(くまモンのICカードへの乗り入れ)、全便が対応する。これにより産交便でも「nimoca」が使用できるようになったが、ポイントは付加されない。
- 4月21日 - 4月14日夜ならびに16日未明に発生した熊本地震の影響で九州道植木IC~益城熊本空港IC間が不通になったため運休していたが、この日よりスーパーノンストップ便をベースに特別ダイヤを設定し運行再開。不通区間は一般道に迂回し、西合志、武蔵ヶ丘は停車しない。本数は1日14往復(1時間に1本)の設定。また所要時間が渋滞等により遅れる可能性が高いため乗務員2名で運行。4月23日からは植木IC - 益城熊本空港IC間が高速バスでも通行可能になったため、この区間の一般道迂回は解消。ただし、28日までは西合志・武蔵ヶ丘停留所は通過。29日以降は、植木IC経由や福岡空港発着便も通常より本数は少ないながら運転を再開したものの、熊本ICの熊本市内から高速へ乗り入れるランプが閉鎖中のため、5月2日までの植木IC経由と福岡空港発着便の福岡行き・熊本行きの全便と、5月3日からの福岡行きは引き続き、益城熊本空港IC経由での迂回運行。
- 特別ダイヤ期間中のルート(4月21日より4月28日まで)
- 29日以降、スーパーノンストップ便は概ね通常の経路で運行。植木IC経由・福岡空港発着便の福岡行きは益城熊本空港インターへ迂回。そのため、植木IC経由・福岡空港発着便が停車する「帯山中学校前」・「西原」・「松の本」の3停留所からの乗車は出来なかったが(熊本行においては5月3日よりこれら3停留所での降車は可能)、5月23日より熊本インターが開通したため、通常経路での運行に戻った。
- 10月5日 - 福岡空港国内線ターミナル再開発工事の進捗に伴い、国内線側のバス停を「福岡空港国内線」(旧:福岡空港第三)に一本化[12]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)4月1日 - 回数券を値上げ(福岡 - 熊本交通センター間・4枚綴り 6580円→7400円)、ウェルネット製スマートフォンアプリ「バスもり!」を利用した「スマホ回数券」を導入(福岡 - 熊本交通センター間・4枚綴り 7000円)[15]
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 4月1日 - 運賃値上げ(これまでの通常運賃から200円アップ)。これに伴い、スーパー回数券(紙券)・スマホ回数券・ひのくに号定期券も価格改定。福岡 - 熊本間の往復乗車券はこれまでの熊本交通センターまでの区間と熊本駅前までの区間の2種類から1種類に統合(どちらかの区間までの利用も価格は同じ)。
- 9月11日 - 熊本市桜町一帯再開発ビル(名称:SAKURA MACHI Kumamoto)完成に伴う同ビル内バスターミナルに乗り入れ開始により、熊本交通センター乗降場所を変更。名称もこれまでの「熊本交通センター」から「熊本桜町バスターミナル」(桜町BT)に改称[16][17][18]。
- 10月1日 - 前日限りで廃止となった熊本 - 名古屋線「不知火号」の補完ならびに熊本からの利便性低下を防ぐため、この日より本路線と福岡 - 名古屋線「どんたく号」とを乗り継いで熊本 - 名古屋間が割引価格で利用可能な「名古屋熊本連絡きっぷ」を発売開始。
- 2020年(令和2年)
- 3月21日 - 新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響による利用客減少を受け、この日より同年4月24日までの期間においては博多・天神発着便(スーパーノンストップ系統ならびに植木IC経由)の平日164便・土日祝日173便のうち各38便を運休(各停福岡空港線は通常通り)。その後、翌4月25日 - 5月31日までの期間においては熊本発博多・天神行きの平日32便・土日祝日33便、天神・博多発熊本行きの平日30便・土日祝日31便、熊本発福岡空港行きの平日5便・土日祝日6便、福岡空港発熊本行きの平日7便・土日祝日8便がそれぞれ運休とするなど運休期間延長と対象便数を大幅拡大[19][20]。その後も一部便は運行再開するが当面の間は減便体制のままでの運行となり、状況に応じてさらに一部便が運休となるなど減便体制での運行は続く事となる。
- 9月14日 - ダイヤ改正。新型コロナウイルスの影響による利用者の低迷を鑑み、通常平日100往復200便・土日祝日104往復208便から、平日81往復162便・土日祝日85往復170便に減便。同時に熊本発第2便ならびに福岡発夜間2便の予約を廃止(熊本4:35発のみ引き続き予約制となる)。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)4月1日 - ダイヤ改正。平日ダイヤの現行162便〈産交78便・西鉄84便〉から10便減便し、152便〈産交74便・西鉄78便〉へ(土日祝日ダイヤは従前のままとする)。さらにこの日から光の森系統を新設し、1日2往復4便運行開始。こちらは全便九州産交バスが単独で運行し、光の森営業所が担当する。運行経路は光の森産交を出発し、北熊本SICを経由して博多BT・西鉄天神BTへ向かうルートで、途中の高速道路上の停留所には一切停まらない。なお、光の森系統は予約定員制であるが、運賃は従来の熊本発着便(武蔵ヶ丘-福岡間)と同額で、ひのくに号の回数券・定期券(いずれも紙券・スマホ券ともに)・各種乗車券も使用可能。[23]
- 2024年(令和6年)4月1日 - 光の森系統が新たに「ゆめタウン光の森」へ停車開始。
注記
- ^ 逆方向の渋滞によって折り返し便に遅れが生じることもある
- ^ 上記箇所で発売される片道乗車券および往復乗車券の往路券は乗車券自体が乗車便を指定するため不要であった
- ^ ただし、運転業務は高速営業所の乗務員に委託している。
- ^ かつては運行開始当初から1995年頃までは博多営業所と八女営業所が共同で担当していたが、のちに福岡発着の九州島内路線は全て福岡高速自動車営業所に統一され、2001年1月より西鉄高速バスに管理委託されていたが、2019年4月1日をもって西鉄高速バスは西鉄本体に吸収合併され解散・消滅した事に伴い、同社による管理委託は解消された。
- ^ 定期券・回数券・往復乗車券・その他各種割引乗車券で乗車する場合は、これらの券以外に利用した区間の通常運賃も別途必要(SUNQパス(北部九州版・全九州版)利用の場合は追加料金不要)。
- ^ 本路線運行開始後の2020年8月8日に復旧開業した。
出典
- ^ a b 『高速乗合バス 福岡・福岡空港〜熊本線「ひのくに号」 4月15日ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2013年4月5日 。2013年6月2日閲覧。
- ^ 『熊本~福岡線のダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)九州産交バス、2020年9月4日 。2022年1月22日閲覧。
- ^ “南部好調、北部で苦戦 九州新幹線、全線開通から半年”. 朝日新聞デジタル. (2011年9月12日) 2013年6月2日閲覧。
- ^ a b 『高速バス 福岡〜熊本線「ひのくに号」6月1日ダイヤ改正 〜通勤や買い物需要の多い時間帯を中心に16便(8往復)増便〜』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2011年5月27日 。2013年6月2日閲覧。
- ^ a b 『高速バス 福岡〜熊本線「ひのくに号」がより便利になります!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2011年2月17日 。2013年6月2日閲覧。
- ^ 国土交通省九州運輸局「九州における高速バスの概況(平成19年度)」平成20年11月21日 (PDF)
- ^ 『〜停車バス停の追加&新回数券の導入〜 7月1日 高速バス 福岡〜熊本線「ひのくに号」 ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2011年6月24日 。2013年6月2日閲覧。
- ^ 〜熊本⇔福岡高速ひのくに号「週末深夜便」運行します!~(九州産交バス) Archived 2014年3月19日, at the Wayback Machine.
- ^ 『〜福岡・福岡空港~熊本線「ひのくに号」ダイヤ改正〜 スーパーノンストップ便を10便増便します』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2014年11月21日 。2014年11月23日閲覧。
- ^ 『「ひのくに号深夜便」及び「週末限定熊本駅17:09発天神・博多行き」運行終了のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道・九州産交バス、2015年6月1日 。2014年6月8日閲覧。
- ^ “バスターミナル移転のお知らせ” (PDF). 熊本桜町再開発株式会社 (2015年10月1日). 2016年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月16日閲覧。
- ^ [重要なお知らせ]福岡空港国内線のバスのりば変更について 西鉄バス、2016年9月21日(2016年10月7日閲覧)。
- ^ 『高速バス 福岡・福岡空港~熊本線のダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年3月13日 。2017年3月13日閲覧。
- ^ 熊本⇔福岡【高速ひのくに号】運行ルート変更のお知らせ Archived 2017年6月3日, at the Wayback Machine. 九州産業交通、2017年5月22日(2017年6月7日閲覧)。
- ^ 『高速バス「ひのくに号」 回数券の値上げおよびスマートフォンアプリ「バスもり!」の導入について』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2018年3月9日 。2019年2月21日閲覧。
- ^ 【2019年9月11日】熊本交通センター所在地および名称変更について (九州産交バス)
- ^ バスターミナルをご利用の方へ (SAKURAMACHI Kumamoto)
- ^ “熊本桜町バスターミナル(旧称:熊本交通センター)の乗り場のご案内” (PDF). 九州産交バス (2019年9月2日). 2019年9月7日閲覧。
- ^ 【2020年3月21日】新型コロナウイルス影響に伴う都市間高速バスの減便について【追加】 (九州産交バス)
- ^ (運休情報)新型コロナウイルスの影響による高速バスの一部運休 (西鉄高速バス)2020/05/01
- ^ “西鉄、高速バスと路線バスの一部運賃を値上げ コロナで乗客減”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2022年1月20日) 2022年1月20日閲覧。
- ^ “高速バス(熊本-福岡線、熊本-長崎線)、九州横断バス(熊本-黒川・由布院・別府線)の運賃改定について” (PDF). 九州産交バス (2022年1月20日). 2021年3月20日閲覧。
- ^ “2023 年 4 月 九州産交バス 都市間高速バスのダイヤ改正について ◆熊本~福岡線『ひのくに号』ダイヤ改正と「光の森発系統」の運行開始! ◆熊本~阿蘇山上ターミナル線の運行開始! ※熊本~阿蘇山上線は認可申請中” (PDF). 九州産交バス (2023年2月28日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ a b 『福岡〜阿蘇線、熊本〜阿蘇線の運行終了について』(PDF)(プレスリリース)九州産交ツーリズム、2020年9月14日。 オリジナルの2020年9月28日時点におけるアーカイブ 。2021年2月13日閲覧。
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