ASOエクスプレス号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 14:41 UTC 版)
2019年4月1日より、福岡市と阿蘇市とを結ぶ路線として運行開始した。これまで両市間には直接的交通手段がなく、鉄道・バスいずれも乗り換えを必要とするなど不便を強いられていた。さらに、2016年4月に発生した熊本地震によりJR豊肥本線の肥後大津 - 阿蘇間が不通となり、被災後3年近くが経過した2019年4月時点でも復旧しておらず、福岡方面からの観光客は阿蘇方面へ向かうバス(やまびこ号または九州横断バス)に乗り換え、または自家用車かレンタカーを利用するしかないなどの阿蘇エリアへのアクセスが一層不便な状況にある事、ならびに、近年の増加するインバウンド需要により阿蘇地域へのより観光活性化を目的とする事など、これらの状況を踏まえ阿蘇市が関係機関等に長らく要望していた事により、実現に至った。 九州産交バスと西日本鉄道が運行を担当し、阿蘇側の運行支援業務(予約発券・発着案内・乗務員休憩など)は産交バス阿蘇営業所がおこなっていた。なお、九州産交バスの車両は福岡発だとひのくに号、阿蘇発は「熊本 - 阿蘇線」において送り込みをおこなっていた。 しかしながら、運行開始後まもなく2020年に新型コロナウイルスの流行により外国人観光客・国内観光客ともに大幅減少したことにより利用客が大幅に減少し、2020年10月12日を以って運行終了となった。
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