五經とは? わかりやすく解説

ご‐きょう〔‐キヤウ〕【五経】

読み方:ごきょう

儒教経典として最も尊重される五つ経書。「易経」「詩経」「書経」「礼記(らいき)」「春秋」。→四書


ご‐けい【五経】

読み方:ごけい

ごきょう(五経)


五経

読み方:ゴキョウ(gokyou)

儒学尊重する五部経書


ごきょう 【五経】

経はケイとも。儒教基本となる五つ経典。『易経『書経』詩経』『礼記』『春秋』など。みな孔子編纂といわれてきたが、詩経と書経のほかは疑問とされる。五経の註釈書としては唐の太宗の命で作られた『五経正義』が有名。五経に精通し教授した学者五経博士とした(前漢武帝の代に置く)。『日本書紀』継体欽明朝に百済から五経博士来日したとの記述がある。→ 四書

五経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 15:27 UTC 版)

五経(ごけい・ごきょう)または六経(りっけい・りくけい)は、漢代に官学とされた儒学における経書の総称。「六経」とは『詩』(詩経)、『書』(書経)、『礼』(礼記)、『楽』(楽経)、『易』(易経)、『春秋』の6つの経書を言うが、このうちはやくに失われた『楽』を除いた5つの経書を「五経」と言う。伝統的な儒教の考えでは、孔子以前に編まれた書物を原典として孔子の手を経て現在の形になったと考えられている。


  1. ^ 菅原正子「足利学校の学問と教育」『日本中世の学問と教養』同成社、2014年 ISBN 978-4-88621-673-1


「五経」の続きの解説一覧

五経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:22 UTC 版)

儒教」の記事における「五経」の解説

儒教経典は『易』・『書』・『詩』・『礼』・『楽』・『春秋』の六芸(六経)である。 春秋時代になり、『詩』・『書』・『春秋』の三経の上に、『礼』・『楽』の二経が加わり、五経になったといわれる。 『詩』・『書』・『礼』・『楽』の四教については「春秋教うるに礼楽を以てし、冬夏は教うるに詩書を以てす」、『礼記·王制』における「王制曰く楽正四術を崇び四教を立つ。先王の『詩』・『書』・『礼』・『楽』に順いて以て士を造(な)す」という記述がある。 孔子は老聃に次のようにいったとされる孔子詩書礼楽四教弟子教えたが、三千人の弟子の中で六芸通じたのは72人のみであった漢の武帝のとき、賢良文学の士で挙げられ董仲舒儒学正統学問として五経博士設置することを献策した。霊帝のとき、諸儒を集めて五経の文字校訂太学門外石経立てた。このとき作られ熹平石経183年光和6年)に完成し、『易経』『儀礼』『尚書』『春秋』『公羊』『詩』『論語』の七経からなった。 経伝注疏易経 周易正義 尚書 尚書孔安伝 尚書正義 詩経 毛詩 毛詩正義 楽経 儀礼 礼記 儀礼注疏礼記注疏 周礼 周礼注疏 春秋 春秋公羊伝 春秋公羊伝注疏 春秋左氏伝 春秋左氏伝注疏 春秋穀梁伝 春秋穀梁伝注疏 論語 論語注疏 孝経 孝経注疏 孟子 孟子注疏 爾雅 爾雅注疏

※この「五経」の解説は、「儒教」の解説の一部です。
「五経」を含む「儒教」の記事については、「儒教」の概要を参照ください。

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