五綱教判とは? わかりやすく解説

五綱教判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:53 UTC 版)

日蓮宗」の記事における「五綱教判」の解説

法華経唯一の正法であり、時間空間超越した絶対真理とした日蓮は、教・機・時・国・序のいずれにおいても法華経至高であるとする「五綱教判」を立てた。つまり、「教」(教えにおいては法華経のうち前半14章迹門後半14章本門とし、本門こそ人びと救済する法華経であるとし、「機」(素質能力においては末法生きて素質能力低下した人間にふさわしい教義法華経であり、「時」末法であることから法華経正法とされ、「国」は大乗仏教流布し日本国にふさわしいのはやはり法華経、「序」(順序)は最後に流布するのは法華経本門教えであるとした。「五綱教判」のなかで、信仰における重要な契機として「時」末法の世である現在)・「国」(日本国)を掲げあり方から、こんにちでも、日蓮宗系各宗派においては、他の宗派にはあまりみられない政治問題への積極的なかかわりみられる

※この「五綱教判」の解説は、「日蓮宗」の解説の一部です。
「五綱教判」を含む「日蓮宗」の記事については、「日蓮宗」の概要を参照ください。

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