胎土とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 農業 > > 胎土の意味・解説 

たい‐ど【胎土】

読み方:たいど

陶磁器本体を形づくる粘土


胎土


胎土

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 15:58 UTC 版)

胎土(たいど、paste)とは、土器陶磁器を製作する際に原材料として使用された、もしくは土器や陶磁器の主成分である土そのもの。坏土(はいど)ともいう。


注釈

  1. ^ 胎土分析においては関東地方の須恵器のように肉眼で胎土の性格や産地が見分けられる場合もある。例えば、海綿骨針が焼成時に白色針状物質となって胎土中に浮かび上がるものは、埼玉県鳩山町を中心とする南比企窯跡群のものであるといったようにである。

出典



「胎土」の続きの解説一覧

胎土

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 03:52 UTC 版)

イスラームの陶芸」の記事における「胎土」の解説

.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}胎土 粘土質の胎土による陶器11世紀スーサイラン 珪土質の胎土による陶器12世紀、テル・ミニス、シリア 共にルーヴル美術館 胎土には大きく分けて2種類存在する粘土質のものと珪土質のものである粘土質の胎土 大部分粘土であり、指にこびりつき造形妨げないよう粘度を落とすために砂、石灰焼粉フランス語版)(焼いて粉にした粘土)、安物ではなどの除粘材が混ぜられている。粘土質の胎土概ね加工がしやすく、色や薄さには大きな幅がある。11世紀頃までは粘土質の胎土のみが使われており、それ以降日常的な陶器素焼きの壺などに広く使われ続けたイランスーサ発掘現場フランス語版)で見られた「卵殻陶器のように、粘土質の胎土白く薄い陶器になる場合もある。 珪土質の胎土 少なくとも80%が珪土であり、残り20%以下を粘土や他の除粘材が占める。非常に白く薄く硬い陶器作ることができるが、加工は非常に難しい。これにより、中国の磁器模倣することも可能となった10-11世紀には、珪土質の胎土得よう努力して粘土珪土混合陶器作られた。19世紀以降イランとトルコ磁器見られるようになった

※この「胎土」の解説は、「イスラームの陶芸」の解説の一部です。
「胎土」を含む「イスラームの陶芸」の記事については、「イスラームの陶芸」の概要を参照ください。


胎土

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 14:20 UTC 版)

陶芸」の記事における「胎土」の解説

陶芸では、粘土素地(胎土)を求め品物の姿に成形し、窯で加熱することで強度高め硬化させ、形を固定させる時には気泡のため壊れてしまうこともある)。陶芸用いられる素材性質には地域により大きなバリエーションがあり、このため各地域に独特の焼きもの生まれる。ある目的適した胎土を得るために粘土その他の各種素材混合されることが普通である。 成形を行う前に、胎土の中に入った空気取り除く必要がある。この作業脱気呼ばれ真空土練機を使うか、もしくは手で土揉み土練り)して行われる土揉みには胎土全体水分含量均一にする働きもある。胎土の脱気土揉みが済むと、さまざまな技法用いて成形が行われる。成形した胎土は焼く前に乾燥される。乾燥はいくつかの段階がある。「半乾き」(Leather-hard)は水分がおよそ15%の段階を指す。この段階の胎土は非常に堅固で、可塑性大きくない削りや、取っ手取りつけなどはこの段階で行われることが多い。「絶対乾燥」(bone-dry)は水分が(ほぼ)0%となった段階を指す。焼く前のものは生素地(greenware)と呼ばれるこの段階の胎土は非常に脆く簡単に壊れてしまう。

※この「胎土」の解説は、「陶芸」の解説の一部です。
「胎土」を含む「陶芸」の記事については、「陶芸」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「胎土」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



胎土と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「胎土」の関連用語

胎土のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



胎土のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
陶芸三昧陶芸三昧
Copyright 2024 TOUGEIZANMAI All rights reserved.
陶芸三昧陶芸用語辞典
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの胎土 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのイスラームの陶芸 (改訂履歴)、陶芸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS