リアルタイムアタック(RTA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 01:57 UTC 版)
「タイムアタック (ゲーム)」の記事における「リアルタイムアタック(RTA)」の解説
タイムアタックから派生したジャンルで、リアルタイムアタック(Real Time attack)の頭文字を取り「RTA(アール・ティー・エー)」とも呼ばれる。画面に表示されるゲーム内時間(IGT)のみを計測する「タイムアタック」に対し、リアルタイムでプレイ時間を計測し、記録開始から目標達成までにかかった時間全てを計測するスタイルを「リアルタイムアタック」と呼ぶ。タイムの計測にゲーム内時間を使用せず、プレイヤー自身が用意した各種タイマーやストップウォッチなどを用いてタイムを計測されることが多いことから、基本的にはゲームの機能や内容を問わずどんなタイトルでも挑戦が可能となっている。なお「リアルタイムアタック(RTA)」という言葉自体は2000年にゲーム攻略サークル「極限攻略研究会」が創り出した造語である。 シンプルな意味での「ゲームを最初から始めて、どれだけ速くクリアできるか」という競技性と公平さを追求するために誕生したという経緯から、ゲーム開始からゲームクリア(エンディング到達)までのタイムを計測するのが一般的であり、通常のタイムアタックより1回のプレイ時間が長くなる傾向がある。また、プレイの失敗時などでデータロードを利用して途中からやり直した場合、プレイタイムもその時点まで巻き戻る「TA」に対し「RTA」はやり直している間もプレイタイムが加算されていく上、休憩中やゲームの電源を切っている時間も原則計測の一時停止は認められないため、より難易度が高くなっている。 当初はインターネットでレコードタイムとプレイレポートを公開する形が主流だったが、その後の動画投稿サイトの発展により、現在はニコニコ動画やTwitch、YouTubeなどの動画配信サイトで多くのRTA配信を見ることが出来る。また、近年では国内最大級のイベント「RTA in Japan」の開催や、その競技性の高さからeスポーツとしての可能性も注目されている。
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