開催背景と歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 06:01 UTC 版)
「RTA in Japan」の記事における「開催背景と歴史」の解説
RTAとは「リアルタイムアタック」の略であり、ゲームを通しでクリアするまでの実時間を競う競技を指す。アメリカでも「Games Done Quick(英語版)」という大会が開かれるなど、RTAは世界的に支持されたゲームプレイの1つとなっている。そういった状況の最中、本項で詳述するイベント「RTA in Japan」の主催者でありRTA走者のもかは、日本人のRTAコミュニティは国際的に見ても比較的高いプレイ水準を有しているのに対し、日本国内で定期的に開催されるRTA大会が存在しないことに疑問を抱いた。そこで、同じRTA走者のゲームプレイヤーらに声を掛けて1箇所に集まり、彼らのゲームプレイを試しにインターネット上で配信したところ、国内外で注目を集めることが出来たという。その配信をきっかけに、ライブストリーミングサービスを提供するウェブサイト「Twitch」が彼らのスポンサーとして名乗りを上げ、より規模の大きなオフラインのRTA大会「RTA in Japan」が開催される運びとなった。 第1回の「RTA in Japan」は2016年末に実施され、数日間にわたって開催される規模のRTA大会は、本イベントが日本で初めてとなった。第1回大会はゲーム作品ごとに分裂しがちなRTA走者のコミュニティ間の結びつきを強くすることを狙って開催された。その翌年には国内最大級のLANパーティーイベント「C4 LAN 2017 SPRING」の中で「RTA in Japan for #C4LANJP」と題し、スポンサーなしでのRTA大会が5月に実施され、ここではRTAをクリアするのに3時間以上要する作品に重きを置いた大会スケジュールが組まれた。それに対し遠方地からの参加者や運営側の事情も考慮に入れて、同年からはインターネット上で行う「RTA in Japan Online」も開催するようになった。2017年末には第2回の「RTA in Japan 2」が開催され、第1回とは異なりスポンサー抜きで運営が行われた。以降、毎年夏の時期に「RTA in Japan Online」が、年末に「RTA in Japan」が開催されている。しかしながら、2020年冬の「RTA in Japan 2020」および翌年の「RTA in Japan Winter 2021」では新型コロナウイルス感染症の拡大を懸念し、従来のオフラインイベントではなくオンラインで開催された。
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