terracottaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > terracottaの意味・解説 

テラ‐コッタ【(イタリア)terracotta】

読み方:てらこった

焼いた土の意》

粘土素焼きにして作った器物塑像(そぞう)などの総称先史時代から各地見られ古代ギリシャタナグラ人形ルネサンス期ドイツ・イタリア作られ胸像などが有名。日本埴輪(はにわ)もこの一種

建築材料で、装飾用い素焼き陶器


テラコッタ〈terracotta〉

焼いた土のこと。一般に素焼きタイルを指す。玄関三和土キッチンの床に採用されることが多いが、最近では木だけに囲まれログハウス室内装飾性加える自然素材風合いログハウスによく似合うため、リビングの床などをテラコッタ・タイル仕上げる例も増えてきている。30cm四方大型で、表面の粗いものが人気高くログハウスで最も多く使われている。

テラコッタ

【英】:terracotta

元々は素焼きの意味複雑な模様のある外装用の粘土製品で,石膏の型に土を押し付け空洞のある形状をつくり焼成したもの。半光沢のうわ仕上げたものが多い。園芸用語としては一般にイタリア産の赤土用いた素焼き鉢のことをいう。

テラコッタ

読み】:テラコッタ
【英】:TERRACOTTA

語源は「焼いた土」を意味するイタリア語粘土類を加熱する焼きしめ現象起こり固く緊密になる歴史的に新石器時代からすでにみられ、現代に至るまで彫像建築装飾など広く利用されてきた。粘土世界各地産出し、その色あいや品質もさまざまであるが、白色のものより有色のものの方が一般的である。酸化鉄その他の化学成分を含む土は、焼成すると色がつく。テラコッタという言葉は、赤また褐色連想させるが、必ずしもこうした色に限られたものではなく焼成してできる色は淡黄色から濃赤色または黒色まで幅広いまた、硬さとか強度焼成温度によって大きく変わり、使う土の質と含水量によって差はあるが、焼成時に体積10パーセント前後収縮生じる。技法的には粘土をこねて形をつくることは原理的に難しいことではなく原始的ともいえる作業であるが、焼成時の問題から大型作品中空にする必要がありそのために内刳り中子使用考えられ、また同型品を量産するために型抜き技術用いられたりする。

テラコッタ

(terracotta から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 23:47 UTC 版)

テラコッタ (terra cotta) とはイタリア語の「焼いた (cotta) (terra)」に由来する言葉。以下のような意味をもつ。




「テラコッタ」の続きの解説一覧

素焼き

(terracotta から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 08:20 UTC 版)

素焼きあるいは素焼(すやき、: terra cocta: terra cotta: terracotta[1]テラコッタ)とは、


  1. ^ https://en.oxforddictionaries.com/definition/terracotta
  2. ^ 日本人が「素焼き」のものをさし出せば、欧米人はそれを「テラコッタだ」、「テラコッタ以外のなにものでもない」と判断する。欧米人が「テラコッタ」と言って差し出すものは、ほぼ全部、日本人が見れば「素焼き」以外のなにものでもない。(ただし細かいことを言えば)、「テラコッタ」は、日本人が言う「素焼き」した後に、塗料などで軽く彩色を加えたものや、焼く前に絵などを(かなり部分的に)描いて焼いたもの(「彩色テラコッタ」と呼ばれるもの、呼び分けられることも多いもの)も、含めて指している場合が稀にある。「テラコッタ」という語が指している範囲の中心部分、および大部分は、同じであり、両者は基本的に同義語である。そのような理由で、「素焼き」の記事でもしばしば縄文土器や兵馬俑が具体例として挙げられ、「テラコッタ」の記事でも縄文土器や兵馬俑が具体例として挙げられる。)日本の園芸店では、イタリアから輸入した素焼きのオシャレなデザインの植木鉢を、日本風に「素焼き」と表示せず、あえて「テラコッタ」と(オシャレな雰囲気の)表記にすることで、購入意欲を高めようとすることもある。だがそれは「素焼き」と「テラコッタ」が意味の上で異なるからではない。日本の素焼きの植木鉢と、イタリアの素焼きの植木鉢は、若干質感が異なることもあるが、それは、粘土の質や、焼成温度が違う傾向があるからである。作られている工房や温度設定次第では、イタリア製でも日本製でも、ほぼほぼ同じものもある。
  3. ^ a b c Grove Art Online, "Terracotta".
  4. ^ ブリタニカ国際大百科事典小項目
  5. ^ 津田梨早 (2005年4月10日). “ベルギー陶芸便り 素焼きの温度”. 2022年7月12日閲覧。
  6. ^ 鎌倉時代以降の、かつて男たちが頻繁に集って酒を飲んでいたであろう場所などを発掘すると、使用済みの「かわらけ」が大量に発見されることがある。


「素焼き」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「terracotta」の関連用語

terracottaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



terracottaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
地球丸地球丸
Copyright© The Whole Earth Publications Co.,Ltd. All Rights Reserved.
地球丸ログハウス用語集
社団法人日本造園組合連合会社団法人日本造園組合連合会
JAPAN FEDERATION OF LANDSCAPE CONTRACTORS 2024 All rights reserved
徳島県立近代美術館徳島県立近代美術館
Copyright:徳島県立近代美術館.2024
原色大辞典原色大辞典
Copyright © 1997-2024 colordic.org All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテラコッタ (改訂履歴)、素焼き (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS