リスク‐アセスメント【risk assessment】
リスクアセスメント
リスクアセスメント
環境中に放出される様々な化学物質、生物学的物質により発生する危険(ハザード)の程度(リスク)を評価(アセスメント)すること。
ハザードによって起こりうる健康影響の種類と可能性を一定の仮定において定量的に推測すること。
その化学物質には危険があるのかといった化学物質の分析や、人への悪影響の頻度や期間、摂取経路についての情報も必要になる。そのため、
(1)原因を絞り込み特定するためのハザードの同定、
(2)摂取した化学物質量でどのように生物体へ影響が現れるのか、一定の集団における既知のまたは潜在的な健康への悪影響の程度と発生の確率を実際の環境条件に応じて評価、
(3)それらの結果を総合的に考察するためのリスク判定という段階を経て、リスクアセスメントは実施される。
食の安全分野では、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が共同して、食品添加物と汚染物質などの安全性評価のため専門家会議を設置。動物試験における影響をもとに、人への健康保護の目安として一日許容摂取量を設定する手法を1960年代に確立し、その後、最新の科学的な知見をもとに改良されている。
・ リスク
リスク評価
リスク評価(食品健康影響評価)
リスクアセスメント
(riskassessment から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 00:24 UTC 版)
リスクアセスメント(英: Risk assessment)とは、ISO規格では、リスク特定、リスク分析、リスク評価を網羅するプロセス全体を指す[1][2][3][4][5]。
- ^ JIS Q 31000 「リスクマネジメント―原則及び指針」
- ^ ISO/IEC GUIDE 51:2014
- ^ JIS Z 8051:2004(ISO/IEC Guide 51:1999)「安全側面」
- ^ 「ISO/IECガイド51:2014 改訂について」2014
- ^ 消費生活用製品向け リスクアセスメントのハンドブック 経済産業省
- ^ a b Lyon, Bruce (2016). Fundamental Techniques. In Popov G, Lyon BK, Hollcraft B (eds.). Risk Assessment: A Practical Guide to Assessing Operational Risks: John Wiley & Sons
- ^ a b “Guide 73:2009 Risk Management - Vocabulary”. ISO. 2021年9月6日閲覧。
- ^ a b c d “IEC 31010:2019 Risk management — Risk assessment techniques”. ISO. 2020年10月29日閲覧。
- ^ Sperber, William H. (2001). “Hazard identification: from a quantitative to a qualitative approach”. Food Control 12 (4): 223–228. doi:10.1016/s0956-7135(00)00044-x.
- ^ ISO 31000
- ^ Harmonised Risk Acceptance Criteria for Transport of Dangerous Goods. European Commission. (2014)
- ^ Douglas Hubbard "The Failure of Risk Management: Why It's Broken and How to Fix It, John Wiley & Sons, 2009. Page 22 of https://canvas.uw.edu/courses/1066599/files/37549842/download?verifier=ar2VjVOxCU8sEQr23I5LEBpr89B6fnwmoJgBinqj&wrap=1
- ^ IPCS Risk Assessment Terminology WHO
- ^ 出典:ISO 31010
- 1 リスクアセスメントとは
- 2 リスクアセスメントの概要
- 3 リスク分析
- 4 脚注
- riskassessmentのページへのリンク