毒性試験の結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 06:02 UTC 版)
「トレチノイントコフェリル」の記事における「毒性試験の結果」の解説
トレチノイントコフェリルの急性毒性を調べるために、ラットのオスとメスにそれぞれ2,000mg/kgを1回、経口投与、皮下注射、静脈内注射のいずれの経路で投与しても、特にラットに問題は発生しなかった。また、トレチノイントコフェリルの亜急性毒性を調べるために、マウスに対して1日当たり1,000mg/kgを4週間にわたって経口投与しても、特にマウスに異常は発生しなかった。このほか、トレチノイントコフェリルの慢性毒性を調べるために、ラットに1日当たり300mg/kgを12ヶ月間にわたって経口投与しても、特にラットに問題は発生しなかった。しかし、以上のような結果が発表されている一方で、ラットのオスに1日当たり300mg/kg以上を13週間にわたって経口投与した場合、ラットの肝臓の重量が減少したとする結果もある。また、イヌに1日当たり1,000mg/kgを13週間にわたって経口投与した場合、小腸粘膜の充血やうっ血が見られたものの、ラットのオスで見られたような肝臓の重量の減少は見られず、肝機能の低下なども見られなかったとの結果もある。
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