【P.180】 (ぴーひゃくはちじゅう)
Piaggio P.180 Avanti(アヴァンティ)
イタリアのピアッジョ社が開発したビジネス機。
ポスト・オイルショック時代の飛行機として、低い空気抵抗で速度性能、ひいては距離あたりの燃費に優れることを主眼に開発された。
最大の市場であるアメリカでの販売を期待してリアジェットとの共同開発が開始されたが、途中で財政難を理由にリアジェットは撤退、ピアッジョ単独での完成となった。
原型機は1986年に、量産初号機は1990年に初飛行。
キャッチコピーは「ニューヨーク~ダラス間を3時間半で」。
抗力を抑えるため、機体は他にない独特な形態を採っている。
機首に小さなカナード翼と、機尾にT字尾翼の両方をもつ三面翼形態であるほか、推進式のターボプロップエンジンを2基搭載した細長い主翼を、翼断面を基にした形状の胴体に中翼配置で取り付けている。
最高速度は732km/h、実用上昇限度は12,500mと高い性能を有する。
現在はグラスコックピットを導入しアビオニクスを強化したAvanti IIが生産されている。
また軍用派生型として、コックピットとキャビンを潰して燃料タンクとアビオニクスを増設したUAV型のP.1HH「ハマーヘッド」が開発中である。
スペックデータ
乗員 | 1~2名+乗客6~9名 |
全長 | 14.41m |
全高 | 3.97m 3.98m(Avanti II) |
翼幅 | 14.03m |
主翼面積 | 16㎡ |
翼面荷重 | 327kg/㎡ |
空虚重量 | 3,400kg 3,538kg(Avanti II) |
最大離陸重量 | 5,239kg 5,489kg(Avanti II) |
ペイロード | 907kg 816kg(Avanti II) |
エンジン | P&W・C PT6A-66 ターボプロップ(出力634kW(850shp))×2基 |
出力荷重比 | 0.24kW/kg |
速度 (最高/巡航) | 395kt(732km/h)/320kt(593km/h) 398kt(735km/h)/395kt(732km/h)(Avanti II) |
航続距離 | 2,592km 2,795km(VFR)/2,722km(IFR)(Avanti II) |
実用上昇限度 | 12,500m |
上昇率 | 14.98m/s |
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