intermittent

実用日本語表現辞典

intermittent

別表記：インターミテント

「intermittent」とは、「間欠性の」や「とぎれる」「断続する」といった物事が途中で途切れる様子のことを意味する英語表現である。

「intermittent」とは・「intermittent」の意味

「intermittent」とは、「間欠性の」「途切れる」「断続する」など、途中で途切れる様子を表す表現である。品詞は形容詞であるため、接尾語である「-ly」を付けることにより、副詞である「intermittenly」になる。

医療現場では、「intermittent claudication（間欠性跛行）」や「intermittent exotropia（間欠性斜視）」「acute intermittent porphyria（急性間欠性ポルフィリン症）」などのように使われることが多い。

「intermittent」の発音・読み方

「intermittent」は「インターミテント」と読む。発音記号は米国英語で「ìnṭɚmítnt」であり、音節は「in・ter・mit・tent」である。

「intermittent」の略語

「intermittent」は「IEN」と略すことができる。

「intermittent」の語源・由来

「intermittent」は、ラテン語で「間」を意味する「inter」と「送る」や「伝える」を意味する「mittō」が合わさり、英語で「一時停止する」という意味の「intermit」になり、これに形容詞化、名詞化させる「-ent」を付けることによって、「intermittent」になったとされている。

「intermittent」の覚え方

「intermittent」の覚え方は、元々、「一時停止する」という意味を持つ動詞の「intermit」であるということと、接尾語の「-ent」は、形容詞化もしくは名詞化させる接尾語であるということを理解しておくことが重要である。

「intermittent」の類語

「intermittent」の類語として、以下が挙げられる。

fitful（断続的な、発作的な）
periodic（定期的な、断続的な）
broken（[限定用法の形容詞として]断続的な、途切れ途切れの）
irregular（不規則、変則の）
occasional（時折の、たまに起こるさま）
spasmodic（痙攣性の、突発性の）
sporadic（散発性の、散財する）

「Intermittent fasting」とは

「Intermittent fasting」とは、「断続的断食」のことである。断続的断食とは、日々の食事を決められた時間の中で行うよう制限する食事法のことである。複数のプログラムがあり、ポピュラーな方法としては、1週間の内、2日間だけカロリー制限を行い、残りの5日間はいつも通りに食事を行うという方法や、1日の内16時間は水だけ摂取することが可能で、残りの8時間の中で食事を行うという方法がある。断続的断食のメリットとして、手軽に行える点や、減量しやすくなる点などが挙げられる。

ただし、注意点や副作用もあり、すでに痩せている人や摂食障害などを抱えている人、妊娠中や授乳中など、普段の状態とは異なる状態にある人、持病がある人などは注意が必要である。慣れるまでは空腹感や集中力の欠如などが見られる場合もあるが、慣れとともに気にならなくなることが多いとされている。

「intermittent」の使い方・例文

「intermittent」を使った例文として、
・Intermittent rain has been falling since yesterday.（昨日から断続的に雨が降っている）
・He has intermittent claudication, which makes it difficult for him to walk long distances.（彼は間欠性跛行であるため、長距離を歩くことが難しい）
・Intermittent fasting can be done easily, but there are some things to keep in mind.（断続的断食は気軽に行うことができるが、注意しなくてはならない点もある）
・I have been experiencing intermittent stomachaches for the past few days.（ここ数日、腹痛が断続的に続いている）
などが挙げられる。

「intermittent claudication」とは

「intermittent claudication」とは、「間欠性跛行」を意味する表現である。「間欠性跛行」とは、一定の距離を歩くと脚に痛みやしびれなどの症状が出るため、そのまま歩き続けることが困難になってしまうという症状である。休息することによって回復するが、しばらくするとまた痛みが出るという特徴がある。神経性か血管性の疾患が原因となっている場合が多く、神経性の疾患の場合、主に腰部脊柱管狭窄症が疑われる。加齢などによって、背骨が変形することにより、神経が圧迫されて痛みが生じるのが腰部脊柱管狭窄症であり、これが原因の場合は、脚に痛みが生じた時に前かがみになって休むと症状が軽くなることが多い。血管性の疾患の場合は、閉塞性動脈硬化症と呼ばれる疾患が原因となっていることが多く、脚の血管に動脈硬化がある場合、血流が悪くなってしまい、歩行のために十分な血液と酸素が行きわたらず、間欠性跛行が生じることがある。

（2023年4月13日更新）

大車林

INT

英語 intermittent

INTはメーターまたはスイッチに記される簡略表示で、インターミテントの略文字。INTは間欠ワイパースイッチの認識表示用として、コンビネーションスイッチなどに刻字されている例が多い。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。