腰部脊柱管狭窄症とは? わかりやすく解説

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腰部脊柱管狭窄

読み方:ようぶせきちゅうかんきょうさく
別名:腰部脊柱管狭窄症、腰部脊椎管狭窄症

脊椎神経囲んでいる「脊柱管」と呼ばれる空洞部分変形し神経圧迫して腰痛および手足痺れ痛みなどを引き起こす症状

腰部脊柱管狭窄は主に加齢による骨の変化によって生じとされる。しばらく歩くと下半身痺れたり痛んだりするが、少し休むと回復して痺れ痛み治まる、という間欠跛行症状特徴とされる

腰部脊柱管狭窄は基本的に自然治癒しないため、症状緩和改善を行うには、圧迫原因となる椎弓切除するなどの手術が必要となる。

腰部脊柱管狭窄症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 08:33 UTC 版)

腰部脊柱管狭窄症
腰椎の中央狭窄症 (central canal stenosis) と外側陥凹狭窄 (lateral recess stenosis)
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
整形外科学, 脳神経外科学
ICD-10 M48.0
ICD-9-CM 723.0-724.0
DiseasesDB 31116
MeSH D013130
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大きく丸い脊柱管を持つ通常の腰椎

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄する整形外科疾患。

通常、加齢に伴って発生する脊髄変性症で広く見られる症状であるが、ときには脊椎椎間板ヘルニア骨粗しょう症腫瘍によって引き起こされる場合もある。

症状

間欠性跛行(かんけつせいはこう)がみられる。歩行しているとだんだん足が痺れたり痛くなり、休むと回復するのが特徴である。また、会陰(えいん)部の感覚に異常が生じることもある。なお、間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症でもみられるため、鑑別が必要。

症状により、馬尾型(ばびがた)、神経根型(しんけいこんがた)、混合型の3型に分類される。

診断・検査

  • レントゲン検査(造影剤を使用してX線透視下で髄腔の変化をみるミエログラフィーも行われる)
  • CT、ミエログラフィーCT
  • MRI検査(整形外科領域では、現在リアルタイムで撮影できるMRIは存在しない)

治療

保存療法
PGE1(オパルモン)など血行改善薬や、消炎鎮痛剤ノイロトロピンを使用してコントロールする。その他、温熱療法運動療法、コルセット療法、神経ブロックも行われる。
手術療法
下肢麻痺、強い間欠性跛行排尿障害などが長い間続く場合に行う。脊柱菅を狭くしている部分の骨や靱帯を削る手術が行われる。

生活上の注意

反った姿勢をとると、神経と血管を圧迫して症状が強くなるため、できるだけ避けることを心がける必要がある(腰の前屈姿勢をとることにより、生理的な腰椎前弯が減少して脊柱管の内腔が広がるために圧迫が減少し、間欠跛行や下肢神経症状が軽快する)。

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