グラウト
grout
「grout」の意味・「grout」とは
「grout」は、建築や工事現場でよく使われる英単語である。主に、石やタイルの間に充填し、固定や防水を目的として使われる材料を指す。具体的には、セメントや砂、水を混ぜて作られるパテ状のものである。また、この「grout」を使って石やタイルを固定する作業自体を指すこともある。「grout」の発音・読み方
「grout」の発音は、IPA表記では /graʊt/ となる。IPAのカタカナ読みでは「グラウト」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「グラウト」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「grout」の定義を英語で解説
英語での「grout」の定義は、"A thin mortar or cement used for filling crevices, especially the gaps between wall or floor tiles"である。これを日本語に訳すと、「細かい隙間、特に壁や床のタイルの間を埋めるために使用される薄いモルタルやセメント」を指す。「grout」の類語
「grout」の類語としては、「mortar」や「cement」がある。これらも建築や工事現場で使われる材料で、固定や接合を目的として使われる。ただし、「mortar」は主に石やレンガを接合するために使われ、「cement」はコンクリートの主成分である。「grout」に関連する用語・表現
「grout」に関連する用語や表現としては、「tiling」(タイル敷き)や「sealing」(シーリング)がある。「tiling」はタイルを敷く作業を指し、「grout」はこの作業に欠かせない材料である。「sealing」は防水や気密性を確保するための作業で、「grout」はその目的を達成するためにも使われる。「grout」の例文
以下に「grout」を使用した例文を10個挙げる。 1. The grout between the tiles has become discolored.(タイルの間のグラウトが変色している) 2. We need to grout the tiles in the bathroom.(バスルームのタイルにグラウトを充填する必要がある) 3. The grout has started to crumble.(グラウトが崩れ始めている) 4. The grout needs to be replaced.(グラウトを取り替える必要がある) 5. The grout is resistant to water and humidity.(グラウトは水と湿気に耐性がある) 6. The grout has hardened and cannot be removed.(グラウトが硬化して取り除けない) 7. The grout color matches the color of the tiles.(グラウトの色はタイルの色と一致している) 8. The grout has filled the gaps between the stones.(グラウトが石の間の隙間を埋めている) 9. The grout is mixed with water to the right consistency.(グラウトは適切な固さになるように水と混ぜられる) 10. The grout is applied with a special tool.(グラウトは特殊な道具で塗布される)グラウト
(grout から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/10 01:37 UTC 版)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2011年8月)
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グラウト(英語:grout)とは、建設工事において止水や地盤改良を目的[1]に、空洞、空隙、隙間などを埋めるために注入する流動性の液体のこと。または注入する行為。グラウチング、薬液注入ともいう。 地盤改良から鉄骨・鉄筋の充填材、補修材料の他、用途は幅広い。
セメント(モルタル)系、ガラス系、合成樹脂などが用いられる。
トンネル工事
ダム建設
- 貯水した水圧により、岩盤の割れ目などを通ってダム直下へ流れるのを防ぐ遮水目的で施工するグラウチングがある。水圧がダム本体を押し上げる揚圧力防止、破砕・弱層部の補強、局所的な遮水等の主目的別及び規模により分類される。
- 堰堤基礎の下部から両翼を覆いカーテン状に施工するグラウチングをカーテングラウチングという。
- ダムの基礎岩盤改良や補助的な遮水目的等で比較的浅深度に施工するグラウチングをコンソリデーショングラウチングという。
地すべり対策工事
- 深礎工や鋼管杭工等では、中詰めと、杭周囲と地盤を密着させるために施工する。
- グラウンドアンカー工法では引張力が働くため、定着部のアンカー体と周囲地盤を密着させる重要な役割を持ち、定着部は加圧注入される。
脚注
- ^ グラウト『新版 2級土木施工管理技士 受験用図解テキスト5 用語集』p50 土木施工管理技士テキスト編集委員会編 1987年
関連項目
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