Fantom
Fantomとは、オブジェクト指向プログラミング言語の名称、あるいは、2016年半ばに登場したマルウェアの通称である。
プログラミング言語としてのFantomは、2000年代半ばに初めて公開された。Java仮想マシン、およびMicrosoft .NETの共通言語ランタイム(CLR)で共にシームレスに動作しソフトウェアを開発できることを第一の目的として開発された。いわゆるモジュールのような構成要素を「ポッド」と呼ばれる単位で扱い、それぞれ.podという拡張子のファイルに保存する。
マルウェアのFantomは、2016年9月にカスペルスキーにより報告された。同社によればFantomは「Windows Updateのふりをするランサムウェア」であり、Windows 10 Anniversary Update等が世間的に取り沙汰されているどさくさに便乗し、則りを隠蔽するする性質が指摘されている。
なお「ファントム振動」のような語で用いられる「幻影」「亡霊」といった意味合いの英語「ファントム」は、fantom ではなく phantom と綴る。
参照リンク
fantom.org
Windows Updateのふりをするランサムウェア、Fantom - カスペルスキー公式ブログ 2016年9月9日
Fantom
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/21 08:27 UTC 版)
Fantom
- Fantom (プログラミング言語)
- ローランド・Fantomシリーズ
- 相補的DNAの機能注釈を行うことを目的とする国際研究団体
関連項目
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FANTOM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 09:14 UTC 版)
Functional Annotation of Mouse for the RIKEN full-length cDNA clones http://fantom.gsc.riken.jp/jp/ FANTOMは、理化学研究所のマウスゲノム百科事典プロジェクトで収集された完全長cDNAのアノテーション(機能注釈)を行うことを目的に、林崎良英博士が中心となり2000年に結成された国際研究コンソーシアムです。その役割はトランスクリプトーム解析の分野を軸に発展・拡大してきました。また、プロジェクトの研究対象は、ゲノムの転写産物という「要素」の理解から、転写制御ネットワークという「システム」つまり「生命体のシステム」の理解へ、より高次の階層に向けて着実に進められています。
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