dix-ieとは? わかりやすく解説

ディキシー【Dixie】

読み方:でぃきしー

《「デキシー」とも》

【一】

[一]米国南部の諸州の通称ディキシーランド

[二]米国南部19世紀中ごろ作られた歌。南北戦争のとき、南軍愛唱した。

【二】ディキシーランドジャズ」の略。


デキシー【Dixie】

読み方:できしー

ディキシー


Dixie

名前 ディクシーディキシー; ディクシィ; ディクスィー

NSPIXP

(dix-ie から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/28 06:18 UTC 版)

NSPIXP(エヌエスピーアイエックスピー、英語: Network Service Provider Internet eXchange Point)とは、WIDEプロジェクトによって運営されているインターネットエクスチェンジ(IX)。

概要

2021年9月現在、以下のIXが稼動している。

  • dix-ie(旧NSPIXP-2)
  • NSPIXP-3

NSPIXPは、日本の学術ネットワークと商用インターネットサービスプロバイダ(ISP)を繋ぐ、相互接続の問題を研究するためのプロジェクトとして発足し、その実用化実験の接続点として構築された。実証的な研究を行うため、実際にネットワークを相互に接続するためのポイントを用意し、このポイントを用いて研究を行うことにした。

歴史的背景としては1993年にTWICSインターネットイニシアティブ(IIJ)が個人向けインターネット接続サービスを開始し、翌年の1994年にはNIFTY-Serve@niftyの前身)、PC-VANBIGLOBEの前身)、ASAHIネットアスキーネット日経MIXと、従来パソコン通信を手がけていた電気通信事業者インターネット接続が相次いだ。

1994年にNSPIXP-1が、日本で初めてのIXとして、東京都千代田区神田神保町岩波書店本社ビル内に設置され、拡張の為1996年にNSPIXP-2が、千代田区大手町KDDI大手町ビル内に設置され、1997年にはトラフィック緩和とバックアップ的な意味としてNSPIXP-3が、大阪府大阪市に設置された。

当時、急激に増加しつつあったWIDESINET間のパケット通信のボトルネックであり、「渋滞の名所」のように言われることもあった。

その後1999年にNSPIXP-6が、日本初のIPv6対応IXとして開設された。

2003年にはNSPIXP-2が、トラフィック緩和及びテロリズム災害への対策の為、東京都内6ヶ所に拠点を置く分散型IXとして再構築され、dix-iedistributed ix in edo、でぃくしー)と改名された。

歴史

  • 1994年
    • 3月 NSPIXP-1が日本で初めてのIXとして東京に設置される。
    • 6月 NSPIXP-1運用開始。レイヤー3モデルにて相互接続検証を行っていた。
    • 10月 NSPIXP-1がレイヤー2モデルにての相互接続検証に移行した。
  • 1996年
    • 10月 NSPIXP-2が日本で2番目のIXとして東京に設置される。
  • 1997年
    • 10月 NSPIXP-3が大阪に設置される。
  • 1999年
    • 8月11日 NSPIXP-6が日本初のIPv6対応IXとして東京に設置される[1]
    • NSPIXP-1が運用終了。
  • 2001年
  • 2003年
    • 3月28日 NSPIXP-2が都内6ヶ所に拠点を置く分散型IXとして再構築され、dix-ie(Distributed IX in EDO)と改名された。
  • 2008年
    • 6月6日 NSPIXP-6 がサービスを終了した[1]

NSPIXP-1

1994年3月に、東京・神田神保町にある岩波書店地下、「WIDEプロジェクトネットワークオペレーションセンター」(WIDE Network Operation Center - TOKYO、WNOC-TYO)に開設され、接続速度は最大1.5Mbpsであった。当初ルーターを用いたレイヤー3相互接続モデルにて接続を行っていたが、1994年10月よりイーサネットスイッチングハブ、レイヤ2相互接続モデルに従った各ネットワーク間相互接続に変更。

開設当初はNSPIXPとしていたが、その後、NSPIXP-2が開設されたため、NSPIXP-1と名称が変更された。

当時15の学術ネットワーク及びISPが参加し、対等ピアリングにより相互接続して、インターネット接続の実証検証を行っていた。1999年に運用を終了している。

主な参加団体

NSPIXP-2

1996年10月、NSPIXP-2が日本で2番目のIXとして、KDDI大手町ビル内のコロケーションスペースに設置された。

2003年3月、NSPIXP-2へのアクセスの集中化を防ぐ為、6拠点への分散拡張化を行い、dix-ie(でぃくしー)と改称した。

NSPIXP-3

1997年10月、NSPIXP-3が大阪に設置された。東京以外に拠点を持つIXはこれが日本初である。

NSPIXP-2のバックアップ的な位置づけとして、大阪のケーブル&ワイヤレスIDC(現・ソフトバンクIDC、阪神ダイヤビル3F)と大阪メディアポート(難波ビル又は湊町MTビル8F)に初の分散型IXとして設置された。

2001年NTTテレパーク堂島第1ビル2FにあるNTT西日本のハウジング内に拡張し、3箇所目となるNOCを追加して、Cisco Catalyst4003を用いて、3箇所に分散したIXとなった。

dix-ie

2003年3月、NSPIXP-2へのアクセスの集中化を防ぐ為、6拠点への分散拡張化を行い、NSPIXP-2をdix-ie(でぃくしー、Distributed IX in EDO)と改称した。

WIDEプロジェクトは負荷分散やテロ・災害時のリスク分散の為、KDDI大手町ビル、レベルスリー・コミュニケーションズ(虎ノ門)、MCIワールドコム・ジャパン(六本木)、三菱電機情報ネットワーク(品川)、NTTコミュニケーションズ(大手町)、東京通信ネットワーク(豊洲)を光ファイバーで相互に接続し、NSPIXP-2の分散拡張化を行なった。この6拠点間はギガビットイーサネットの多重技術で、4Gbps~8Gbpsの帯域で相互接続した。また、IPv6での利用も可能とし、IPv6用のインターネット相互接続ポイントとして実験運用を開始した。

接続場所

現在の拠点

2019年時点[2]

  • KDDI大手町ビル[2](KDDI)
  • NTTコム大手町ビル[2](NTTコミュニケーションズ)
  • NTTデータ大手町ビル[2](NTTデータ)

開始初期の拠点

  • KDDI大手町ビル(KDDI)
  • ComSpace(ソフトバンクIDC←アバヴネットジャパン / 丸紅アクセスソリューションズ←ヴェクタント←グローバルソリューション(現アルテリア・ネットワーク)) - 中央区日本橋
  • ワールドコム新川データセンター(MCIワールドコム・ジャパン(現・ベライゾンジャパン))- 中央区新川。2006年頃に離脱[3][4]
  • NFパークビル(三菱電機情報ネットワーク(現・三菱電機インフォメーションネットワーク)) - 品川区二葉
  • NTTコム大手町ビル(NTTコミュニケーションズ株式会社)
  • アット東京中央センター(アット東京) - 江東区豊洲

NSPIXP-6

1999年、日本初のIPv6対応IXとして東京に開設された。

以下の各事業者とファストイーサネットにて接続。

SINET(サイネット、学術情報ネットワーク)とも接続されている。 嘗ては6bone(シックスボーン)と接続されていた。

NSPIXP-23

PIX-IE

PIX-IE++

脚注

外部リンク



dix-ie

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 08:23 UTC 版)

NSPIXP」の記事における「dix-ie」の解説

2003年3月NSPIXP-2へのアクセス集中化を防ぐ為、6拠点への分散拡張化を行いNSPIXP-2をdix-ie(でぃくしー、Distributed IX in EDO)と改称したWIDEプロジェクト負荷分散テロ災害時リスク分散の為、KDDI大手町ビルレベルスリー・コミュニケーションズ(虎ノ門)、MCIワールドコム・ジャパン(六本木)、三菱電機情報ネットワーク(品川)、NTTコミュニケーションズ(大手町)、東京通信ネットワーク(豊洲)を光ファイバー相互に接続しNSPIXP-2分散拡張化を行なった。この6拠点間はギガビットイーサネット多重技術で、4Gbps~8Gbpsの帯域相互接続した。また、IPv6での利用も可能とし、IPv6用のインターネット相互接続ポイントとして実験運用開始した

※この「dix-ie」の解説は、「NSPIXP」の解説の一部です。
「dix-ie」を含む「NSPIXP」の記事については、「NSPIXP」の概要を参照ください。

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