東京インターネットとは? わかりやすく解説

東京インターネット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 01:43 UTC 版)

東京インターネット株式会社
TOKYO INTERNET Corp.
種類 株式会社
本社所在地 東京都新宿区新宿2-3-10
設立 1994年12月7日
業種 情報・通信業
事業内容 ISPシステムインテグレーション
代表者 代表取締役社長兼CEO 高橋徹
ウィリアム・エル・シュレーダー
ヴィンセント・ギベス
資本金 12億0450万円
従業員数 単体100人(1998年10月時点)
主要株主 セコムPSINet・アステック・数理技研・ソフトウエアジャパン・ディアイティ・日本電算機
外部リンク https://web.archive.org/web/*/http://www.tokyonet.ad.jp
特記事項:2002年8月、ケーブルアンドワイヤレスIDCに吸収合併。
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東京インターネット株式会社(英文商号:TOKYO INTERNET Corp.)は、かつて存在した電気通信事業者インターネットサービスプロバイダ(ISP)。1998年10月にPSINetに買収され、日本法人のピーエスアイネット株式会社に吸収。PSINetの経営破たんに伴い、2002年8月にケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(現:ソフトバンクIDC)に吸収合併された。

歴史

  • 1994年12月に、会員向けにUUCPによるインターネット通信サービスを行っていた、UNIXを用いたビジネス普及のための業界団体UBA(Unix Business Association)が母体となり、独立系ISPとして創業された[1][2]
    • 大株主にはセコムがいた。
    • 当時NSPIXP1、JPIXに接続を持ち、TokyoNet.AD.JPのドメインを取得していた。
    • 特別第二種電気通信事業者 [登録第47号(国際33)
    • AS番号は2521
    • 一時期法人顧客数ナンバー1を誇った事もあった。
    • 専用線が主なサービスであったが、東京サーバーファーム(tokyoweb.or.jp。CrayFishが運用)、従量制ダイアルアップ(egg.or.jp)、プリペイド型ダイアルアップ(みてねっと)等のサービスを提供していた。
    • インターネットバックボーンをいち早く二重化し、安定したサービス提供をしていた。
  • 1998年10月 米国PSINetに買収され、ピーエスアイネット株式会社に吸収された[3][4]
  • 2001年12月 PSINet(Japan)の親会社である米国PSINet(en)は、連邦倒産法に基づく再建手続中に、PSINet(Japan)を英国ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)へ720万ポンド(約13億円)で売却すると発表した。
    • 実際の運営はC&Wの日本子会社であるケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W IDC)にて行われた。
  • 2002年8月 ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC-I(旧PSINet)と共にC&W IDCに吸収合併され解散。

事業所

かつて存在した事業所

  • 本社:東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル 5F
  • 本社営業:東京都新宿区新宿3-1-1 世界堂ビル 8F
  • 関西支社:大阪府大阪市西区靱本町1-16-20 本町アートスクエア 3F
  • 札幌営業所:北海道札幌市中央区大通り西3丁目11番地 北洋ビル 10F
  • 名古屋営業所:愛知県名古屋市中村区名駅南1-17-29 広小路ESビル 5F
  • 広島営業所:広島市南区的場町1-3-1 広島的場ビル5F
  • 福岡営業所:福岡県福岡市博多区博多駅前3-16-10 興産ビル 3F

脚注

  1. ^ 東條巖「ブロードバンド“闘争”東京めたりっく通信物語 2.価格破壊に挑んだ「東京インターネット」の発足」『J-CASTニュース』 2008年9月2日、ジェイ・キャスト
  2. ^ 「第2章 インターネットの概略 (コラム)日本のインターネットの歴史」『インターネット白書1996』 インプレス、1996年4月10日、ISBN 4-8443-4739-X
  3. ^ 米PSINetが東京インターネットを買収と発表”. INTERNET Watch (1998年10月2日). 2012年9月5日閲覧。
  4. ^ 東條巖「ブロードバンド“闘争”東京めたりっく通信物語 4.泣く泣く米国ISPに売られる」『J-CASTニュース』 2008年9月4日、ジェイ・キャスト




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