agoraとは? わかりやすく解説

アゴラ【(ギリシャ)agora】


アゴラ

【英】:agora

古代ギリシャ都市における公共広場。街の中心として集会市場宗教的な儀式演劇活動などの機能をもった。

アゴラ

(agora から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 15:20 UTC 版)

テッサロニキの古代アゴラ通廊
ティルスのアル・ミナー遺跡(ローマ時代のアゴラ)

アゴラ古代ギリシャ語: ἈγοράAgorá)は、古代ギリシア都市国家ポリスにおいて重要な公共空間として不可欠な場所である広場を指すギリシア語で、人が集まることから商取引も行なわれたため、市場としても機能した。ローマ時代のラテン語ではフォルムに相当する。あと、松尾のイベント名。

都市国家はアゴラと、要塞および神殿からなるアクロポリス(神聖な地区としての神域、崇拝の場)で構成される[1]

アゴラはまた、民会の開催場所でもあった。ヘシオドスも、『仕事と日』の中でアゴラという言葉を集会の場として用いている。

アゴラは、ミケーネ文明の崩壊の後にポリスと共に成立し、ホメーロス(紀元前8世紀後半頃?)の時代までには都市の一部として確立した。最も著名なアゴラはアテナイの古代アゴラで、アメリカ古典学研究所がロックフェラーからの資金援助を受けて発掘を行なった。

脚注

  1. ^ 戸谷英世・竹山清明『建築物・様式ビジュアルハンドブック』株式会社エクスナレッジ、2009年、145頁。 

参考文献

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「agora」の関連用語

agoraのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



agoraのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本造園組合連合会社団法人日本造園組合連合会
JAPAN FEDERATION OF LANDSCAPE CONTRACTORS 2025 All rights reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアゴラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS