Yapiko Animationとは? わかりやすく解説

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Yapiko Animation

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 15:46 UTC 版)

ヤピコ・アニメーション
現地語社名
Yapiko Animation
種類
非公開会社
業種 制作プロダクション
事業分野 アニメーション制作
設立 2012年
創業者 エディ・メホング=シ=リ(取締役、日本支店長)
ジャン=ルイ・バンデストック(代表取締役)
セブリーヌ・バルレット(取締役)
本社
ウェブサイト https://yapiko.fr/?lang=ja

Yapiko Animationヤピコ・アニメーション)は、フランス日本に拠点を置くフランスのアニメ制作会社[1][2]。日仏のフリーランスアニメーターで構成される[3]

概要

2012年にエディ・メホング(Eddie Mehong)、ジャン=ルイ・バンデストック(Jean-Louis Vandestoc)、セブリーヌ・バルレット(Séverine Varlette)を中心に設立[1][4]

日本とフランスをつなぐことで、日本のクリエイティブを活かした作品づくりを目指している[1][5]

2012年から2013年にかけて、フランスのPollux Animationからの依頼で、Ululeを通じた資金調達により『ASTERION』の2分間のパイロット版を制作[6]

2013年、日本のpH STUDIOからの依頼で、株式会社ヤマサキのヘアケアブランド「La Sana」のイメージCMのアニメーションを制作[6]

2014年公開のフランスのコメディ映画『Lou! Journal Infime』の作品内に登場するアニメ『Sidera』を制作[6]

2015年、カナダのSteambot Studioからの依頼で、Kickstarterを通じた資金調達により『URBANCE』の26分間のパイロット版を制作[1][6]

2016年7月8日、パリJapan Expo2016において、磯光雄監督による長編アニメ映画『Les Pirates de la Reunion Le Reveil des dodos』(レユニオンの海賊とドードー鳥)の制作を発表[1][7]。しかし、その後の続報はない。

2017年、ラショーン・トーマス監督によるCrunchyroll初のオリジナル短編アニメ『チルドレン・オブ・イーサ』を制作[8]。同年公開のアニメ映画『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』の制作にフランス在住のフランス人を含むスタッフが多数参加[3][9][10]

2021年、アメリカファーストフードチェーン大手のタコベル東京オリンピックの開催に合わせて復活させた「ナチョフライ」のCM『Fry Force』を制作[注 1][11][12]。製作はニューヨークロサンジェルスにスタジオがあるCM制作プロダクションのPsyop[11][12]。Yapikoが制作したのは日本のロボットアニメのパロディで、ナチョフライを守るために有人ロボット部隊フライフォースがモンスターと戦うという内容になっている[注 2][13]

関連人物

スタッフ

  • エディ・メホング=シ=リ(作画監督、日本支店長)
  • 熊田知子(翻訳統括
  • アントニー・アルベルティーニ(制作進行
  • ローデリック・マドレ=アルベルティーニ(営業

外部スタッフ

  • 玉村仁(演出
  • 須田正己故人アニメ監督顧問
  • 小林七郎(故人、美術監督、顧問)
  • 清水洋(作画監督、キャラクターデザイナー
  • 高橋裕一(作画監督、キャラクターデザイナー)
  • 沓名健一(作画監督、キャラクターデザイナー)
  • 久保川絵梨子(作画監督、作画)
  • 丸加奈子(作画監督、作画)
  • セドリック・エロール(キャラクターデザイナー、作画)
  • クリストフ・フェレラ(キャラクターデザイナー、作画)
  • アントワーヌ・アンタン(キャラクターデザイナー、作画)
  • アレクサンドル・ウルマン(作画)
  • 西澤千恵(作画)
  • 由良野千夏(作画)
  • 佐々木梓(色彩設計色指定
  • ピエール・ジネル(制作進行、翻訳)
  • 国島絢香(制作進行)
  • 坂本剛一(制作進行)

脚注

注釈

  1. ^ 2018年の発売以来、一定期間ごとに限定生産による復活と終了を繰り返してきた。
  2. ^ それまでも復活のたびにミュージシャンの伝記映画から『ワイルド・スピード』シリーズまで、映画のジャンルをパロディにした遊び心あふれるCMを制作してきた。

出典

  1. ^ a b c d e 磯光雄監督のオリジナルアニメ フランスの新進スタジオが製作発表”. アニメーションビジネス・ジャーナル (2016年8月1日). 2021年12月23日閲覧。
  2. ^ 日本のアニメがフランス人クリエイターに与えた影響とは? アニメーターとバンド・デシネ作家がクロストーク”. アニメ!アニメ!. イード (2016年10月26日). 2022年9月19日閲覧。
  3. ^ a b TVPaint社と日本のアニメーション業界との関係についてプロダクトマネージャーファブリスさんが語るインタビュー”. TVPaint (2017年4月4日). 2022年9月19日閲覧。
  4. ^ Camille Hazard (2016年12月7日). “Eddie Mehong: "J’ai été formé par le maître de Miyazaki"” (フランス語). Paris Match. https://www.parismatch.com/Culture/Cinema/Eddie-Mehong-J-ai-ete-forme-par-le-maitre-de-Miyazaki-Japan-Expo-1018405 2022年9月19日閲覧。 
  5. ^ 「東京五輪公式アニメーション」「ポケモン」などに作画などで関わるアニメーター郷津春奈氏、「NFT WEEKS TOKYO(銀座)」22・23日に出展”. FASHION TREND (2021年12月20日). 2022年9月18日閲覧。
  6. ^ a b c d PROJETS” (英語). Yapiko Animation. 2022年9月19日閲覧。
  7. ^ Anime Director Mitsuo Iso Teaming Up With French Studio” (英語). Crunchyroll (2016年7月8日). 2016年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月18日閲覧。
  8. ^ LeSean Thomas and Crunchyroll Join Forces for "Children of Ether"” (英語). Crunchyroll (2016年10月7日). 2016年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
  9. ^ 神山健治:Kenji Kamiyama [@kixyuubann] (2017年4月11日). "フランスでの「ひるね姫~知らないワタシの物語~」の公開が決まりました。" (ツイート). Twitterより2022年9月19日閲覧
  10. ^ Yapiko-Animation [@YapikoAnimation] (2017年4月11日). "フランス在住のスタッフも" (ツイート). Twitterより2022年9月19日閲覧
  11. ^ a b Taco Bell’s New Nacho Fries Ad Is A Note-Perfect Mecha Anime Spoof” (英語). Cartoon Brew (2021年7月30日). 2022年9月20日閲覧。
  12. ^ a b Taco Bell's Nacho Fries Get a High-Octane Anime Trailer Announcing Their Return” (英語). Adweek (2021年7月22日). 2022年9月19日閲覧。
  13. ^ ナチョフライを守るためロボット部隊フライフォースがモンスターと戦うアニメCM「FRY FORCE」をタコベルが公開”. GIGAZINE. 株式会社OSA (2021年7月26日). 2022年9月19日閲覧。

外部リンク




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