Yan Gangとは? わかりやすく解説

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厳綱Yan Gang


楊昂Yang Ang

ヨウコウ
ヤウカウ

(?~?)

張魯の将。

おそらく楊帛同人である。紙に書かれた名を写し間違えたものと考えられる

建安十八年(二一三)正月馬超が蛮兵を率いて涼州諸郡を攻撃しとき、張魯は楊昂を派遣して彼に助勢させた。郡県のほとんどが呼応し、ただ冀城だけが残っていた。八月涼州刺史韋康楊阜諫め聞き入れず馬超使者をやって降服した。楊昂は韋康漢陽太守とともに殺害した楊阜伝》。

二十年七月曹操大軍陽平関に押し寄せると、張魯の弟張衛独断で兵を出し、楊昂とともに陽平関を守った曹操軍はこれを攻撃した多く死傷者出し食糧底を突いたので引き揚げようとしたが、高祚らの部隊誤って張衛陣営迷い込み張衛は敵の奇襲だと思って敗走した武帝紀・張魯伝》。

参照韋康 / 高祚 / 曹操 / 張衛 / 張魯 / 馬超 / 楊阜 / 漢陽郡 / 冀県 / 陽平関 / 涼州 / 刺史 / 太守


厳綱

(Yan Gang から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 13:41 UTC 版)

厳綱
後漢
冀州刺史
出生 生年不詳
死去 初平3年(192年
拼音 Yán Gāng
別名 劉綱
主君 公孫瓚
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厳 綱(げん こう、? - 192年)は、中国後漢時代末期の武将。『九州春秋』など一部文献では、「劉綱」とされているという(盧弼『三国志集解』注)。

正史の事跡

公孫瓚の配下。初平2年(191年)以降、公孫瓚は従弟の勃海太守公孫範の活躍もあって、袁紹をも凌ぐ程に河北で勢力を拡大していた。この時、公孫瓚は田楷青州刺史に、単経兗州刺史に任命したが、同時に厳綱も冀州刺史に任命されている。

初平3年(192年)、厳綱は公孫瓚に従い、袁紹軍との界橋の戦いに加わったが、袁紹軍の勇将の麴義の前に敗れて戦死した(生け捕られた後、処刑されたとも言われる)。

物語中の厳綱

小説『三国志演義』も史実同様の描写であり、界橋の戦いで麴義に討ち取られる。

参考文献

  • 三国志』魏書6袁紹伝
  • 同魏書8公孫瓚伝
  • 後漢書』列伝64上袁紹伝上
  • 盧弼『三国志集解』(古籍出版社、1957年)
  • 三国演義

楊昂

(Yan Gang から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 08:59 UTC 版)

楊 昂(よう こう、生没年不詳)は、中国後漢時代末期の武将。

正史の事跡

姓名 楊昂
時代 後漢時代
生没年 〔不詳〕
字・別号 〔不詳〕
出身地 〔不詳〕
職官 大将または将軍
爵位・号等 -
陣営・所属等 張魯
家族・一族 〔不詳〕

張魯配下。建安17年(212年)、馬超涼州の隴上で再び蜂起した際に、楊昂は張魯の命により馬超を支援した。この年の8月に韋康が馬超に降伏すると、馬超は楊昂に命じて韋康を殺害させている。その後、楊昂は張魯の下へ帰還した。

建安20年(215年)7月、曹操が張魯討伐のために陽安関を攻撃してくると、楊昂は張衛楊任と共に関所を守備し、一時は曹操軍を撃退した。しかし、曹操が高祚らが率いる別働隊に命じて夜襲させたため、張魯軍が大敗し楊任は戦死した。その後の楊昂の行方は定かではない。

物語中の楊昂

小説『三国志演義』でも登場するが、ここでは無能な将軍として描かれている。楊任と共に陽平関を守るが、楊任の諫止も聞かずに無謀な出撃を行ない、曹操軍に撃破される。最後は、張郃に討ち取られてしまう。

参考文献


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