WCF主催の大会
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ここでは世界カーリング連盟(WCF)が関わる大会について述べる。 冬季オリンピック 冬季オリンピックの前の年までの3年間で行われた世界選手権の順位をポイントに換算し、開催国を除いた上位9か国以内になっていればオリンピックへの出場権が得られる。オリンピックでは男女ともにオリンピック開催国を含めた10か国総当りの予選リーグが行われ、上位4か国により決勝トーナメントが行われる。 パラリンピック 2006年、トリノパラリンピックから車いすカーリングが正式種目として採用されている。男女混合種目で、8か国総当りの予選リーグの上位4か国による決勝トーナメントで順位を決める。 ワールドカップ 2018-2019シーズンより新設。世界カーリング連盟が主催する大会で、男女の世界ランキングなどを基準にして選抜された8か国が出場する。世界各地を転戦し、3節の予選と最終節の計4節にわたって行われる。 世界女子カーリング選手権 女子のカーリング世界一決定戦。毎年開催される。2005年からは、それまで男女同一会場で行われていたものが別会場で行われている。2019年からは、ヨーロッパ:8、アメリカ:2、パシフィックアジア:2、世界最終予選:2、前回大会で最下位となった国の属する地域の出場枠が1つ減らされ、13か国で争われる。 大会は13か国の総当りリーグ戦による予選が行われ、その後ページシステム形式の決勝トーナメントが行われる。 世界男子カーリング選手権 男子のカーリング世界一決定戦。毎年開催される。女子同様、計13か国で争われる。 世界ジュニアカーリング選手権 21歳以下によるジュニア世界一決定戦。毎年開催される。大会は男女ともに10か国が参加し、総当りリーグ戦による予選が行われ、その後上位4か国による決勝トーナメントが行われる。また、上位7か国に次回の出場権が与えられ、下位3か国はジュニアBに降格し、次回は世界ジュニアBカーリング選手権に回ることになる。 世界ジュニアBカーリング選手権 上位3か国は同シーズンに行われる世界ジュニアカーリング選手権への出場権を得る。2016年よりヨーロッパジュニアカーリングチャレンジとパシフィックアジアジュニアカーリング選手権が統合された。 世界シニアカーリング選手権 50歳以上によるシニア世界一決定戦。毎年開催される。男女共、世界ミックスダブルスカーリング選手権と同会場、同時開催される。 世界ミックスダブルスカーリング選手権 男女混合チーム(2人制)のカーリング世界一決定戦。毎年開催される。世界シニアカーリング選手権と同会場、同時開催される。 世界ミックスカーリング選手権 男女混合チーム(4人制)のカーリング世界一決定戦。毎年開催される。2014年まで行われていたヨーロッパミックスカーリング選手権を引き継いだ。 世界車いすカーリング選手権 車いすカーリングの世界一決定戦。基本、毎年開催される。男女混合の4名でチームを構成する。また、上位8か国に次回の出場権が与えられ、下位3か国は車いすBに降格し、次回は世界車いすBカーリング選手権に回ることになる。 世界車いすBカーリング選手権 上位3か国は同シーズンに行われる世界車いすカーリング選手権への出場権を得る。 ヨーロッパカーリング選手権 ヨーロッパの頂点を決める大会。ディビジョン1 - 3で構成され、ディビジョン1の上位7か国(開催国がヨーロッパの場合は上位6か国)は世界選手権への出場権を獲得。 パシフィックアジアカーリング選手権 パシフィックアジアの頂点を決める大会。日本からは前のシーズンの日本選手権の優勝チームまたは、パシフィックアジアカーリング選手権日本代表決定戦の勝者が出場する。優勝・準優勝チーム(開催国がパシフィックアジアの場合は優勝チーム)は世界選手権への出場権を獲得し、3位・4位チームは(開催国がパシフィックアジアの場合は準優勝・3位チーム)世界最終予選に回る。 アメリカズチャレンジ アメリカ大陸の頂点を決める大会。開催国または前年の世界選手権で最上位になった国が自動的に出場権が得られ、残りの1か国の出場権をかけた試合を行い決定し、複数の国が名乗りをあげない場合は自動的にその国に出場権が渡ることになっているが、ほとんどアメリカとカナダが出場している。
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