UFC世界ヘビー級王座戴冠と陥落
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「ブロック・レスナー」の記事における「UFC世界ヘビー級王座戴冠と陥落」の解説
2008年11月15日、UFC 91で15か月ぶりに復帰してきたUFC世界ヘビー級王者ランディ・クートゥアに挑戦し、パウンドによるTKO勝ちで、キャリア4戦目にしてUFC世界ヘビー級王座を獲得した。 UFC 98で暫定王者フランク・ミアと王座統一戦で対戦予定であったがミアの膝の負傷で延期された。 2009年7月11日、UFC 100で行なわれたUFC世界ヘビー級王座統一戦で、2008年2月のUFC 81で対戦し敗れている暫定王者フランク・ミアと再戦。2ラウンドにパウンドによるTKO勝ちで雪辱し、ヘビー級王座の統一を果たすとともに初防衛に成功した。ミアの地元ラスベガスでの勝利に観客からはブーイングが起き、試合直後のインタビューでは「バドワイザー(UFCの公式スポンサーのビール会社)は何もくれなかったから、家に帰ってクアーズ・ライト(バドワイザーのライバル会社のビール)を飲むよ」と発言、その後の記者会見ではこの発言を謝罪したが、物議を醸すこととなった。 2009年11月21日のUFC 106での防衛戦でシェイン・カーウィンと対戦予定であったが、自身の体調不良を理由に2010年1月2日のUFC 108に延期されるも、最終的に大腸憩室症のため欠場。医師から現役復帰は困難とも告げられたが、闘病の末に復活を果たした。 2010年7月3日、UFC 116にて1年ぶりの復帰戦で暫定王者シェイン・カーウィンとUFC世界ヘビー級王座統一戦で対戦。開始早々にパンチでダウンを奪われ、上のポジションを取ったカーウィンのパウンドを浴び続けてKO負け寸前に追い詰められるも、2ラウンドに猛攻で攻め疲れをしたカーウェインに肩固めを極めて逆転の一本勝ちを収め、ヘビー級王座統一を果たすとともに2度目の王座防衛に成功。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2010年10月23日、UFC 121のUFC世界ヘビー級タイトルマッチで挑戦者のケイン・ヴェラスケスと対戦し、1Rに右フックでダウンさせられて追撃のパウンドでTKO負けを喫し、王座から陥落した。 その後、ジュニオール・ドス・サントスと共にThe Ultimate Fighterのシーズン13でそれぞれのチームのコーチを務め、両者の対決が予定されていたが、持病の大腸憩室症が再発。2011年5月27日に大腸を30cm切除する大手術を受けた。 2011年12月30日、UFC 141でアリスター・オーフレイムと対戦。左ミドルキックを脇腹に受けてダウンしパウンドで1RTKO負けを喫し、試合後のリング上で引退を宣言した。闘病中に家族と「復帰後は長くてもあと2試合、アリスターに負けた場合はその時点で引退する」と約束していたことを明かし、勝者のアリスターへ「最後に君と戦えて本当によかった」と賛辞の言葉を送った。
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