ブリューゲルの動く絵
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ブリューゲルの動く絵 | |
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The Mill and the Cross | |
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監督 | レフ・マイェフスキ |
脚本 | マイケル・フランシス・ギブソン レフ・マイェフスキ |
製作 | レフ・マイェフスキ |
製作総指揮 | アンゲルス・シレジウス |
出演者 | ルトガー・ハウアー マイケル・ヨーク シャーロット・ランプリング |
音楽 | レフ・マイェフスキ ヨゼフ・スカルツェク |
撮影 | レフ・マイェフスキ アダム・シコラ |
編集 | エリオット・エムス ノルベルト・ルジク |
製作会社 | Silesia Film ポーランド・テレビ 他 |
配給 | ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 96分 |
製作国 | ![]() ![]() |
言語 | 英語 スペイン語 |
製作費 | €1,100,000[1] |
興行収入 | ![]() |
『ブリューゲルの動く絵』(ブリューゲルのうごくえ、The Mill and the Cross)は、2011年のポーランド・スウェーデン合作の歴史映画。監督はレフ・マイェフスキ、出演はルトガー・ハウアーとマイケル・ヨークなど。16世紀フランドル絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲルの代表作の1つ『ゴルゴタの丘への行進』(1564年)の世界を実写とCGで再現した体感型アートムービーである[3]。また、マイケル・フランシス・ギブソンの著書『The Mill and The Cross』から着想を得ている[4]。
2011年のサンダンス映画祭で初上映され[5]、同年の第10回サンフランシスコ映画批評家協会賞では特別賞を受賞した。
ストーリー
16世紀のフランドル地方(現在のベルギー)の農村にいつも通りの朝が来る。仲睦まじい若夫婦は子牛を売りに出かける。切り立った岩山の上に立つ風車小屋の風車守の家族は小麦を挽く。長閑に見える村の人々の生活の一方で、支配者は異端者を残酷に迫害しており、若夫婦の夫は晒し者にされて殺される。村の様子をスケッチしていた画家のブリューゲルは、友人で美術品収集家である裕福な商人ヨンゲリンクから、この悲惨な様子を描けるかと挑戦的な問いを受ける。それに応えたブリューゲルが、風車守に合図して風車を止めると、目の前の光景がピタリと動きを止める。そのフランドルの風景の中に、十字架を背負わされ、ゴルゴタの丘に連れて行かれるキリストと、その母マリアの姿があった。風車が回り出し、再び人々が動き出すと、目の前で聖書の物語「十字架を担うキリスト」の光景が再現される。夜が明け、いつも通りの朝が来ると、村の人々は普段と変わらぬ生活を送る。
こうして描かれたブリューゲルの『ゴルゴタの丘への行進』は今、ウィーンの美術史美術館に展示されている。
キャスト
- ピーテル・ブリューゲル: ルトガー・ハウアー - フランドルの画家。
- ニクラース・ヨンゲリンク: マイケル・ヨーク - 美術品収集家。
- マリア: シャーロット・ランプリング - ブリューゲルの妻の30年後をモデルにした聖母。
作品の評価
映画批評家によるレビュー
Rotten Tomatoesによれば、42件の評論のうち高評価は79%にあたる33件で、平均点は10点満点中7.41点となっている[6]。 Metacriticによれば、17件の評論のうち、高評価は15件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中80点となっている[7]。
受賞歴
第10回サンフランシスコ映画批評家協会賞特別賞受賞。
出典
- ^ Katarzyna Grynienko (2009年8月17日). “Production: The Mill And The Cross wraps shoot” (英語). Film New Europe. オリジナルの2012年3月13日時点におけるアーカイブ。 2013年11月9日閲覧。
- ^ “The Mill and the Cross” (英語). Box Office Mojo. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “ブリューゲルの動く絵”. WOWOW. 2013年11月9日閲覧。
- ^ “クレジット”. 映画『ブリューゲルの動く絵』公式サイト. 2013年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月9日閲覧。
- ^ “2011 Sundance Film Festival Noncompetitive Categories” (英語). Standard-Examiner. (2010年12月2日). オリジナルの2012年10月5日時点におけるアーカイブ。 2013年11月9日閲覧。
- ^ “The Mill and the Cross (2011)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “The Mill and the Cross Reviews” (英語). Metacritic. 2020年6月6日閲覧。
外部リンク
「The Mill and the Cross」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- 私はまず、この点をAmandaに確認します。
- 11月21日にHolyoke Bar and Grillで、Pete Laurenの退職パーティーが開かれることをお知らせします。11 月10 日までにお返事をください。
- 来月のロンドンへの出張のために、飛行機の便を予約して、Southland銀行の近くの宿泊施設を手配してもらえますか。
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- 一般に公開されたことのない、Ruth and Steve Whitmanの個人コレクションの絵画を含む、およそ120 点の作品が展示される。
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