The King of Romeとは? わかりやすく解説

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キング・オブ・ローマ

(The King of Rome から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:33 UTC 版)

キング・オブ・ローマ
ダービー博物館で保存されている剥製
生物 Columba livia f. domestica
品種 レース鳩
性別 オス
生誕 イングランドダービー
墓地 ダービー博物館・美術館
著名な要素
  • 長距離レースの優勝者
  • 歌のテーマ
飼い主 チャーリー・ハドソン
外見 青色のオス
名の由来 ローマ・イングランド間の鳩レース

キング・オブ・ローマ: The King of Rome)は、1913年にローマからイングランドまでの 1,611 キロメートル(1,001 マイル)の鳩レースで優勝した名鳥。デイブ・サドベリはこのレース鳩をテーマに歌と本を書き、前者はジューン・テイバー英語版の歌ったものが最も有名である[1]

脚輪番号 NU1907DY168[2]をつけた、この青色のオス[3]はチャーリー・ハドソン(1870年代初 - 1958年3月13日、84歳没[2])が所有し[1]、育てたものだった[3]。彼はダービーのブルック通り 56 番地(北緯52度55分35秒 西経1度29分08秒 / 北緯52.9265度 西経1.4855度 / 52.9265; -1.4855、現在は廃止)に住み、1904年に鳩レースを始めたと言われている[1] 。1913年のレース時には、彼はダービー市飛行クラブ (Derby Town Flying Club) の会長兼会計係となっていた[1]。彼はまた、ダービー・イブニング・テレグラフ英語版に鳩レースの記事を寄稿していた[4]。この鳥が死ぬと、彼は遺骸をダービー博物館・美術館へ寄贈した。その剥製は目録番号 DBYMU.1946/48 として保管されている。以前はダービーのほか、ウォールソール博物館英語版ノーサンプトンシャーウラトン・ホール英語版などでも展示が行なわれたが[4]、2011年時点では展示はされていない[5]

Sudbury, in 2012
キング・オブ・ローマ
ジューン・テイバーの楽曲
収録アルバム アカバ英語版
リリース 1988年 (1988)
ジャンル フォーク
レーベル トピック・レコード英語版
作曲者 デイブ・サドベリ
言語 英語
プロデュース アンドリュー・クロンショー

デイブ・サドベリはキング・オブ・ローマとその飼い主をテーマにした歌と本を書いている。歌はジューン・テイバー英語版の歌ったものが最も知られている[1]。歌には「大レースの日、一陣の嵐が吹き荒れた。何千羽という鳥たちは散りぢりに吹き飛ばされ、二度と帰らなかった[5]。」と鳥レースにつきものの危険が歌われている。ジューン・テイバーは1980年代末のあるコンテストに審判として参加した際、サドベリがこの歌を歌うのを聞いた。(彼は 4 位だった[6]。)その後、テイバーは1988年のアルバム『アカバ英語版』にこの歌を収録した。当時のコンテストでやはり決勝戦進出者だったブライアン・マクニール英語版は、

「キング・オブ・ローマ」はあの夜に歌われたどの歌よりも飛び抜けていた。あの歌こそ優勝すべきだった。[6]

と述べている。

マクニールは後にこの歌を歌い、2000年にイアン・マッキントッシュwikidataと共同制作したアルバム『Live and Kicking』でそのライブ演奏を聴くことができる[6]

バンドのハーフ・マン・ハーフ・ビスケット英語版もこの歌を録音したが、まだリリースしていない[7]。カナダのフォーク歌手ガーネット・ロジャーズ英語版は2004年のアルバム『Summer Lightning』にこの曲を収録している。

サドベリの詞は、ハンス・サエフコの挿絵を添えて 32 ページの本に再構成されている[8]

脚注

  1. ^ a b c d e “Museum plea on pigeon”, Derby Evening Telegraph, (2001-09-25) 
  2. ^ a b Savage, Andy. “The King of Rome - Charles Hudsons famous Pigeon from the West end of Derby.”. Derby Photos. 2011年7月8日閲覧。
  3. ^ a b The Racing Pigeon: 139, (1913-08-02) 
  4. ^ a b “Legend of the stuffed superstar”. Derby Evening Telegraph. (1996年12月9日) 
  5. ^ a b Natural History treasure - The King of Rome”. Derby City Council. 2011年7月8日閲覧。
  6. ^ a b c Sleeve notes, Iain MacKintosh & Brian McNeill, Live and Kicking, 2000
  7. ^ HMHB: Unreleased Tracks from Radio Sessions”. 2011年7月8日閲覧。
  8. ^ Sudbury, Dave; Saefkow, Hans (2010), The King of Rome, Simply Read Books, ISBN 978-1894965941, http://www.simplyreadbooks.com/book.php?book_id=43 

外部リンク


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