Sodium thiocyanateとは? わかりやすく解説

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チオシアン酸ナトリウム

分子式CNNaS
その他の名称チオシアン酸ナトリウム、ロダンソーダSodium thiocyanateUSAF EK-T-434、Scyan、Haimased、シアン、ハイマセド、Sodium rhodanide
体系名:ナトリウムチオシアナート


チオシアン酸ナトリウム

(Sodium thiocyanate から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/28 01:55 UTC 版)

チオシアン酸ナトリウム
識別情報
CAS登録番号 540-72-7 
PubChem 516871
ChemSpider 10443 
UNII 5W0K9HKA05 
EINECS 208-754-4
ChEBI CHEBI:30952 
ChEMBL CHEMBL1644028 
RTECS番号 XL2275000
特性
化学式 NaSCN
モル質量 81.072 g/mol
外観 潮解性の無色の結晶
密度 1.735 g/cm3
融点

287 °C, 560 K, 549 °F

への溶解度 139 g/100 mL (21 °C)
溶解度 アセトンアルコールに溶ける
屈折率 (nD) 1.545
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 0675
EU分類 有害(Xn)
EU Index 615-004-00-3
NFPA 704
0
2
0
Rフレーズ R20/21/22, R32, R36, R37, R38
Sフレーズ S22, S26, S36
半数致死量 LD50 764 mg/kg (経口、ラット)[1]
関連する物質
その他の陰イオン シアン酸ナトリウム
シアン化ナトリウム
その他の陽イオン チオシアン酸カリウム
チオシアン酸アンモニウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

チオシアン酸ナトリウム(チオシアンさんナトリウム、Sodium thiocyanate)は化学式 NaSCN で表される、チオシアン酸ナトリウム塩である。

性質

常温では無色で吸湿性のある結晶あるいは白色粉末で、水、エタノールアセトンに溶ける。有毒であり、ラットに経口投与した場合のLD50は764 mg/kgである。経口摂取すると中枢神経に影響を与え、嘔吐下痢、脱力感、錯乱、痙攣などの症状が現れる。不燃性であるが加熱すると分解し、硫黄酸化物窒素酸化物酸化ナトリウムシアン化物を含む有毒ガスを生じる。や強塩基酸化剤と激しく反応する。

用途

試薬やカラーフィルムの現像除草剤アクリル繊維製造時の溶剤などとして用いられる。

出典

  1. ^ Sodium thiocyanate, chemicalland21.com

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