SmartNews
別名:スマニュー
SmartNewsとは、スマートニュース株式会社が提供するニュースアプリの名称である。
SmartNewsは2012年12月にiPhoneアプリとしてリリースされた。(当時の社名は株式会社ゴクロ)。Twitterへの日本国内からの投稿(ツイート)を独自に解析し、話題性の高い記事を自動的に選別することで、現在話題になっているニュース記事から自分の興味に合った話題を機械的に選別するという、いわばニュースの個人向けキュレーションの仕組みを大きな特徴とする。記事一覧は画像が多用さたレイアウトになっており、見やすさ・読みやすさも重視されている。
SmartNewsには「Smartモード」と呼ばれるオフライン閲覧モードがあり、記事内容をあらかじめダウンロードしておくこともできるようになっている。あらかじめ端末内に記事データを保存しておけば、閲覧時の電波状況の良し悪しに左右されず、ページを移動する際に読み込みを待たなくてよくなる。
SmartNewsはアプリケーション内に組み込まれた独自のWebブラウザでニュースサイトのページを描画するタイプのニュースリーダーであり、「Smartモード」は描画したページのキャッシュを保存する方式である。Smartモードの在り方は著作権法の禁止する転載に該当しないのか、ただ乗りではないのかと疑義が呈されたこともあるが、その後も提供は続けられており、日本をはじめ米国などでもキュレーション型ニュースアプリとして多くの利用者を獲得している。
参照リンク
SmartNews
スマートニュース
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2014年12月) |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 日本 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル 3F(旧 神宮前第23ビル) |
設立 | 2012年6月15日 |
法人番号 | 7011001090345 |
事業内容 | スマートフォンアプリケーションの開発・運営 インターネットサービスの開発・運営 |
代表者 | 鈴木健(代表取締役会長兼社長 CEO) |
資本金 | 95億7500万円 |
純利益 | ▲41億8500万円(2020年12月31日時点)[1] |
総資産 | 86億9900万円(2020年12月31日時点)[1] |
関係する人物 | 浜本階生(共同創業者・元社長) |
外部リンク | http://about.smartnews.com/ja |
スマートニュース(SmartNews)は、スマートフォン用のニュースアプリ、並びに同アプリを提供する企業(スマートニュース株式会社)。
本記事ではアプリ・企業の双方について解説する。
アプリ
開発元 | SmartNews, Inc. |
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最新版 | iOS版:8.18.0 / 2020年11月30日 Android版:8.17.0 / 2020年11月26日 |
対応OS | iOS 12.0以降 Android 5.0以降 |
プラットフォーム | iOS、Android |
サイズ | iOS版:159MB Android版:21MB |
対応言語 | 日本語、英語 |
サポート状況 | 公開中 |
公式サイト | https://www.smartnews.com/ja/ |
スマートニュースは、全国紙をはじめとするニュースメディアと連携し、インターネット上で話題になったニュースを配信、アプリ上で読めるようになっているスマートフォン向けのアプリケーション。アプリは世界各国で配信されており、特に日本とアメリカでは合わせて5,000万ダウンロードを記録し、月間2,000万人の利用者がいるとされる[2]。
内容
スマートニュースは、電波がなくてもニュースが読めるのが売りである。
2013年12月には「Google Play Best of 2013」において「アプリオブザイヤー2013」を受賞した[3]。
ダウンロードできるサイト
iOSのスマートフォン(iPhoneやiPad)の場合はApp Store(旧iTunes App Store)で、Androidの場合はGoogle Playでダウンロードできる。
備考
2016年にはアーティストと初のコラボレーションとして、ももいろクローバーZを起用。画面の切り替え部分などにイラストで登場させたほか[4]、グループの歴史をスマートニュース風に紹介する動画を公開した。
SmartNews Award
同社が毎年開催している「メディアパートナーミーティング」にて、2015年より発表しているアワード[5]。
社会的に有意義で読むべき記事を多く提供し、多くのユーザーから支持された媒体に贈られる「大賞」。SmartNewsにチャンネルプラスを開設した媒体のなかで、特に成長が著しい媒体に贈られる「チャンネルプラス賞」。SmartNewsの政治や社会、経済、スポーツ、国際など多様なチャンネルに記事が掲載された媒体に贈られる「ダイバーシティ賞」がある。
2018年には特別賞が新設された[6]が、2019年には「ベストパートナー賞」に一新された[7]。また大賞以外の上記2つの賞はベストパートナー賞の一部門となった。
さらに2020年には「読者投票賞」が追加された[8]。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
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大賞 | 週アスPLUS | AFPBB NEWS | BuzzFeed Japan | Business Insider Japan | 文春オンライン | AbemaTV | 文春オンライン |
チャンネルプラス賞(部門) | デイリースポーツ | @DIME | 週プレNEWS | the360.life | |||
ダイバーシティ賞(部門) | テレ朝NEWS | 東洋経済オンライン | J-CASTニュース | ||||
特別賞 | Domani(女性メディア部門)、東海テレビ放送報道部(ローカルメディア部門) | ||||||
ベストパートナー賞 | 8部門19媒体 | 17部門19媒体 | 18媒体 | ||||
読者投票賞 | ロケットニュース24 | ロケットニュース24 |
企業
スマートニュース株式会社は、東京都渋谷区に本社を置くIT系企業。2012年(平成24年)設立。
沿革
- 2012年6月 株式会社ゴクロとして設立[9]。
- 2012年12月 「スマートニュース」アプリ公開。
- 2013年10月 社名をスマートニュース株式会社に変更、合わせて本社を移転[9]。
- 2014年8月 グリー、ミクシィ、川田尚吾(ディー・エヌ・エー共同創業者)らに対する第三者割当増資を行う[10]。
- 2014年10月 SmartNews 2.0をリリース[11]。
- 2015年2月 本社を渋谷区神宮前に移転[12]。
- 2023年11月 NTTドコモと業務提携[13]。
広報活動
SmartNewsリポーターという名目で地球をモチーフにした地球くんというキャラクターがいる。なお、地球くんと一緒に黄色い球体のキャラクターも登場していることもあるが、そちらは月では無く、「エキストラの方」と称している[14]。
テレビCMに女優の吉岡里帆を2017年9月より起用している。2017年10月より『WBS』、『日経スペシャル カンブリア宮殿』(いずれもテレビ東京)のスポンサーを務めている(同年12月末で降板)。2018年からは千鳥がCM出演し、大吾のセリフ「貴様」や英語のセリフが話題になった。また、「日向坂46チャンネル」の宣伝として日向坂46のメンバーが千鳥のセリフを言うCMもあった。2019年からは千鳥と共同でバイきんぐが出演し2020年はダウンタウンが10年ぶりに2人で出演、2021年はフワちゃん、2023年現在は柳楽優弥と伊藤沙莉がCMに出演している。スマートニュースのYouTubeチャンネルには「櫻坂46チャンネル」「乃木坂46チャンネル」の宣伝として櫻坂46、乃木坂46が出演。
新型コロナウイルスワクチンの大量確保、社員以外への接種
2021年7月、スマートニュース社は、職域接種枠の制度を利用し、同社の社員数は約400名(被保険者数)にもかかわらず5000人分の新型コロナウイルスのワクチンを国から確保し、それを従業員とその家族らだけではなく、渋谷区民や区内の就業者にも接種を行うと発表した[15][16][17]。会社の代表者である鈴木健は自身のTwitterで「炊き出しの精神」と主張した[18]。一方で、ワクチンの供給量の不足で予約がキャンセルされる例も多く、批判の声も上がっている[19]。
脚注
- ^ a b スマートニュース株式会社 第9期決算公告
- ^ スマートニュースがシリーズEで総額100億円調達、米国事業へのアクセルをさらに踏む - Tech Crunch・2019年11月19日
- ^ SmartNews(スマートニュース)、「Google Play Best of 2013」を受賞 - スマートニュース・2013年12月4日
- ^ “ももクロ、アルバム同時発売を記念してSmartNewsとコラボ”. ミュージシャンネット. 2017年1月7日閲覧。
- ^ “スマートニュース、SmartNewsアワード2017受賞媒体を発表 〜BuzzFeed Japan・週プレNEWS・J-CASTニュースに決定〜”. SmartNews. 2017年11月7日閲覧。
- ^ “スマートニュース「SmartNews Award 2018」受賞媒体を発表 〜Business Insider Japan・the360.life・Domani・東海テレビ放送報道部に決定〜”. SmartNews. 2018年9月5日閲覧。
- ^ “第5回「SmartNews Awards 2019」受賞媒体を発表!大賞は、文春オンライン”. SmartNews. 2019年12月17日閲覧。
- ^ “SmartNews Awards 2020”. SmartNews. 2020年12月14日閲覧。
- ^ a b スマートニュース 社名および住所変更のお知らせ - スマートニュース・2013年10月1日
- ^ スマートニュース、総額36億円の資金調達を実施 - PR TIMES・2014年8月8日
- ^ スマートニュース、「SmartNews 2.0」を日米で同時リリース - スマートニュース・2014年10月2日
- ^ スマートニュース、本社移転のお知らせ
- ^ “ドコモ、スマートニュースと提携 dポイント利用促進”. 日本経済新聞 (2023年11月14日). 2023年11月16日閲覧。
- ^ “愛されて4周年!地球くんの「今日は何の日?」〜全力のコスプレを振り返る〜”. スマートニュース株式会社 (2017年8月29日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “スマートニュースの職域接種について – SmartNews ヘルプセンター”. archive.is (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “スマートニュース、渋谷区内のオフィスで職域接種 区民・在勤者も対象に - シブヤ経済新聞”. archive.is (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “スマートニュース株式会社と「新型コロナウイルスワクチン接種に関する連携協定」を締結しました | 渋谷区公式サイト”. archive.is (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “鈴木 健 on Twitter: "スマートニュースは「炊き出しの精神」で、地域の方へのワクチン接種を明日より開始します。職域接種で、一般…”. archive.is (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “ワクチン不足で接種の予約キャンセル「納得いかない」などの声も - ライブドアニュース”. archive.is (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
外部リンク
- スマートニュース株式会社
- スマートニュース株式会社 (@SmartNewsInc_jp) - X(旧Twitter)
- スマートニュース株式会社 (SmartNewsInc) - Facebook
- スマートニュース
- スマートニュース (@smartnews_ja) - X(旧Twitter)
- スマートニュース - YouTubeチャンネル
- ダウンロード
SmartNews(スマートニュース)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:18 UTC 版)
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