NGC3031
名称:NGC3031(M81)
小分類:渦巻銀河Sb型
属する銀河群:M81銀河群
属する星座:おおぐま座
春、北斗七星の近くに、銀河の中心から下に花が咲いたように開いて見えるNGC3031(M81)。渦巻銀河は中心部の回転楕円体、外側の円盤部、渦状腕から成っています。この銀河は、回転楕円体は小さいけれども渦状腕が発達したSb型です。
1.見つけ方のポイントは?
春になって北東の空に姿を見せる、おおぐま座。まず北斗七星を見つけ、ガンマ星とアルファ星を結んでアルファ星の方向に2倍延ばします。その位置に八の字型に並ぶ2つの銀河のうち、明るい(7.8等級)ほうがNGC3031です。東京での午後9時の南中は4月中旬です。近くに並ぶNGC3034とともに、小型望遠鏡で見ることができます。
2.どのような特徴があるの?
NGC3031は、ぼんやりした恒星状、少し膨らんだ楕円に見えます。中心部から下に花が咲いたように開いており、これは中心部で起きた爆発によって飛び出したものと考えられています。
4.地球からはどれくらい離れているの?
1,400万光年離れています。
※参考文献:河島信樹・監修/三品隆司ほか編「スペース・アトラス」PHP研究所、小平桂一ほか編「平凡社版天文の事典」平凡社、浅田英夫「MY DATA 図鑑星空フィールド日記」山と溪谷社、国立天文台・編「理科年表」丸善、高倉達雄・監修「現代天文学小事典」講談社、山田卓「新訂ほしぞらの探訪」地人書館、古田俊正「天文/グラフィティ銀河」誠文堂新光社
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