NAPSの経緯とは? わかりやすく解説

NAPSの経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 19:33 UTC 版)

COSMETS」の記事における「NAPSの経緯」の解説

当初はM-200Hのようなメインフレーム構成されていたが、その後スーパーコンピュータ置き換えられた。1988年日立製作所SRシリーズ使用して構築その後SRシリーズ更新されている。1992年更新する際、システム電力容量気象庁本庁舎で耐えられない電力容量要する結果になったことから、COSMETSコアシステムは、清瀬にある気象衛星センター内に移設以後コアシステムは、清瀬運用されている。2001年NAPS部分は、当時最新SRシリーズ機SR8000(理論ピーク性能:768GFLOPS)が稼動し、気象予測予測範囲時間3時間から6時間と倍増した当時数値演算部分演算性能では世界3指に入るシステム広報されたが、当時他国カナダ/アメリカなど)システム更改期を目前したもので、比較する意味の無い値であった。 さらに、近年気象予測予測精度への不満により、早々置き換え切望されていたが、2006年3月1日にやっと旧SR8000がSR11000と置き換えられ理論ピーク性能21.5TFLOPSと大幅に性能向上した。さらに、2012年にはSR16000/M1に、2018年にはCray XC50を主系とするシステム置き換えられた。 NAPS世代諸元世代運用開始受注者機種理論最大性能主記憶容量ディスク容量消費電力NAPS 1959年 IBM IBM 704 12 キロFLOPS ― ― ― NAPS2 1967年 日立製作所 Hitachi HITAC 5020 307 キロFLOPS ― ― ― NAPS3 1973年 日立製作所 Hitachi HITAC 8800 4.55 メガFLOPS ― ― ― NAPS4 1982年 日立製作所 Hitachi HITAC M-200H 23.8 メガFLOPS ― ― ― NAPS5 1987年 日立製作所 Hitachi HITAC S-810 630 メガFLOPS ― ― ― NAPS6 1996年 日立製作所 Hitachi S-3800 32 ギガFLOPS ― ― ― NAPS7 2001年3月 日立製作所 Hitachi SR8000/E1 (80ノード) 768 ギガFLOPS 640 ギガバイト 2.7 テラバイト ― NAPS8 2006年3月 日立製作所 Hitachi SR11000/K1 (80ノード×2) (数値予報) 21.5 テラFLOPS(10.75 テラFLOPS×2) 10 テラバイト(5 テラバイト×2) 18.6 テラバイト2005年3月 Hitachi SR11000/J1 (50ノード) (衛星データ処理) 6.08 テラFLOPS 3.1 テラバイト NAPS9 2012年6月 日立製作所 Hitachi SR16000/M1 847 テラFLOPS 108 テラバイト 348 テラバイト 1,969 kVA NAPS10 2018年6月 日立製作所 Cray XC50 18 ペタFLOPS(18,166 テラFLOPS) 528 テラバイト 10.6 ペタバイト(10,608 テラバイト) 4,107 kVA

※この「NAPSの経緯」の解説は、「COSMETS」の解説の一部です。
「NAPSの経緯」を含む「COSMETS」の記事については、「COSMETS」の概要を参照ください。

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