NAPS-Z
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 07:37 UTC 版)
詳細は「日産・Z型エンジン」を参照 NAPS-Zとは、日産・Z型エンジンに名付けられたペットネームであり、1978年に昭和53年排出ガス規制に対応するべく投入されたエンジン及び機構である。半球型燃焼室とツインプラグによる急速燃焼を基幹技術としており、ターボチャージャーを搭載した高出力エンジン(Z18ET)もラインナップされていた。 NAPS-Zはツインプラグと高速のスワールを発生させるように設計された燃焼室により、低燃費を実現した。また、VVTバルブによる高度なEGR制御により、きめ細かな排気再循環が可能となり、インテークマニホールドの設計変更によって各気筒への排ガスの分配も改善された。 しかし、通常のNAPSも1978年の時点で昭和53年規制に十分対応出来る水準に達していた為、NAPS-Zの急速燃焼技術が他のエンジンに拡大採用される事は無かった。しかし、NAPS-Zで確立したEGRのVVT制御はA型エンジンなどにも応用された。
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