LingerOption クラス
アセンブリ: System (system.dll 内)


Socket を閉じた後もまだ、発信ネットワーク バッファ内に使用可能なデータがある場合があります。Socket を閉じた後の、未送信データを転送する時間を指定する場合は、LingerOption を作成し、enable パラメータを true に設定し、seconds パラメータを、希望する時間に設定します。seconds パラメータは、Socket の接続を維持する時間を示します。この時間が経過するとタイムアウトが発生します。Socket を閉じることによって接続を切断する場合は、LingerOption を作成するときに、enable パラメータを true に設定し、seconds パラメータを 0 に設定します。この場合、Socket はすぐに閉じられ、未送信のデータは失われます。LingerOption を作成したら、Socket.SetSocketOption メソッドに渡します。TcpClient とデータの送受信を行っている場合は、LingerOption を TcpClient.LingerState メソッドに渡します。
既定では、接続の維持はタイムアウト 0 で有効になっています。そのため、Socket は、発信ネットワーク バッファに残っているデータがなくなるまで保留データを送信しようとします。

作成済みの Socket に対し、Close メソッドが呼び出されてから 1 秒間接続を維持するように設定する例を次に示します。
Dim myOpts As New LingerOption(True, 1) mySocket.SetSocketOption(SocketOptionLevel.Socket, SocketOptionName.Linger, _ myOpts)
LingerOption myOpts = new LingerOption(true ,1); mySocket.SetSocketOption(SocketOptionLevel.Socket, SocketOptionName.Linger, myOpts);

System.Net.Sockets.LingerOption


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


LingerOption コンストラクタ
アセンブリ: System (system.dll 内)


Socket を閉じた後もまだ、発信ネットワーク バッファ内に使用可能なデータがある場合があります。enable パラメータを使用して、Socket が close メソッドの呼び出し後も未送信のデータを転送し続けるかどうかを指定します。seconds パラメータは、Socket がタイムアウト前に未送信のデータを転送しようとする時間を示します。enable パラメータを true に設定し、seconds パラメータを 0 に設定すると、Socket は発信ネットワーク バッファに残っているデータがなくなるまでデータを送信しようとします。enable を false に設定した場合は、Socket はすぐに閉じられ、未送信のデータは失われます。

作成済みの Socket に対し、Close メソッドが呼び出されてから 1 秒間接続を維持するように設定する例を次に示します。
Dim myOpts As New LingerOption(True, 1) mySocket.SetSocketOption(SocketOptionLevel.Socket, SocketOptionName.Linger, _ myOpts)
LingerOption myOpts = new LingerOption(true ,1); mySocket.SetSocketOption(SocketOptionLevel.Socket, SocketOptionName.Linger, myOpts);

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


LingerOption プロパティ
LingerOption メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

LingerOption メンバ
Close を呼び出した後で Socket の接続を維持するかどうかを指定します。また、送信するデータが残っている場合は、接続を維持する時間を指定します。
LingerOption データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。



名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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