日立教育訓練用原子炉
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/28 15:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動日立教育訓練用原子炉(ひたちきょういくくんれんようげんしろ、英: Hitachi Training Reactor、略称:HTR)は、川崎市麻生区王禅寺地区にあった研究用原子炉。 日立製作所が原子炉設計技術の確立、原子力技術者の育成等を目的として建設した。原子炉の開発研究、放射化分析、放射性同位元素製造、材料照射および医療照射に利用された。民間初の国産原子炉建設であり、先に建設が開始されていた国産1号炉であるJRR-3(1962年9月初臨界)よりも先に初臨界を達成したため、国産零号炉とも呼ばれた。[1]
年表
- 1960年5月13日 - 原子炉設置承認[2]
- 1961年12月25日 - 初臨界[2]
- 1962年6月25日 - 定格出力100kW到達
- 1968年8月 - 医療照射開始
- 1975年2月 - 運転停止
- 1975年10月 - 解体作業開始
- 1976年4月 - 解体作業終了
- 2005年10月 - 保管していたすべての使用済燃料を搬出
仕様
関連項目
脚注
外部リンク
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