エフシー‐バス【FCバス】
読み方:えふしーばす
FCバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 20:45 UTC 版)
FCバス東京都交通局 型式名はTFCB。FCV「MIRAI」用に開発された技術を織り込んだ新型燃料電池バス。引き続きジェイ・バス小松事業所で製造される。 登場当初は、前面と後部のデザインはこれまでの試作車と同様にブルーリボンシティのものを流用していたが、側面は側窓下部のモールがなくなり、中扉も引き戸からプラグドアに変更されるなどすっきりした仕上げとなっていた。2014年にフロントとリアを中心に大幅な外装リニューアルを受け、その結果ブルーリボンシティの面影はほぼ無くなっている。FCスタックは114kWのものを2基、電動機は110kWのものを2基搭載、水素タンクは70MPaのものを屋根上に8基搭載した。リアドライブ方式。 ブルーリボンシティハイブリッドが2015年にブルーリボンハイブリッド(HL系)にモデルチェンジし、日野の路線バス車種がいすゞの路線バス車種との統合モデルに統一されてからは、ジェイ・バスでの路線バス製造は宇都宮事業所(旧・いすゞバス製造宇都宮工場)で統一されていたが、トヨタから販売される燃料電池バスは小松事業所(旧・日野車体工業小松工場)で製造されており、小松事業所製では唯一の大型路線バスとなっている。[要出典]。 試作車 実証実験のため豊田市に無償で貸し出され、名鉄バスに委託してとよたおいでんバス豊田東環状線(豊田市駅 - 三河豊田駅)で2015年1月9日から3月31日までと同年7月6日から8月31日まで営業運行が行われた。同年9月1日から11月30日まではとよたおいでんバス藤岡・豊田線の豊田市駅 - 藤岡中学校間で営業運行を行う。 量産車 上述の各車種での走行実証を踏まえ、2017年初頭にトヨタブランドで「トヨタFCバス」として発売が開始される。外観はミラー類が樹脂一体成型品から従来品に変更された事以外は2015年に実証実験を行った車両とほぼ同一である。初年度は同年2月 - 3月にかけて東京都交通局にリース方式で2台が納入され、同年3月21日より都05-2系統(東京駅丸の内南口 - 東京ビッグサイト)/都05-2急行系統(東京駅丸の内南口 - 東京ビッグサイト)で路線バスとして運行を開始した。トヨタブランドでの大型バス販売はDR15系リアエンジンバスの販売が終了した1974年以来43年ぶりである。
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