Elaeagnus multifloraとは? わかりやすく解説

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なつぐみ (夏茱萸)

Elaeagnus multiflora

Elaeagnus multiflora

Elaeagnus multiflora

Elaeagnus multiflora

Elaeagnus multiflora

Elaeagnus multiflora

わが国固有種で、北海道南部から本州福島県から静岡県までの太平洋側分布してます。海岸沿いから丘陵生え、高さは2~4メートルなります。若い褐色鱗状毛に被われます広楕円形から広卵形互生します。表面緑色で、裏面には灰白色鱗状毛が密生します。4月から5月ごろ、淡黄色の花を下垂してかせます花弁のように見えるのは4裂した筒です。果実楕円形の偽果で、5月から7月赤く熟します。名前は、果実が夏に熟すことから。
グミ科グミ属落葉低木で、学名は Elaeagnus multiflora。英名は Gumi, Oleaster
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グミ:  丸葉茱萸  吃驚茱萸  唐茱萸  夏茱萸  斑入り茱萸  秋茱萸  細茱萸

夏胡頽子

読み方:ナツグミ(natsugumi)

グミ科落葉低木小高木、園芸植物薬用植物

学名 Elaeagnus multiflora


夏茱萸

読み方:ナツグミ(natsugumi)

グミ科落葉低木小高木、園芸植物薬用植物

学名 Elaeagnus multiflora


山胡頽子

読み方:ヤマグミ(yamagumi)

ナツグミ別称
グミ科落葉低木小高木、園芸植物薬用植物

学名 Elaeagnus multiflora


田刈胡頽子

読み方:タガリグミ(tagarigumi)

ナツグミ別称
グミ科落葉低木小高木、園芸植物薬用植物

学名 Elaeagnus multiflora


田植胡頽子

読み方:タウエグミ(tauegumi)

ナツグミ別称
グミ科落葉低木小高木、園芸植物薬用植物

学名 Elaeagnus multiflora


ナツグミ

(Elaeagnus multiflora から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 02:58 UTC 版)

ナツグミ
ナツグミの変種トウグミ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: グミ科 Elaeagnaceae
: グミ属 Elaeagnus
: ナツグミ E. multiflora
学名
狭義: Elaeagnus multiflora Thunb. f. orbiculata (Makino) Araki (1955)[1]

標準: Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora (1784)[2]

シノニム
和名
ナツグミ
英名
cherry silverberry
ナツグミの実と葉、大きさ比較のたばこ、2008年6月撮影

ナツグミ(夏茱萸[4]学名: Elaeagnus multiflora)はグミ科グミ属落葉小高木。山野に生える。別名は、ホソバナツグミ[1]。夏に実が熟すのでこの名がある[5][4]

分布と生育環境

日本本州関東中部地方福島県から静岡県太平洋側)[6]四国に分布し、山野に自生する[5]。庭などにも植えられる[4]

形態・生態

落葉広葉樹の小高木[5]はよく分枝する[4]。樹皮は暗灰褐色で皮目があり、若木のうちはなめらかで皮目が多いが、太くなると縦に裂ける[6]。若い枝には褐色を帯びた鱗状毛が密生し、赤褐色に見える[6]。果実や葉の表面には、うろこ状の毛がある。互生し、長さ3 - 10センチメートル (cm) の長楕円形から倒卵状長楕円形で、表面にある灰白色の鱗片はやがて脱落するが、裏面には灰白色と褐色の鱗片が残る[5][4]

花期は4 - 5月ごろ[5]。葉のつけ根に1 - 2個の淡黄色のが垂れ下がって咲く[5]花弁に見えるのは(萼筒)で、長さは7 - 8ミリメートル (mm) あって先端が4裂する[4]

果期は5 - 7月[6]。果実は偽果で、長さ12 - 17 mmの広楕円形をしており、長さ2 - 5 cmほどの果柄がついてアキグミよりも長い[4]。果実は赤く熟すと、少し渋いが食べられる[5]

冬芽裸芽で幼い葉が複数集まり、褐色の鱗状毛が密生する[6]。枝先の頂芽側芽よりもやや大きく、側芽は枝に互生する[6]。葉痕は半円形か三角形で、維管束痕が1個つく[6]

品種

  • ホソバナツグミ(学名: Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora f. multiflora[7]) - 狭義のホソバナツグミ

変種

  • トウグミ(学名: E. multiflora var. hortensis
    これがよく植栽されている。ナツグミ、トウグミはよく似ているが、葉の表をルーペで拡大し鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミである。
  • ダイオウグミ(学名: E. multiflora var. gigantea
    特に果実が大きい。ビックリグミともいう。鑑賞用兼食用(果実)として栽培されることが多い。

脚注

参考文献

  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、151頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 西田尚道監修 学習研究社編『日本の樹木』 5巻、学習研究社〈増補改訂 ベストフィールド図鑑〉、2009年8月4日、42頁。 ISBN 978-4-05-403844-8 
  • 平野隆久監修 永岡書店編『樹木ガイドブック』永岡書店、1997年5月10日、79頁。 ISBN 4-522-21557-6 

関連項目



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