EVプラットフォーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:54 UTC 版)
「GLM (企業)」の記事における「EVプラットフォーム」の解説
車台(フレーム・シャシー・ステアリング・サスペンション等)とパワートレイン(モーター・バッテリー・車両制御ユニット等)で構成する車体。走行に必要な部品を全て備え、それ自体で走行可能な強度・剛性を併せ持つ設計になっている。プラットフォーム事業の中核を成す技術で、この車両をベースに研究開発を行うことで、開発にかかるコストや時間を大幅に短縮することが可能。特徴は各部分をモジュール化している点で、パワートレインや足回りなどを部分的に他社に提供することもできる。 第1世代プラットフォーム トミーカイラZZに使われているプラットフォーム。人が乗る中央部分(バスタブ部分)は強度を高めた高剛性アルミ合金を使用し、前方から後方まで曲げ加工による一体成形を施している。これによりコーナリング時にも非常に高い捻り剛性を可能にし、高度な運動性能を実現している。構造を支えるメーンフレームは特許を取得。モジュール化したパワートレイン部分は旭化成のコンセプトカー「AKXY」にも使用されている。。 第2世代プラットフォーム 現在開発中のもので、第1世代と比べて多車種の自動車に応用・展開できるフレキシブルさを持つ。2018年3月にGLMは「当面、開発リソースをプラットフォーム事業へ注力する」とした経営方針を発表し、その中核を担う次世代型プラットフォーム(第2世代)の開発を行うことを同時に宣言した。中でも、主要基盤となる「EVシステム(モーター・インバーター・バッテリー・制御システム等)」を開発の中心に据えており、車両の各種電子部品やシステムを協調制御する高機能な製品を目指すとしている。また先進運転支援システム(ADAS)や、車載ソフトウェアの無線アップデート(OTA)などIT分野の市場ニーズにも順応できるように準備を進めている。同社は自社ブランド完成車への搭載も想定しており、企画が見直しとなった後述のGLM G4はこのプラットフォームを使った新たな完成車として市場への投入が検討されている。
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