EFスケール階級表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 14:45 UTC 版)
「改良藤田スケール」の記事における「EFスケール階級表」の解説
階級風速相対度数想定される被害mphkm/hm/sEF0 65–85 105–137 29–37 53.5% 軽微な被害。屋根がはがされたり、樋や羽目板に損傷を受けることがある。また、木の枝が折れたり、根の浅い木が倒れたりする。確認された竜巻のうち、被害報告のないものはこの階級に区分される。 EF1 86–110 138–178 38–49 31.6% 中程度の被害。屋根はひどく飛ばされ、移動住宅はひっくり返ったり、破壊されたりする。玄関のドアがなくなったり、窓などのガラスが割れる。 EF2 111–135 179–218 50–61 10.7% 大きな被害。建て付けの良い家でも屋根と壁が吹き飛び、木造家屋は基礎から動き、移動住宅は完全に破壊され、大木でも折れたり根から倒れたりする。 EF3 136–165 219–266 62–74 3.4% 重大な被害。建て付けの良い家でもすべての階が破壊され、商店街などで見られるような比較的大きな建物も深刻な損害をこうむる。列車は横転し、吹き飛ばされた木々が空から降ってきたり、重い車も地面から浮いて飛んだりする。基礎の弱い建造物はちょっとした距離を飛んでいく。 EF4 166–200 267–322 75–89 0.7% 壊滅的な被害。建て付けの良い家やすべての木造家屋は完全に破壊される。車は小型ミサイルのように飛ばされる。 EF5 200以上 322以上 90以上 0.1%未満 あり得ないほどの激甚な被害。強固な建造物も基礎からさらわれてぺしゃんこになり、自動車サイズの物体がミサイルのように上空を100メートル以上飛んでいき、鉄筋コンクリート製の建造物にもひどい損害が生じ、高層建築物も構造が大きく変形するなど、信じられないような現象が発生する。EFスケールが導入された2007年2月1日以来、2013年5月までにこの階級の竜巻は全米で9例確認されている。最大の被害を出したのは2011年5月24日にミズーリ州ジョプリンで発生した竜巻で、158人の死者を出した。直近のものは、2013年5月にオクラホマ州の州都オクラホマシティー近郊のムーアを襲った竜巻で、死者は24名だった。
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