ドミンゴ
ドミンゴとは、スペイン語で日曜日の意味。ドミンゴに乗れば、気分はいつも日曜日、の意味を込めて命名。1983年10月に初代モデルがデビューした。ワンボックスワゴンで、エンジン(997CC・56ps)をリヤに搭載、後輪駆動車のほかパートタイム4WD車もあった。定員7名、当時としては珍しい設定だった。ギヤは5速MTだけ。複数保有時代の個性化・多様化に対応して開発したモデルで、国産車初のフロント回転対座シートなど、特徴の多い多目的リッターワゴンだった。
84年11月、マイナーチェンジ。フロントシートはクッション部を延ばしたセミバケットタイプになり、セカンドシートにアームレストを新設。セカンドシートの折りたたみ方式を下位グレードにも採用。パートタイム4WDのセレクトスイッチをダッシュからシフトノブ組込み式にした。
86年6月、4WD車に1.2Lエンジンを搭載。1189ccで52ps(ネット)。8月には、初のフルタイム4WDをGXタイプに設定。ワンウェイクラッチを使ったフリーランニング式だった。
88年2月、1.2L車のパートタイム4WDも。フリーランニング式フルタイム4WD方式に変更した。
91年9月、マイナーチェンジ。ボディカラーを変え、カラードバンパーを採用したほか、安全性向上のための改良を行った。92年9月、ハイマウント・ストップランプを採用し、一部グレードにツインエアコンを装備した。
94年6月、フルモデルチェンジ。初代は軽のワンボックスをベースとしたが、2代目は軽のサンバー・ディアスと車体が同じで、ホイールベース1885mmは同数値。が、全長はバンパーぶん230mm長く、全幅は20mm広い。リヤに置いた1189ccエンジンは、67psヘパワーアップ(ネット表示)。駆動方式はRRとフルタイム4WDがあり、ミッションは5速MTのほかにECVTを選ぶこともできた。ABSはオプション。パワーステアリング付きもあり、上位グレードではツインエアコンも選べた。
96年4月、特装車アラジン登場。魔法のランプのように楽しい車というところから付けた名前。キャンパーとリストアップルーフの2仕様があり、ともにルーフを手動で430mm高<することができ、そこにキャンバスを張れた。キャンパーはシャワー、シンクなどを備えていた。9月、エアコンのフルミックス化、コンビネーションメーターのデザイン変更などを行った。
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