ベースろくじゅうよん【Base64】〔‐ロクジフよん〕
BASE64
別名:ベース64
BASE64とは、7ビットのASCII文字のみの使用が前提である電子メールにおいて、バイナリーデータを送信するための規約であり、テキストデータにエンコードする方式の一つである。RFC 2045で定義されている。
BASE64では、24ビットを1つの集まりとして扱う。この集まりを6ビットごとに4つに分けて、それらを決められた変換規則によって、4個のASCIIに変換する。つまり、0から63までの数値データを7ビットの範囲の文字データに置換する。従って、元サイズの3分の4倍(約1.3倍)のサイズになる。また、24ビットに足りない場合には、「=」で埋められる。
なお、BASE64のようなエンコード方式には、他にquoted-printableがある。
参照リンク
RFC 2045 Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) Part One: Format of Internet Message Bodies
Base64
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 06:00 UTC 版)
Base64は、データを64種類の印字可能な英数字のみを用いて、それ以外の文字を扱うことの出来ない通信環境にてマルチバイト文字やバイナリデータを扱うためのエンコード方式である。MIMEによって規定されていて、7ビットのデータしか扱うことの出来ない電子メールにて広く利用されている。具体的には、A
、…、Z
、a
、…、z
、0
、…、9
の62種類の文字[注釈 1]と、2種類の記号 (+
、/
)、さらにパディング(余った部分を詰める)のための記号として =
が用いられる。この変換によって、データ量は4/3(約133%)となり[注釈 2]、増加する。また、MIMEの基準では76文字ごとに改行コードが入るため、この分の2バイトを計算に入れるとデータ量は約137%となる[注釈 3]。
- ^ ISO基本ラテンアルファベット(いわゆるアルファベット)が大文字・小文字の各26文字とアラビア数字の10文字。
- ^ 元データを6ビット区切りにし、6ビットのそれぞれを印字可能な64文字の内の1文字に置き換える。その1文字1文字は8ビットなので、元の6ビットを8ビットで表現するわけである。よって、データ量は8/6つまり4/3となる。
- ^ Base64エンコード後の1文字は、元のデータの6ビットを表現しているので、Base64エンコード後が76文字ということは、元のデータは、76 × 6ビット = 456ビット = 57バイトである。57バイトを76 + 2 = 78バイトで表現しているので、データ量は78 ÷ 57 ≒ 1.37 = 137%となる。
- ^
h1
とh0
にはそれぞれ16進数の数字の一文字が入る。
- 1 Base64とは
- 2 Base64の概要
- 3 変換形式
- 4 主な利用例
- 5 関連項目
base64
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/24 07:00 UTC 版)
「Multipurpose Internet Mail Extensions」の記事における「base64」の解説
3オクテット(24 ビット)を6 ビットずつ4つに分割し、各6 ビットの値に対してそれぞれUS-ASCIIの64 文字(英字52 文字、数字10 文字、「+」、「/」)を割り当てる符号化方式。 この符号化によって、SMTPなどUS-ASCIIしか許されていない通信路でもバイナリデータを交換できるメリットはあるが、データ容量は約33%増加する。 詳細は「base64」を参照
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