B P = 2とは? わかりやすく解説

ビルボードプレイス

(B P = 2 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 06:29 UTC 版)

万代シテイ > ビルボードプレイス
ビルボードプレイス / BP2
BILLBOARD PLACE / BP2
「ビルボードプレイス」が入る万代シテイ第二駐車場ビルA棟・B棟(2019年9月撮影)。
地図
店舗概要
所在地 新潟県新潟市中央区八千代二丁目
1番1号(万代シテイ第二駐車場ビル)
1番2号(ビルボードプレイス)
5番7号(BP2)
座標 北緯37度54分57.5秒 東経139度3分13.7秒 / 北緯37.915972度 東経139.053806度 / 37.915972; 139.053806 (ビルボードプレイス)座標: 北緯37度54分57.5秒 東経139度3分13.7秒 / 北緯37.915972度 東経139.053806度 / 37.915972; 139.053806 (ビルボードプレイス)
開業日 1996年10月26日(BP)
2000年7月14日(BP2)
正式名称 万代シテイ ビルボードプレイス
施設所有者 新潟交通
施設管理者 新潟交通
中核店舗 なし(専門店複合型)
店舗数 79店舗[1]
最寄駅 新潟駅万代口より徒歩約10分
最寄バス停 万代シテイ
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BP2(2021年9月)
万代シテイにおけるビルボードプレイス・BP2・第二駐車場ビル(A棟)の位置関係。両者および周辺施設はペデストリアンデッキで結ばれている。

万代シテイ ビルボードプレイス(ばんだいシティ ビルボードプレイス、Bandai City BILLBOARD PLACE)は、新潟県新潟市中央区八千代二丁目の万代シテイにある専門店複合型の商業施設。

本項では、ビルボードプレイスが入る建物「万代シテイ第二駐車場ビル」および隣接地に所在する商業施設「BP2」(万代シテイビルボードプレイス2)についても併せて記述する。

概要

ビルボードプレイスおよびBP2は万代シテイにおける中心的商業施設のひとつで、施設の運営管理は新潟交通が行っている。

ビルボードプレイスは、1996年に完成した万代シテイ第二駐車場ビルB棟1~4階に設けられた店舗エリアに相当する。BP、或いはビルボとも呼ばれる。主にB棟を指すが、A棟の1・2階北側部分もBP Walkと呼ばれ、ビルボードプレイスの一部として扱われる[2]

一方のBP2は、1995年オープンしたアミューズメント施設「新潟ジョイポリス」を2000年に商業施設としてリニューアルオープンしたものである。

両者は市道を挟んで隣接しており、信濃川やすらぎ堤右岸からBP2 - BP・第二駐車場ビル - 新潟伊勢丹の間は各2階部分を通じてペデストリアンデッキで連絡している。

歴史・特徴

ビルボードプレイス

新潟交通が主体となり、同社の男子寮と中部営業所万代車庫の敷地を開発して1996年10月26日、自社運営の複合商業施設「ビルボードプレイス」がオープン[3][4]。20~30代の男女を主なターゲットとし、オープン時に入居した約60のテナントのうち9割が県内初出店という形となった[4]

施設の内外装全体がビルボード、つまり広告の場となっており、400枚以上の大小様々な広告が芸術的に並ぶ。各店舗には一切シャッターを持たないのが特徴で、開放的な空間となっている。こうしたデザインにより、ディスプレイデザイン賞97(日本ディスプレイ協会主催)では、最高賞を受賞した[5]

主なテナントは後述するが、1996年のオープン当初は、ヴァージン・メガストア(2007年にラブラ万代へ移転後、2009年1月20日に店舗ブランドをTSUTAYAに転換し、2010年5月9日閉店)、T-ZONE1999年7月に同区女池上山へ移転[6]後、2001年10月に閉店し新潟県から撤退)、無印良品[7]なども出店していた。また、当初は新潟交通の直営店舗もあった[8]

なお、伊勢丹とペデストリアンデッキで結ばれる第二駐車場ビル(A棟)は1984年(昭和59年)に完成したものである[9]

BP2

BP2は元々は1995年(平成7年)12月、アミューズメント施設「新潟ジョイポリス」として新潟交通が土地・建物を所有しセガ(後のCAセガジョイポリス)が運営する形でオープン[10][11]。ジョイポリスとしては横浜に次いで全国で2番目の開業となった[12]。2階部分が吹き抜けとなる地上3階建の建物で、VR(仮想現実)を多用した11のアトラクションや数百台のゲーム機から成るテーマパーク(娯楽部門)と、飲食店などから成るテナント部門で構成された[10][12]

1995年のオープン当初の1か月で9万人の入場者を記録するなど盛況だったが[11]、客層を10代に絞りすぎていたこともあり[13]、入場者はそれ以降徐々に減少して運営不振に陥った。セガはてこ入れのため1998年(平成10年)4月、カナダのインターナショナル・レジャーシステムズ(ILS)を母体とする外資系法人「マジックシティ」をメインテナントとして入居させ、業務を委託した[13][14]。当初はILSの日本進出1号店[13]として注目を集めたものの、程なくして同社のずさんな運営体制が発覚し、テナント料未払いなど数々もの問題が発生[14]。1999年6月から営業停止状態となっていた[15]。同年12月にはセガが1階部分を利用して仮営業として再開したが[15]、結局、新潟交通と万代開発はアミューズメント施設としての本格再開を断念、セガも撤退することが決定した[16]

ジョイポリス跡はシネマコンプレックスを核とした複合型商業施設「BP2」としてリニューアルすることになり[16]、かつて存在していた「新潟東映劇場」(新潟東映、東映パラス。2001年4月8日閉館)の後継映画館として「T・ジョイ新潟万代(2001年7月14日開館)」など5店を先行オープンの後、10月に衣料品店など16店が入り全面開業した[17]

2003年(平成15年)には、1階エントランス部にFM-NIIGATAのサテライトスタジオが開設された[18]

周辺映画館への影響

T・ジョイ開館に伴い、同市東堀前通六番町にあった「新潟東映・東映パラス」、バスセンタービル3階にあった「万代東宝1・2」は2001年4月8日に閉館した。また万代シネモールビル地下1階の「新潟万代東宝プラザ」も同年6月24日の閉館後、新潟交通がT・ジョイに運営を委託して「T・ジョイ新潟万代ANNEX」と改称したが、2004年4月をもって閉館した。なおT・ジョイANNEXの後継テナントとして、ライブハウス「LIVE SPACE The PLANET NIIGATA」が2011年9月21日にオープンしている。

イベント

2016年4月から「BP 20th Anniversary Year」として、新潟初のキャラクターコラボカフェ「ぐでたまカフェ」をはじめ、多数の20周年イベントを開催。10月には新潟初出店の4店舗を含む計10店舗が新店オープンまたはリニューアルオープンした。また新潟初の国家戦略特区を活用したイベント「BANDAI GRAND MARCHÉ」(万代グランマルシェ)を10月22日、23日に開催。新潟の「地産地消」や「ものづくり」などの質・レベルの高さなどの「新潟の良さ」を発信するイベントとして今後も開催を予定している。

主なテナント

ここでは概説を述べる。店舗一覧は脚注に示した公式ウェブサイトを参照。

BP・第二駐車場ビル

第二駐車場ビル(A棟側)

第二駐車場ビルA棟(右)の1階路面ショップの一部は新潟伊勢丹の店舗となっている[19]

BP Walk(A棟側)

  • 1階[2]
    • ワイン店やパン屋など数件が並ぶ。
  • 2階[2]
    • ファッション・雑貨・アウトドア店などのほか、軽食店がある。

BP(B棟側)

「ビルボードプレイス」が入る第二駐車場ビル(B棟側)
(2007年10月13日撮影)

BP2

交通

万代シテイ第二駐車場入口(2021年9月)

その他については万代シテイ#交通を参照。

脚注

出典

  1. ^ https://www.bandai-bp.com/shop
  2. ^ a b c d e f g h i j フロアマップ”. ビルボードプレイス. 2019年7月22日閲覧。
  3. ^ “新潟交通、万代シティに複合商業施設、ジョイポリス隣接地―96年春にも開業へ。”. 日本経済新聞. (1995年3月28日). p. 22 地方経済面 新潟 
  4. ^ a b “万代シティ・ビルボードプレイス開業―専門店“新潟県内初”が客を魅了”. 日本経済新聞. (1996年10月31日). p. 22 地方経済面 新潟 
  5. ^ “ビルボードプレイス、大賞を受賞 ディスプレイデザイン賞97”. 朝日新聞. (1997年11月28日). p. 朝刊 
  6. ^ “30日オープン、T・ZONE新潟店、女池上山に移転。”. 日本経済新聞. (1999年7月8日). p. 22 地方経済面 新潟 
  7. ^ “万代シテイの複合商業施設、来月26日に開業―60のテナント入居。”. 日本経済新聞. (1996年9月20日). p. 22 地方経済面 新潟 
  8. ^ “ビルボードプレイス、テナント管理に専念―新潟交通、弾力運営へ直営撤退。”. 日本経済新聞. (1999年7月29日). p. 22 地方経済面 新潟 
  9. ^ “新潟交通、第2駐車場ビルを完成。”. 日本経済新聞. (1984年2月28日). p. 22 地方経済面 新潟 
  10. ^ a b “新潟ジョイポリス、11のアトラクション、セガが概要―年60万人入場予想。”. 日本経済新聞. (1995年10月20日). p. 22 地方経済面 新潟 
  11. ^ a b “セガのテーマパーク「新潟ジョイポリス」―メルヘンの要素強調”. 日本経済新聞. (1996年1月24日). p. 25 日経産業新聞 
  12. ^ a b “新潟市万代シテイ、ジョイポリスあす開業―入場者、年60万人目標。”. 日本経済新聞. (1995年12月8日). p. 22 地方経済面 新潟 
  13. ^ a b c “万代シテイ、2施設が改装開業へ、幅広い客層獲得狙う―ビルボードプレイスなど。”. 日本経済新聞. (1998年3月21日). p. 22 地方経済面 新潟 
  14. ^ a b “加マジックシティ、セガ、契約解除を通告、「テナント料未払い」――業績不振理由に。”. 日本経済新聞. (1999年5月19日). p. 22 地方経済面 新潟 
  15. ^ a b “新潟ジョイポリス、きょう営業を再開。”. 日本経済新聞. (1999年12月29日). p. 22 地方経済面 新潟 
  16. ^ a b “新潟ジョイポリス、シネコンを核に変身、複合商業施設へ。”. 日本経済新聞. (2001年1月19日). p. 22 地方経済面 新潟 
  17. ^ “ナイキなど入店、万代シティBP2きょう開業―街並みの雰囲気演出。”. 日本経済新聞. (2001年10月26日). p. 22 地方経済面 新潟 
  18. ^ “FM新潟、万代シテイに新スタジオ”. 読売新聞. (2003年4月2日). p. 31 東京朝刊 
  19. ^ a b 新潟伊勢丹 フロアガイド:1階”. 新潟伊勢丹. 2019年8月5日閲覧。
  20. ^ 第2駐車場 フロアガイド”. 万代シテイ. 2019年7月22日閲覧。

関連項目

外部リンク


BP2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 05:04 UTC 版)

ビルボードプレイス」の記事における「BP2」の解説

BP2は元々は1995年平成7年12月アミューズメント施設新潟ジョイポリス」として新潟交通土地・建物所有しセガ(後のCAセガジョイポリス)が運営する形でオープンジョイポリスとしては横浜次いで全国2番目の開業となった2階部分吹き抜けとなる地上3階建の建物で、VR仮想現実)を多用した11アトラクション数百台のゲーム機から成るテーマパーク娯楽部門)と、飲食店などから成るテナント部門構成された。 1995年オープン当初1か月で9万人入場者を記録するなど盛況だったが、客層10代絞りすぎていたこともあり、入場者はそれ以降徐々に減少して運営不振陥ったセガてこ入れのため1998年平成10年4月カナダのインターナショナル・レジャーシステムズ(ILS)を母体とする外資系法人「マジックシティ」をメインテナントとして入居させ、業務委託した当初ILS日本進出1号店として注目集めたものの、程なくして同社ずさんな運営体制発覚しテナント未払いなど数々もの問題発生1999年6月から営業停止態となっていた。同年12月にはセガ1階部分利用して営業として再開したが、結局新潟交通万代開発アミューズメント施設としての本格再開断念セガ撤退することが決定したジョイポリス跡はシネマコンプレックスとした複合型商業施設「BP2」としてリニューアルすることになり、2000年平成12年)@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}7月14日[要出典]に3階に8スクリーンの「T・ジョイ新潟万代」など5店を先行オープンの後、10月衣料品店など16店が入り全面開業した2003年平成15年)には、1階エントランス部FM-NIIGATAサテライトスタジオ開設された。

※この「BP2」の解説は、「ビルボードプレイス」の解説の一部です。
「BP2」を含む「ビルボードプレイス」の記事については、「ビルボードプレイス」の概要を参照ください。

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