ATC-6型とは? わかりやすく解説

ATC-6型(消滅)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:45 UTC 版)

自動列車制御装置」の記事における「ATC-6型(消滅)」の解説

1972年発生した日暮里駅追突事故契機に、地下線区でない国電線区保安度の高いATC導入することとなり、標準ATCとして開発された。すなわち、ATC-5型ベースしながら現示段数細分化して既設線路条件適合しやすくし、信号現示は0・15254555657590100・110・120となった国鉄形式ではATC-6型と呼ばれATC-5型に対して上位互換性がある。地上装置としてはATC-1E型で、山手線京浜東北線最高速度90km/hだが、コードとしては埼京線同じく120km/hまで割り当てられている。 第一期工事1981年山手線京浜東北線大宮 - 蒲田間)が、第二期工事1984年赤羽線京浜東北線蒲田 - 横浜間)、根岸線使用開始となる。翌1985年赤羽線延長ともいえる通勤新線大宮 - 赤羽区間新規開通赤羽線吸収した形の埼京線全線使用開始となる。また、1986年には埼京線乗り入れることになった山手貨物線一部区間でも使用開始となる。上記のうち山手貨物線根岸線一部区間バックアップATC区間といい、貨物列車などのATC搭載車両入線できるよう地上側にATC-6型とATS併設してあった。ATC搭載車ATS使用するが、ATC搭載車地上信号機視認しながら保安装置としてATC機能そのまま活用するのであるその後山手貨物線埼京線新宿駅 - 池袋駅間)のバックアップATC区間は、2003年5月25日実施され線路切替工事の際ATS-Pに変更した京浜東北・根岸線南浦和駅 - 鶴見駅間)は2003年12月21日に、山手線2006年7月30日に、京浜東北・根岸線残存区間2009年8月14日にD-ATCに切り替えた最後まで使用されていた埼京線池袋駅 - 大宮駅2017年11月4日ATACS切替られた。

※この「ATC-6型(消滅)」の解説は、「自動列車制御装置」の解説の一部です。
「ATC-6型(消滅)」を含む「自動列車制御装置」の記事については、「自動列車制御装置」の概要を参照ください。

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