6500系の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:29 UTC 版)
「名鉄6000系電車」の記事における「6500系の登場」の解説
1984年にモデルチェンジされた6500系と、同様の車体となった6000系との6両編成 ロングシート化改造が行われた6000系車内 6000系はさらなる増備を要求されていたが、1984年(昭和59年)頃になるとモデルチェンジが検討されるようになった。特に、他の鉄道事業者では界磁チョッパ制御による回生ブレーキが広く使用され、安定した実績をあげていたことから、名鉄でも新造車への回生ブレーキ導入が検討されることになった。 こうした環境下で、3880系等の代替と名鉄で7500系以来となる回生ブレーキを使用した車両として6500系が1984年(昭和59年)に登場した。この6500系では正面が非貫通となり、車体構造も一部変更されたほか、窮屈だったクロスシートも寸法を見直して居住性の改善を図った。なお、2両編成は必要数に達していない上、閑散線区では回生ブレーキが有効ではないという理由により、2両編成は車体のみ6500系と同一スタイルとした6000系として増備が継続された。 その一方で、更なる混雑緩和対策として、6000系のロングシート化改造が開始されることになった。6001編成が1985年(昭和60年)12月にロングシート化されたのを皮切りに、1990年(平成2年)3月までに1次車から8次車までの全車両がロングシート化された。また、6500系と6000系9次車以降は客用扉上部をライトグレーに塗装していたが、1985年(昭和60年)11月から1986年(昭和61年)12月までに1次車から8次車までも同様に客用扉上部をライトグレーに塗装した。なお、1987年(昭和62年)7月には平田橋駅近辺での踏切事故によってク6035が大破、翌年3月に車体を新造して復旧した。6000系は1985年(昭和60年)まで増備され、6000系は2両編成・4両編成とも26本となった。
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