650/500
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 04:11 UTC 版)
「イノチェンティ・ミニ」の記事における「650/500」の解説
「ミニドゥエ」("Minidue"、"ミニ 2"の意)の噂は時々上がっていたが、そのほとんどは当時デ・トマソの所有企業であったモト・グッツィ製の650 cc V型2気筒エンジンを搭載することを期待したものであった。このエンジンを搭載した試作車が数台製作されたが、オートバイ用エンジンを自動車に適合するように仕立てる作業の結果は不首尾に終わり、その代替策としてイノチェンティはダイハツ製エンジンを選び出した。1984年11月のトリノ・モーターショーで発表された2気筒、ショートストロークの617 ccエンジンを搭載した"ミニ 650"は、充実装備の"SE"も選択できた。650には左右非対称で銀塗装のフロントグリルが与えられる一方でSEは独自の3分割ホイールハブキャップを備えていた。31 PS (23 kW)とそれほど高出力でもなかったが、この2気筒エンジンは2本のバランスシャフトの恩恵で驚くほど滑らかに回った。650のダッシュボードも特徴あるもので、グローブボックスには蓋がないといったようなスパルタンさであった。車体後部ではテールライトの間にあった反射板が黒い樹脂製部品に替えられていた。 "650"は、550 cc(1990年後期からは660 cc)エンジン搭載の"ミニ 500"により代替された。これらのエンジンは全てシャレードではなく、より小型のダイハツ・クォーレに使用されていたものであった。550 ccエンジン搭載のイノチェンティ・500(L又は豪華装備のLS)は1987年11月に初めて披露されたが、これはダイハツが旧態化した2気筒エンジンの生産を中止したためにエンジンの供給を絶たれた650の後継モデルという位置づけであった。キャブレター付の500は出力31 PS (23 kW)/6,400 rpmを発生し、最高速度は116 km/h (72 mph)に達した。イタリア国外ではフランスでもこの車はかなり居住性に劣るフィアット・126と同じ課税馬力(英語版)3CVの枠に入ることから一定の人気を博した。
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