5部あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 06:04 UTC 版)
1928年にインスマスの町で発生した災害によりウェイト家は全員命を落とし、親戚に預けられ町を離れていた幼少のホーヴァスだけが難を逃れて生き残る。ホーヴァスはブレイン家の養子として育ち、学問を修めて考古学者となる。 1947年、ホーヴァスはシンガポールのバーで、老博士と4人の青年達に話しかけられる。博士はホーヴァスにクトゥルフ神について説明し、考古学的知見からの意見を求める。さらに博士はある場所を探していると言い、古地図を見せてホーヴァスに尋ね、ホーヴァスは現代のポナペであると回答する。博士は一度島を爆破しようとしたが失敗したと語り、今度こそ潰すと言う。ホーヴァスは自分が協力すれば島の場所を特定できると思い、同行を申し出る。 ホーヴァスは旅立ちの前に、祖父から譲り受けた書類を読み直す。ホーヴァスは、博士の探究には祖父にかかわる謎の解答があると理由のわからない確信を抱き、これまでの自分の業績を投げ打ってでもクトゥルフの探究をするという決意が湧く。 博士らの行動は、アメリカ政府に支援されていた。1947年9月、6人はポナペに赴き、アメリカ海軍と合流し、島を特定する。6人と軍人達はボートで島に上陸し、爆発物を仕掛けた正にそのとき、クトゥルフが姿を現す。邪神の姿と敵意にホーヴァスは混乱し、仲間を妨害してクトゥルフの元へ行きたいとすら思ったが、博士に引き戻される。急いで軍艦まで撤退したところで、遠隔爆破がクトゥルフを吹き飛ばすが、クトゥルフは肉片を再結合し復活を果たす。第一作戦は失敗と判断し、第二作戦へと移る。艦は高速で島から離れ、別働の航空機が島に原子爆弾を投下する。ルルイエの島は、核爆弾によって粉砕された。 博士はもう自分にできる限りのことはやったと言う。博士らと別れたホーヴァスは、故郷インスマスに行き、自分の血筋を知る。ウェイトの血がルルイエ行きを誘うのに、行ったら同族から裏切者として殺されることを理解し、ホーヴァスは絶望する。さらに、旧神未満であろう核攻撃ごときでクトゥルフを殺せているわけがないことも確信する。ホーヴァスは新聞記事から、社会復帰したエイベルが「水泳中に消えた」ことを知り、邪神達の報復が始まったことを察する。
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