3大メーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:09 UTC 版)
パイロットコーポレーション 学生向けの「カクノ」から軸に蒔絵を施した最高級品まで幅広く取り揃える。CUSTOMシリーズやノック式のキャップレスが代表的製品。またインクでは、日本の情景をイメージして作られた色彩雫というインクが有名である。ペン先、ペンポイントからボディに至るまですべて自社で一貫生産する。なお、「NAMIKI(ナミキ)」は、パイロットコーポレーションのブランド。元々は海外における同社の商標だったが、現在では国内でも最高級蒔絵万年筆に限り使用されている。一時期、マリオ・ヴァレンティーノとイヴ・サン=ローランのライセンス生産をしていた。 プラチナ萬年筆 - 万年筆通であった梅田晴夫と研究グループが開発した「プラチナ#3776」はロングセラー商品となっている。これに現行ではPRESIDENTラインや出雲シリーズなどが加わっている。インクでは顔料インク(4色展開)や「古典」ブルーブラック、自分で色を調合できるミクサブルインクが有名。現在は、ブルーブラック以外の「古典」インクも生産している。かつてはPLAYBOYやクレージュのOEM生産をしていた。 セーラー万年筆 - 日本初の国産万年筆を製造。 同社の職人である長原宣義により考案された特殊なペン先(長刀研ぎなど)は国内外において評価が高い。現行では「プロフィット」シリーズと、「プロフェッショナルギア」シリーズが代表的製品。 英国王室御用達ブランド「DAKS」 の筆記具を製造する。 万年筆のペン先には「14金」、「18金」が主に使用される中、珍しい「21金」を使用した製品を製造・販売する。その一方で「18金」を使用する自社ブランドの製品は販売されていない。また、「四季織」シリーズという、四季折々の情景を表したインクを発売し、同名の万年筆のシリーズも販売する。地方の文具店と共同でご当地インク(後述)やオリジナル万年筆などを多く販売している。
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