2021年以降:バイデン政権
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「アメリカ合衆国共和党の歴史」の記事における「2021年以降:バイデン政権」の解説
2020年大統領選挙で、2期目を目指したトランプだが民主党候補のジョー・バイデン前副大統領に獲得選挙人306対232で敗れ、共和党は政権を奪われた。また、同選挙では民主党陣営による選挙不正疑惑などもいわれた(詳細「2020年アメリカ合衆国大統領選挙#論争」参照)。 2021年1月6日から上下両院の合同会議が行われ、先の選挙人の投票結果が正式に確定される予定だったが、議会の開始直後、選挙結果を認めないトランプ支持者が暴徒と化して連邦議会に乱入、議会を占拠する事件が発生した。この暴動に対してバイデンは「われわれの民主主義がかつてない攻撃にさらされている」「連邦議会議事堂に突入し、窓ガラスを割り、オフィスと米上院の議場を占拠し、適法に選出された議員の安全を脅かす? これは抗議デモではない、反乱だ」と述べて強い憤りを示した。 この騒ぎで議会が一時中断されたが、州兵が動員されて乱入したトランプ支持者たちが排除された後、6日夜に再開され、7日未明に選挙人投票の結果が承認されて正式にバイデンの当選が決定した。 2021年1月8日、トランプはジョー・バイデン大統領就任式への欠席を表明した。これについてバイデンは「彼は国家の恥だ。来ないのは良いことだ」と述べて欠席を歓迎した。一方、マイク・ペンス副大統領については「(出席してもらえれば)名誉だ」と述べた。前大統領が新大統領の就任式に出席しないのは1869年以来152年ぶりのこととなる。連邦議会襲撃事件をめぐって反乱を扇動したとしてトランプの弾劾条項を含む訴追決議案が議会で進んでいることについては、「弾劾は議会が決めることだ」としつつ、「トランプ大統領は以前からこの職務にふさわしくなかった」と述べた。
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