2006年NBAプレーオフにおける議論とは? わかりやすく解説

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2006年NBAプレーオフにおける議論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:29 UTC 版)

NBAプレーオフ」の記事における「2006年NBAプレーオフにおける議論」の解説

例え2005-06シーズンで、ダラス・マーベリックスサンアントニオ・スパーズウェスタン・カンファレンス属する他のチームより抜き出て良い成績収めウェスタン・カンファレンス全体1、2を争う位置にいたが、両チームとも同じサウスウェスト地区属していたため、第1シードと第4シード準決勝で戦う可能性があった。なぜなら上記あるように、NBAでは地区のチャンピオンチームを地区優勝していないプレーオフ参加チームよりも上位シードするのが慣例となっていた。そのため同地区優勝できなかった方のチーム同地区優勝したチーム次いでウェスタン・カンファレンス全体勝利数2位になっても、他の2地区優勝した2チームのほうが高いシードになってしまい、第4シードになってしまうからである。 結果スパーズサウスウェスト地区優勝し、他の2地区優勝した2チーム合わせた3チームの中で勝利数1位であったため第1シードとなり、マーベリックス地区優勝できなかったため第1から第3シード得られず、さらにウェスタン・カンファンレンス全体勝利数スパーズ次いで2位成績であったため、ウェスタン・カンファレンス全体で3地区のチャンピオンチームを除いたチームの中で勝利数1位となり、第4シードとなってしまった。パシフィック地区のチャンピオンチームフェニックス・サンズは、ウェスタン・カンファンレンス全体3位成績有していたが、第2シードとされ、ノースウェスト地区のチャンピオンチームデンバー・ナゲッツは、ウェスタン・カンファレンス全体で7位タイ成績ありながら第3シードとされた。つまりスパーズマーベリックス両チームが勝ちあがった場合カンファレンス決勝ではなく準決勝対戦することになった。 さらにこのシーズンスパーズマーベリックス両チームと同じウェスタン・カンファレンス属すメンフィス・グリズリーズロサンゼルス・クリッパーズは、各地区の勝者確定しマーベリックスが第4シードとなることが決まった後のレギュラーシーズン終盤対戦があった。グリズリーズクリッパーズ少なくとも第6シード確保しており、どちらのチームが第5シードチームとしてマーベリックスプレーオフ1回戦で対戦するか、また7戦のうち4戦を敵地対戦するかどうか決めるのみであった。第6シードとなるチーム第3シードデンバー・ナゲッツホームで7戦中4戦を行う条件対戦することとなっていた。その上、もし第5シードとなったチーム難敵マーベリックスを何とか破ったとしても、準決勝第1シードスパーズ対戦することはほぼ確実であった。第5シードとなるチームカンファレンス決勝にたどり着くためには、カンファレンス上位の2チームを破る必要がある一方で、第6シードとなったチームはそれら上位2チームのうち1チームとだけ、しかもカンファレンス決勝までは対戦する必要がない状況となった。 このことから、グリズリーズクリッパーズが、第6シードとなるためには負けたほうが良いとも言えるシーズン終盤対戦でどれだけ本気で勝とうとするかについて疑問持たれることとなった結局クリッパーズグリズリーズ敗れたが、クリッパーズがわざと負けたという証拠はなかった。プレーオフ第1ラウンドで、有利とされた第6シードロサンゼルス・クリッパーズデンバー・ナゲッツを5戦で破る一方で、第5シードメンフィス・グリズリーズ優勢なダラス・マーベリックスに4連敗敗れた。 ※()内はウェスタン・カンファレンス全体での順位サクラメント・キングスデンバー・ナゲッツは同じ勝利数で7位タイファースト・ラウンド カンファレンス準決勝 カンファレンス決勝 1 サンアントニオ・スパーズ(WC1位) 4 8 サクラメント・キングス(WC7位) 2 1 スパーズ(WC1位) 3 4 マーベリックス(WC2位) 4 5 メンフィス・グリズリーズ(WC4位) 0 4 ダラス・マーベリックス(WC2位) 4 4 マーベリックス(WC2位) 4 2 サンズ(WC3位) 2 3 デンバー・ナゲッツ(WC7位) 1 6 ロサンゼルス・クリッパーズ(WC5位) 4 6 クリッパーズ(WC5位) 3 2 サンズ(WC3位) 4 7 ロサンゼルス・レイカーズ(WC6位) 3 2 フェニックス・サンズ(WC3位) 4 この結果、「スパーズマーベリックスカンファレンス2つのベストチームであるのに、カンファレンス決勝ではなく準決勝対戦しなければならないことがアンフェアである」と多く評論家ファン考えることとなった。これは、ベストチーム同士対戦がなるべくプレーオフの後のラウンド対戦すべきことに反するからのみならずプレーオフ参加する他のチーム組み合わせ恵まれれば、カンファレンス決勝までマーベリックススパーズトップ2チーム双方決勝まで対戦しなくて済むことができ、楽な時期与えているということからであったこのような事態見てNBAは、2006年8月3日に、改正されプレーオフシード決定システム発表した新ルールでは、3つの地区勝者3つの地区勝者以外で最も勝利したチーム含めた4チームで、勝利数にしたがって第1から第4シードまで割り振るシステムである。これにより3つの地区勝者以外で最も勝利したチームも第2、第3シードを狙うことができる。残り出場4チーム同様に、第1から第4シードまでのチーム除いた中でシーズン成績上位チームから、第5から第8シードまで割り振られた。チーム間で勝率同率場合タイブレーク基準定められており、(1)から順に適用される(-)勝率差があればタイブレーク不要(1)ディビジョン優勝チーム優越 (2)直接対決勝敗 (3)カンファレンス勝率 (4)カンファレンス内のプレーオフ進出チーム対す勝率 (5)カンファレンス内のプレーオフ進出チーム対す勝率 (6)すべての試合の総得点

※この「2006年NBAプレーオフにおける議論」の解説は、「NBAプレーオフ」の解説の一部です。
「2006年NBAプレーオフにおける議論」を含む「NBAプレーオフ」の記事については、「NBAプレーオフ」の概要を参照ください。

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